2011/01/02

謹賀新年2011

あけましておめでとうございます。

松枝佳紀です。

2010年中に書かねばならなかったブログ記事なども沢山あるのですが、今はまず2010年総括および2011年の抱負などを書いておこうと思います。

2010年は大転換の年でした。

●演劇と劇団について

新国立劇場公演を終えた後から、劇団を中心としたやり方に苛立ちを持っていました。

その苛立ちがピークに達したのは2009年11月の番外公演においてです。「僕のやりたいこと」と「劇団のやれること」に、どんどん違いができてしまっていることに気付いたのです。

たとえば、2008年の8月の新国立劇場でやった「ルドンの黙示」を、僕は、僕の作品の最高峰と思っているのですが、あれを実現するためには、あの規模の予算、美術、スタッフ、劇場規模が必要で、それを実行するには劇団というのはなんとも心もとないものにすぎなく、実際、外部の魅力もあり集客力もある役者の参加に頼らざるをえませんでした。

なので「ルドンの黙示」以降の公演では、劇団員だけで、しかもアイドル劇団化しない方向で、「ルドンの黙示」的な大きなテーマを持った芝居をやることを目標として、がんばって活動してきました。しかし結論から言うと、これがなかなか難しかったというのが正直なところです。

劇団の主宰としては、所属する役者たちの集客力を伸ばすための努力もしてきたつもりです。

やり方が正しいかどうか分からないけど、僕としては映像に片足を突っ込んでいるので、そういう映像分野での露出を増やすことが、集客力のある役者を育てるためには急務と考えました。私費でマネージャーを雇い、劇団員の映画やテレビに対する営業を数か月しました。最初は難しくても、じきに効果は出てくるはず。そう思ったのですが、実際は金が出て行くばかりで、なかなか仕事の獲得に結び付かなかった。

結果、僕の資金が底をつき、マネージャーを雇うのは辞めました。

いわゆる役者を育てる方向としては、メソッド的なことを教えて演技力を増強する…と言うような方向もあるのでしょうが、演技力増強と、演者としての魅力を増すことは違うことだと思っています。いかに演技力がアップしたとしても、売れる役者、人を呼べる役者になれるわけじゃありません。

満島ひかりちゃんをみても分かりますが、役者の魅力とは、演技とかそういう技巧や技術の問題ではなく、その人の人間の奥底から湧き出でてくる三千年の汚水みたいなもので、それはいわゆる演技レッスン的な、明るく健全なことで鍛えられるものではないと考えています。

「4人の現役映画監督による実践的ワークショップ」を運営しているとわかるのですが、役者は自分の演技がどうかを知りたがるが、監督は一様にして役者には演技力ではなく魅力をもとめます。魅力ある役者と組むことは、芸術と経済を両立させる可能性があるからです。しかし、常に困るのは演技力を育てるやり方は多々あり指導することが可能なのですが、魅力を育てるやり方については定まった方法論が無いと言うことです。「よりよく生きよノタウチマワレ血反吐を吐け」と言うことしかできません。

そういう役者指導、劇団員管理、劇団運営に長いこと腐心し、そして限界と苛立ちを感じていました。 

脚本家・演出家としてはしたいことがあり、そして、それは満島ひかりクラスの役者と組むことですぐにも実現可能なことであり、しかし役者の成長を優先にする劇団の主宰としては、自分勝手なことをすることは許されず、自分のしたいこととは別のことをしなければならない。役者の成長を第一義においた公演を打たなければならない。その矛盾が僕をだいぶ苦しめました。

結果、僕の気持ちは、劇団公演ではなくて、プロジェクト文学を立ち上げる方向に向きました。

広田淳一、吉田小夏、谷賢一という才能と公演を打つことに非常な魅力を感じたのです。

人間、欲望がなければ報酬無き行動は続きません。僕は自分の欲望に素直になり、プロジェクト文学を自分の主に置き、2010年の劇団本公演は打たないことを決定しました。

プロジェクト文学は予想以上の好評を得、無事終了しました。主宰の4名は戦友と呼べる信頼の絆を得ました。4名それぞれに忙しいので、時間を調整するのは難しいですが、2011年、2012年とプロジェクト文学は続けていけたらなと思っています。

プロジェクト文学を実行している時の僕の欲望と快感が何であったかと言うと、それは脚本や演出の欲望や快楽とは別の、自分の仕掛けが人を驚かせ喜ばせることの喜びというか、おそらくそれはプロデューサーとしての欲望や快楽であったのだと思います。

一方で、劇団運営については答えが出たわけではありません。悩んでいました。正直にそのことを劇団員に話しました。僕は自分のしたいことだけをしたい。昨年父が死に、次は僕の番で、だから急がないといけない。僕のしたいことをしたい。しなければいけないことをしたい。そしてそのしたいことをする時に、劇団は、申し訳ないけどオモシになる可能性がある。そんな自分勝手なことを話しました。皆は話をよく聞いてくれて、その場でどうするかは答えは出さずに、皆がそれぞれどうするべきか、各自持って帰り、じっくり考えることになりました。

2010年のクリスマスを過ぎたあたりにどうするかそれぞれの答えが出ました。

劇団アロッタファジャイナは、松枝佳紀、ナカヤマミチコ、青木ナナの三人で続けて行くことになりました。峯尾晶についてはフリーになりました。安川については、すでに劇団を離れ、別の事務所で活躍をしています。

それぞれ立場は変われど、「やりたいことをやりたいようにやる」というクリエイティブの原点に戻りたいと思っています。まだ具体的に何をするかは決まっていませんが、余命がわずかであると想定したときに、回り道をしている暇はありません。やりたいことをやらないといけない。長い目でみていただき、応援していただけると嬉しいです。

●映画、シナリオライターについて

2010年の映画、僕のベスト1は「ノルウェイの森」です。そして次に来るのが「悪人」。僕は、2008年の春から夏にかけて、「悪人」の企画開発に関わり、その映画化の方向性を探り、プロットを書くと言う仕事をしていました。しかし、その年は、新国立劇場でやる「ルドンの黙示」に賭けたいと言う気持ちが強く、貴様何様という感じですが、途中で、降りさせてもらったという経緯があります。その代わり、「ルドンの黙示」には死ぬ気で関わり、僕自身の作演出作品としてベストの物にしあげることができたという気持ちがあります。とは言うモノの、大きな魚を逃したなと言う気持ちもあります。特に、「ルドンの黙示」で主役を張ってくれた満島ひかりが、映画「悪人」にも重要な役で出演しているのを見ると、ずるい、という気持ちになります(笑)。

演劇は好きですが、僕の中には、映画と言う浸透力の大きなメディアを使って作品を発表していきたいと言う気持ちが強くあり、また収入的にも映像は非常に魅力的です。

「悪人」を降りて以降、角川映画で西竹一陸軍大佐の生涯を描いた「硫黄島に死す」の映画化に関わり、これは第三稿まで書いたのですが、角川の政変で企画がぽしゃり消えました(気にいっている脚本なのでどこかで映画化できないものかと考えています)。その後、いまヒットしている「武士の家計簿」にも関わったのですが、脚本まではいかず、脚本協力というところで僕の仕事は終わりました。父の死という僕の個人的体験を元に書いたオリジナル脚本「夏休みなんかいらない」を金子監督と共に書き上げたのですが、これも映画化のめどが現状はまだついていません。他にも企画開発段階でつぶれた魅力的な多くの企画に関わってきました。

そんな中、何か自分の一人の手になる作品を早く世に問いたい。そのことを金子監督に相談したときに、金子監督に言われたのは、劇団活動を縮小し、シナリオライターとして本当にやりたいことに集中しろと言うことでした。そのアドバイスもあり、2010年は劇団活動を控えたと言うのもあります。

現在、金子監督と開発している某作品については、アドバイスをくれた金子監督の指導もあり、うまくいく公算が高いです。もちろん一筋縄ではいかないこの業界のことですからどうなるかわかりませんけれども、いま第一稿を書いておりなかなか面白いものができるのではないかと、僕次第なんですが(^^;、頑張っているところです。

そのほかにも、幸運な出会いがいくつかあり、仕掛かり品が何本かあります。

プロジェクト文学「太宰治」をきっかけに知り合いになった映画「人間失格」の監督でもある荒戸源次郎監督には大変お世話になっています。時代劇の脚本を書かせてもらいました。いわゆる剣豪物なのですが、かなり史実を調査し、そのうえで作り上げた脚本です。最近の時代劇にはないハードボイルドな毒のある内容の映画になりそうです。

また、他に知り合った監督方とたくらんでいる作品がゾロリとあります。

さらに、2010年は、シナリオライターとしても、もうすこしプロっぽくやろうと言うことで、事務所にも所属しました。DIPREXという事務所です。僕の大好きな海外TVドラマ「SUPERNATURAL」のジャパニメーション作品のなかの途中の1話を書かせてもらいました。また、DIPREXのキム社長は営業力も企画力もある人で信頼をしています。僕がなかなか近付けない仕事を持ってきてくれそうで、非常に期待をしています。

そういうことで、2011年は、2010年よりも、かなり忙し楽しい年になりそうです。

●それから…

勉強をしています。沢山の本を読み、沢山の映画や芝居を観、沢山の音楽を聞こうと思っています。インプットした分は必ずアウトプットをしようと思います。できるだけ、読書の感想、観劇の感想などはブログなどで文字にしておこうと思います。「ああ、面白かった」では、経験は血肉になりません。言葉にし、意識にし、体系化し、間違えて、指摘され、非難され、喧嘩して、そして何かを掴まなければ、経験は自分の使える道具にはなりません。

そう言う意味では2010年は沢山の悔いが残っています。読みたかった本を全部読めなかった。観たい映画、見たい芝居を全部観ることができなかった。書きたい作品を全部書くことができなかった。

2011年の目標は、より悔いのない1年に近づけるということです。欲望が大きければ悔いが大きいのも分かってます。分かってますが、それでもできるだけ、欲望をさらに大きくもちながら、やるべきことを、より効率的に、2010年よりも多く、果たしていきたいと思っています。

そんなわけで、2011年も、松枝佳紀、アロッタファジャイナをよろしくお願いしますm(_ _)m


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2010/12/14

金子修介監督作品「ばかもの」

映画でも演劇でも絵画でも音楽でも、良い作品は、普遍的であるとともに、その時代の心臓を鷲掴みにしていると公言してはばからない僕なのだけれども、今週末、その見本のような作品が公開される。

絲山秋子原作、金子修介監督最新作「ばかもの」

である。

もちろん、これをここで紹介するのは、金子監督と僕の関係性があったればこそなのだが、それ以上に、冒頭に述べたように、この作品「ばかもの」は現代の病巣の一側面をがっちり捉えている作品であると思うからである。

太宰治の「人間失格」も決して古びない普遍性を持っているが、とは言うモノの、物語の中で起こる事象は確実に時代の影響を受けており、だからこそ生命を持つ作品となっているのだが、しかし、これを現代に持ってくるにおいては「翻訳」作業が必要となる。

いわゆるその翻訳をやったのがこの絲山秋子さん原作の「ばかもの」なのではないかと思っている。

人間失格は人間失格で時代の美しさと言うモノがある。それは作品の一つの魅力で、だからこそ、荒戸源次郎監督の「人間失格」は、時代にこだわった。決して現代への翻訳を試みなかった。しかし、それは大衆の拒絶にもつながる。時代言語を操ることのできるものだけが、スクリーンの向こうに足を踏み入れることができる。もちろん、その超然たる意志。それこそが荒戸源次郎監督のカッコよさにつながるわけだけれども。

で、「ばかもの」、ここに描かれるのは今の若者である。

だからこそ、金子監督は、成宮くんにオープニング、ある歌謡曲をうたわせている。

その位置こそが、この映画のスタートである(そう言う意味では今というよりも、ちょっと昔、いまの30代が若者の頃)。

また、時代の影響を最も受けるのは女性である。

女性の描き方が非常に今である。

ああ、と思う。

深刻ぶってしまう「人間失格」的な世界を、金子修介監督のポップな腕が現代に仕上げるとこうなる。

「ばかもの」予告編

また、金子監督と歴ドル小日向えりちゃんとの直前USTムービーも観ることができる。

12月18日から有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国ロードショー。

金子修介監督作品「ばかもの」

観るべき作品である。

映画「ばかもの」公式サイト

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2009/11/06

いろいろがんばるおやじ

稽古は稽古で進んでいます。

今回、僕が演出するのは2つ。

僕脚本の「11月戦争とその後の6ヶ月」

高校2年生の金子鈴幸くん脚本の「王国」

「王国」については、僕の脚本修正は終り上演台本は完本。

あとは役者にセリフを覚えていただき、演出をガシガシつけるだけ。

昨日、半立ち稽古しました。

が、役者のせりふ覚えが悪く、まあセリフを入れてもらうのが第一かなと。

「11月戦争・・・」については台本が、いまのところ「11月戦争とその後の2ヶ月」程度なので、あと4カ月早く進めと(笑)

いや、笑えないから、なんかいつもこうだなあ・・・頑張らないと。

「11月・・・」については役者のセリフ覚えが早い。

日常会話に近いからというのもあるだろうけど、本を渡したそばから覚えて台本を置いて芝居をするので、これびっくりですよ。書けども書けども追いつかれる感覚は初めて。あせるよ(^^;

なので、昨日、覚えにくいセリフを渡してやりました。ふふふ。

これで、役者たちはしばらく足止めを食らうに違いありません。

そのすきに・・・

今日中にあと3ヶ月進めて、「11月戦争とその後の5ヶ月」ぐらいにはいきたい。

と、言っている間に、うちの役者たちはオーディションやら出演やらで忙しくしています。

乃木太郎は、朝、鴻上尚史監督「恋愛戯曲」に出演。加藤沙織やら中島くん新生さんやらも一緒。新生さんが役者で出演しています。場所は八景島。先ほど終了の電話がありました。乃木ちゃんはこれから東京にもどって東宝スタジオで**組「*****3」のオーディションです。いそがしいね。

峯尾晶も朝から東宝スタジオで**組オーディション。昼過ぎは、もどってきたタロウと、それから新平くんが**組オーディション。**組はみんな面白い役柄。うかるといいなあ。

皆に素晴らしい未来がありますように。

金子監督からの電話で、先日書いたプロットを褒めてもらう。素直にうれしい。だが、修正を日曜まで。がんばらないと。舞台の台本もあるし稽古もあるし、寝てられない。ああ文化庁・・・

****さんからメール。また観に来ていただける。もう、うちの常連じゃないですか(^^;「今日も、ふつう。」からだから「ジャンヌ」「オボカゾ」とお忙しいのに4本連続で観に来てくれている。うむむ。うれしいな。しかし楽聖も締め切りでヒーヒー言っているらしい(^^;いっしょや~ そんなんでよろこぶな~~だれとはなしてるんや~おれや~おれじしんや~

なんかいろいろがんばるぞ。みていろオヤジ(笑)
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アロッタファジャイナ番外公演2009年冬
「11月戦争とその後の6ヶ月」
Omote2
■公演詳細については過去記事かCoRichをどうぞ。
(過去記事は)
(PCからコリッチは)
(携帯からコリッチは)
■チケットは次のフォームからどうぞ。(このフォームからチケットを購入された方は、もれなく当日、禁断のプチデジタル写真集(松枝盤)をプレゼントします)

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2009/09/01

金子修介監督作品「ばかもの」ゼロ号試写

昨日は、金子修介監督の新作「ばかもの」(成宮寛貴くんと内田有紀さんがダブル主演)のゼロ号試写があり、イマジカの試写室まで出かけてきました。

前回のゼロ号試写は仕事でいけなかったのでこれがチャンスと思い、嵐が心配でしたが行ってきました。

試写中は雨すごかったらしいけど、行きと帰りとそんなんでもなく運が良かった。まぁ、嵐でめちゃくちゃになるの嫌いじゃないんだけどね。

で、試写。

関係者じゃないんだけど最近つるんでる斉藤新平をつれていった。斉藤新平は22歳なのにいろいろ意見を持っていて面白い。出渕裕さんにも感心されていた。最近、面白いんでいろいろ連れまわっている。

嵐だから試写会場にはたいして人がいないかと思ったけど、かなりの人。

また憧れの白石美帆さんがいたが当然遠くから見ているだけ。

まじきれいな人だから。言っちゃなんだけど、実物のほうが雑誌やテレビなんかでみるのより30倍ぐらい美しい(当社比)。あと内田さんもいらしていたようだ。

「溺れる家族」に出ていただいた野口雅弘さんとも偶然会う。

「ルドンの黙示」の音楽を作ってくれたMOKUさんにも会う。今回、「ばかもの」の素晴らしい音楽はMOKUさんが作曲なのだ。

湯布院帰りの金子監督も。

で、定刻通り試写が始まる。

ぼくは前も書いたと思うけどラッシュはみている。

音楽が付いていないやつね。

音楽付いていないものでも良かったので、音楽が付いたらどうなるかが興味の中心。

で。

見た。

結果。

やばい。

泣いた。

素晴らしいMOKUさんの音楽で感情が押し上げられて地上に戻ってこれなくなった。

湯布院で「ばかもの」を先に見ていた満島ひかりちゃんからも、これまでの金子作品とはずいぶんテイストの違う面白い作品となっているとメールがあったが、まさに、これまでの作品とはずいぶん違う。かなり冒険している。でもちゃんと面白い。金子監督が巨匠だなと思う所以だね。斉藤新平も刺激を受けたみたいだった。

で、この映画、食べ物がうまそうに映っている。

というわけで胃も刺激された僕と新平はふたりで、イマジカ近くの中華料理屋へ。

ここが、中国の人がやっている店なんだけど、安くて本当にうまい。

店もできたばかりできれいだった。

イマジカに行く人、もしよかったら寄ってみてください。

イマジカから、通りに向かってまっすぐ行って途中の道の左っカワにぽつりとある中華料理屋です。僕としたことが名前を控えてくるのを忘れた。

で、斉藤新平と「ばかもの」の感想などを話し合っていると、イマジカでの打ち合わせを終わった金子監督から電話。一緒に渋谷に行き飯を食わないかという話。もう食事はしてしまっていたが金子監督と映画の話をしたかったので、いそぎ会計を済ませるとイマジカまでとんぼ返り、制作車で渋谷まで送ってもらいトンカツ屋に入ると映画の話で盛り上がった。金子監督としても、自信作になったようだ。公開は来年だけど、みなさんぜひ見に行ってほしい。

アロッタからは、安川結花、ナカヤマミチコ、藤澤よしはる、新津勇樹、乃木太郎、井川千尋が出演。また、これまでにうちの劇団に出てくれた渡来敏之くん、植木紀世彦くん、野口雅弘さんも出ている。

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2009/05/27

金子修介監督最新作

正式に発表になりました。

金子修介監督の最新撮影作「ばかもの」

鋭意撮影中です。

主演は成宮寛貴くん。

http://ameblo.jp/h-narimiya/page-2.html

にしても彼のブログコメントの量が半端ないね。

温かいコメントが多い。

ちなみに

「ばかもの」

うちの劇団から

安川結花

ナカヤマミチコ

藤澤よしはる

新津勇樹

乃木太郎

井川千尋

が出演しています。

他にも金子組の常連がずらりといます。

台本をかなり前から読ませていただいていたのですが

これまでの金子作品にないテイスト。

成宮くんにとっても内田有紀さんにとっても金子監督にとっても「新しい」作品。

すごく出来上がりが楽しみです。

ちなみに、うちの劇団の7月公演の情報もまもなく解禁です。

5/29金曜日には発表します。

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2009/04/28

「POWER RIDER」第2話と成田組などなど

舞台「偽伝、ジャンヌ・ダルク」が終わり

それぞれの時間を生き始めている。

劇団員の井川千尋峯尾晶

木田友和率いるナグラチームの旗揚げ公演に参加。

そのための稽古に日々いそしんでいる。

ナグラチーム「魂℃OUT~ソウルドアウト~」

ナカヤマミチコは金子組の次回作にキャスティングされた。

安川結花は伝説的名作「1999年の夏休み」(金子修介監督)のプロデューサーである成田さんが監督をする耽美的な芸術映画に準主役として参加、すでに撮影も始まっている。

安川結花は、なんと少年役である。

舞台「1999.9年の夏休み」の時も少年だった。

最近伸ばし続けていた髪もバッサリと切った。

髪を切ったのは劇団員の峯尾晶である。

ちなみに成田さんのこの作品には、

劇団員の乃木太郎峯尾晶、斉藤新平も参加の予定である。

僕、松枝佳紀も、いくつかの映画、舞台と目白押しで

締切締切と、ひーこら言っている。

5月2日夜にはダルカラードポップ「ショート7」のアフタートークにも出る。

そんな中、

明日、というか今日、

サイエンスチャンネルで

劇団員の乃木太郎が主演、

安川結花がヒロイン、

斉藤新平が敵役(笑)

と言う、総アロッタ色の連続ドラマ、第2話が放送される。

題して

POWER RIDER

ネットでも視聴することができる。

(次のページにジャンプ→ここをクリック

パワー・ライダーなんてタイトルを聞くと

仮面ライダーのパクリかと思うかもしれない。

当然、念頭にはあるのだろうが

たんにパロディーに終わらない面白さである。

お時間ある人は見てみてほしい。

1話14分と食べごろサイズだ。

サイエンスチャンネルであり

文部科学省が後援である。

老老介護時代の到来をにらみ

開発される人体装着型コンピューターあるいはロボット

これを悪用しようとする者たちと

その技術を守ろうとする者たちのドラマである。

芝居でおなじみの

乃木太郎安川結花、斉藤新平の映像での芝居が楽しめる。

シャア・アズナブルの声をやっている池田秀一さんも共演だ。

それだけでなく

さすがに文部科学省が後援。

話の内容も、ためになる。

ぜひ、見てほしい。

以下は、成田組に参加している安川結花

●髪を切る日ドキュメント

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●撮影初日ドキュメント

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Yuka17 

Naritasan01

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2009/04/17

蜷川幸雄演出「ムサシ」

行きたかったが自分のところの公演にかまけているうちにチケットを取り忘れ、どうしたもんかとなっているところに、金子修介監督から電話。「あの・・・「ムサシ」行かない?」行く行く行きます。行きますとも。ということで、急遽、「ムサシ」をベストポジションで観ることに。

いやあ、素晴らしい。

やっぱり蜷川幸雄さん井上ひさしさんは素晴らしい。

シンプルイズベストは・・・<以降、ネタばれ注意>

続きを読む "蜷川幸雄演出「ムサシ」"

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2009/04/13

美しき狂気

この絵を見てください。

Hundred_years_war

百年戦争と言われる時期のフランスです。

僕らがいまやっている舞台

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」の頃は

1429年あたりですが

1429

この図を見ると

1429年のフランスの絶望的状況が直観的に把握できると思います。

灰色部分がイングランドの支配下、濃い灰色がイングランドと同盟を結んでいるブルゴーニュ侯の所領です。

暗雲立ち込め、もはやオルレアンが奪われれば、フランスは終わるという状況にあったことがお分かりでしょう。

こういう時代に、現れたのがジャンヌ・ダルクなのです。

そして、

1429-1431年

ジャンヌ・ダルクの活躍を示すのが次の図です。

1431

もはやこの図を僕は涙なしでは見れません。

異常でしょう?

フランスの黄色がニューっと右上の赤い点

ランスまで伸びています。

これが、ジャンヌ・ダルクの「意志」なのです。

オルレアンの勝利後

フランス国王軍の将軍たちの多くが

勢いに乗じてイングランドの本拠地であるノルマンディーを攻めようとしていた時に、ひとりジャンヌ・ダルクが強硬にそれに反対し、ランス行きを主張した結果、このランスまでの黄色いニューっとした触手が伸びたのです。

おかしいでしょ。

このニューっと伸びた黄色い触手。

不自然です。

強引です。

どんだけランスに行きたかったのか。

なんの条件もそろってないのにただひたすらに恋するように苛烈に激しく狂おしくランスを目指したのです。

僕はそのジャンヌ・ダルクの思いと行動に、本当の奇蹟を見ます。

僕は、このジャンヌ・ダルクの苛烈さと狂気を舞台で表現したいと思いました。

できていますでしょうか?

金子監督には安川結花はジャンヌ・ダルクそのものだねと言っていただきました。

多くの皆様にもそう思っていただけると嬉しいです。

さて、

ついに昨日で怒涛の1日3回公演も終わり

あと残すところ2日。

チーム・ホワイト、チーム・ブルー

各2公演を残すのみとなってしまいました。

ようやく来ました。

そして、賛否両論ありながらも

完成度を高めてまいりました。

ぜひとも、見に来てください。

僕らの戦いを見ていただきたいです。

苛烈で狂おしくランスを目指す僕らの戦いを。

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」

お時間あればぜひ池袋まで足をお運びください!!

一緒に戦いましょう。

池袋シアターグリーンでやっています。
(以下の時間は開演時間です。ブルー、ホワイトはキャストの違いです。内容に違いはありませんが、印象はかなり違うように思います。)

4/13
16:00ブルー
19:00ホワイト

4/14
16:00ホワイト
19:00ブルー

それからご観劇後はよろしければアンケートにご意見ご感想をご記入ください。コリッチへの書き込みなどもよろしくお願いします。では池袋で会いましょう!

CoRichへの書き込みは次をクリック。
(PCから)http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=9146
(携帯から)http://www.corich.jp/m/s/stage_detail.php?stage_main_id=9146

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「偽伝、ジャンヌ・ダルク」

2009年4月7日~4月14日

池袋シアターグリーン・BASEシアター

詳細情報はこちら
 ↓
http://www.alotf.com/
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=9146

学生特割はじめました。
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◎学生特割(受付で学生証提示)
前売1,000円
(現役中学生・高校生に限ります)

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2009/01/28

那須監督誕生会

那須さんの誕生会を真知子さん家でしてきました。那須さんが生きていれば57歳。亡くなられたから那須さんは53歳のままのはずなのですが、なぜか誕生会。命日に冥福を祈るというのよりも何か誕生会を祝いたかったし、そのほうが那須さんらしい気がしたので無理を言って真知子さんに開いてもらいました。しかし那須さんが生きていたら「せっかく歳とらねぇ体になったのに、余計なことするんじゃねぇよ、なーんてな(笑)」とか笑いながら言いそうです。ま、命日に偲ぶ会なんてやったら大々的になりすぎでしょうから逆に良かったのかもしれません。那須さんの誕生日を祝おうというプライベートな仲間があつまりました。大学時代のご友人たちのお時間の都合のつく何人かと金子監督と。真知子さんを入れて総勢9名。みんな博識でおもしろすぎる。僕は那須さんに「ダークナイト」のDVDをプレゼントしました。でも那須さんはたぶん霊界で初日に見ているだろうから「んなもん、初日にみちゃったよ」と言いそうだけど、まぁいいや、自己満足なんで。もし那須さんが生きていたら、絶対「ダークナイト」は一緒に見に行ってたと思うから。那須さんといつまでも映画を作っていたかったし見に行きたかった僕の自己満足なんで、と思って、遺影にささげてきました。僕の名刺には、那須さんと立ち上げるはずだった那須フィイルムズのロゴが印刷されていて、渡した人に「なにこれ」とよく聞かれるんだけど、あれも僕の自己満足です。那須さんが亡くなる寸前、ガンとわかる前に、立ち上げるはずの映画会社でした。ある投資家がかなりの額のお金を投資してくれて那須さんはそこでがんがん映画を作る予定でした。いまとなっては本当にそんなことあったのかなと夢かと思うようなことですが、事務所となる場所を探すために赤坂近辺を不動産屋さんに紹介されてたくさんビルを回ったな。で、その時、たくさん作品を作ろうねと話した那須監督との思いをいつも持っていたい。そういう思いで、名刺には「NasuFilms」のロゴを入れています。デザインはナカヤマミチコがやってくれました。フイルムが無限マークのようになっていて、あれは永遠に映画を作っていくことの誓いでした。。。ってなんか俺ウェット?気持ち悪い?まあいいや。昨日1月27日は、僕の原点をあらためて確認した大事な1日でした。那須真知子さんの料理はほんとうにおいしいし、昨日は真知子さんの弟で、乃木太郎のお父さんも料理の腕を披露してくれました。お酒もひさしぶりに飲み過ぎた感がありましたが、那須さんが生きていたら「何言ってんだよ、これからだよ(笑)」と飲みにつれて行かれ朝までコースになり朝始発が動き出すと「ナベカツ、いまから温泉に行こうぜ」「えー、今からですか?もう僕無理ですよ」なんて話してたでしょうけど。

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2009/01/25

希望の象徴としての鉄人28号

某日。前夜から徹夜。慣れない雑誌の文章(しかもオシャレ系の雑誌(笑))を書いて提出。そのまま雑誌の写真部分の撮影現場に行くはずだったのだが、不眠状態で行くと、夜の観劇に差し障るので、撮影現場には行かないことに。電話して了承を得る。でバタンキュー。4時間睡眠。目を覚ます。準備をし、天王洲アイルへ。金子監督から舞台「鉄人28号」にお誘いいただいたのである。「鉄人28号」と言えば、押井守監督の初(?)演劇作品。押井さんが演劇をやるというのも興味深いし、鉄人28号というのも興味深い。押井守と言えば、世界の押井だが、僕にとっては何といってもアニメ「ビューティフルドリーマー」の押井守だ。そしていつも僕がお世話になっている金子監督の大学時代の映研の先輩でもある。よく言われていることだが、金子監督が大学生になって入った映研は部長の押井さんともう一人がいて、金子さんが入って三人の映画研究会になった。すごいよね。日本映画界の巨匠が2/3を占めるていた映画研究会というのも。とまあ、そういうキラキラとした関係の近くに行ける光栄な機会を得たわけだ。ちょっと早めに天王洲アイルにつき銀河劇場へ。すでに金子さんは来ていた。時間があったので金子監督とベンチで話をしていると、「どうも」と通りかかったのは、なんと樋口真嗣監督。樋口真嗣さんと言えば、金子監督のガメラ三部作の特撮監督であり、その後「日本沈没」「隠し砦の三悪人」など大作をてがける大監督。樋口さんとも、ベンチに座ってお話をする機会を得た。と、それだけではなく、「どうも」とまた一人。出渕裕さん。出渕裕さんと言えば、「ザブングル」「ダンバイン」「マクロス」「パトレイバー」のメカデザインを手がけるアニメーターで、中学校時代マンガアニメ部に所属しアニメージュ、アニメディアを愛読していた僕からすると、もう彼は「ネ申」なのである。ていうか、12月公演三坂知絵子さんの友人として僕の作品を見に来てくれたのだが(しかも「面白かった」と褒めていただいた)、もうそれだけでぶっとびなのに、今日また偶然会ってしまった。で、その出渕裕さんもベンチに座って話し出す。客観的にみるとすごい絵柄。僕を除けば、金子修介監督、樋口真嗣監督、出渕裕さんという重鎮の中の重鎮が大集合。もはやゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃ですらある。記念に写真を撮りたいというまったくのファン根性丸出し状態になったのだが、おそれおおくて口にできず、写真はない。残念。面白いのは、金子修介監督、樋口真嗣監督、出渕裕さんが揃うと、オタク少年たちの会話になること。メカ談義のようなことになっていた。そこに「おお」と現れたのは三坂知絵子さん。ぬお、いろいろな人が大集合。で、そのまま劇場に。と会場入り口で出会ったのは映画「デスノート」の音楽を手掛けた川井憲次さん。なんと舞台「鉄人28号」の音楽は川井憲次さんが手がけていた。これが戦慄のすごさで、この舞台の底を何倍にも押し上げていた。舞台「鉄人28号」自体は、子供向けすぎるとか、いろいろと残念なところもたくさんありつつ、しかし、鉄人が動くクライマックスシーンは、なんだろう、前後のストーリーと関係なく、号泣しそうになった。あれは希望の象徴なんだね。それに川井憲次さんのすごい音楽が重なってなかなか興味深かった。楽屋挨拶に行ったときに、川井さんと少しだけ話したのだが、あの音楽、CDとかになったら絶対買うのに、いまのところその予定はないということだった。そういう売り出されない音楽はどこにいっちゃうんだろうね。楽屋には残念ながら押井さんはいなかった。と声をかける者。おお、そこにいたのは元SoundCubeのヨシモトシンヤさん。うちの「偽伝、樋口一葉」の音響をやってくれた人で、「鉄人28号」では音響オペレーターをやられているようでした。この「鉄人28号」の搬入をしているときに運転している車で聞いたラジオが、山下達郎さんの「サンデーソングブック」で、そこで僕らの劇団アロッタファジャイナの名前が言われていたのを偶然聞いて驚いたとか。などなどたくさんの出会いがありテンションの上がった夜。金子監督と夕飯を食べていると木村俊樹プロデューサーから電話。実は、今日、夕方から、某CSドラマの出演者オーディションがあり、うちの劇団から複数が参加させてもらっていたのだ。たくさんオーディションで人を呼んでいたらしいので、うちから人が決まるとは期待していなかったが、蓋を開ければ、うちの劇団から3人も出演者が決まる。しかも3人ともメイン(主役、ヒロイン、男子2番手)である。すげー、やったな、おめぇら。詳細は明らかにできる段階が来たら明らかにします。木村さんに聞いたら、ちゃんとした選考のうえ決まったというから、君たち誇っていいよ。うん。アロッタファジャイナ。2009年もがんばっていきましょい。

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