2009/06/21

舞台「わたしは真悟」の思い出

だいぶ前に津川さやかさんから質問があった。

話がちょっと昔のことになるのですが、ずっと気になってたことがあるんで、思い切って聞きます。
2004年の舞台「わたしは真悟」ラスト、マリンのオリジナルの台詞、
「君の言葉はきっと伝わる」

…素晴らしい言葉です。この言葉、その一撃で、それまでの諸々の事件が全て愛へと昇華される…そういう言葉のように思います。

なぜ、この言葉にしようとお考えになったのでしょうか。
過去のブログみましたら、那須監督・楳図氏より、脚本について助言もあったとありますが…

実はもう一度あの舞台のDVDを見ようと思ってまして。
舞台当時の秘話のようなものがありましたら、宜しければ聞かせていただけませんか。

まず、知らない人のために

「わたしは真悟」というのは楳図かずお先生が書いた純愛大傑作である。
楳図 かずお: わたしは真悟 (Volume1) (小学館文庫)(←原作、絶対読んでよ)
楳図 かずお: わたしは真悟 (Volume1) (小学館文庫)

楳図先生と言うとホラー漫画家的なイメージが強いかと思うが

この「わたしは真悟」というのはホラーではなく、

これ以上ない純愛の物語である。

で、これを僕は劇団旗揚げした2004年に舞台化しているのである。

しかも、楳図先生にも出演していただいたという驚き。

もしよろしければDVDをみていただきたい。

Shingo_jac(←詳細は画像をクリック)
DVD「わたしは真悟」(演劇版)

で、これだが、原作はかなり膨大である上に、

映画にするならかなりCGとかを使わねばならないほどに

アクロバティックなシーンがたくさんある。

上演当時は、あれをどうやって舞台化するんだ!?と騒がれたものだ。

これ、僕の書いた第一稿が残っている。

第一稿とは最初に書いた本である。

これはこういう風に舞台化するとの許可をもらうためのものでもある。

IKKI編集長の江上さんに読んでもらった。

返信のメールには

感動して泣いた。あらためて楳図作品のすごさを思い知らされた。

というようなことが書かれていた。

この第一稿は、ほぼ原作通りで、それを2時間にうまくまとめた・・・というのが第一稿であった。

しかし、そこで問題が発生した。

こちらのキャスティング、はじめて芸能事務所と渡り合い、アイドルの上野未来をマリンという女の子役でキャスティングしたのだが、原作「わたしは真悟」の後半1/3はサトルという男の子の話であり、このマリンという少女は出てこないのだ。

僕はそれでもいい。原作通りに行きたいという気持であったが、僕の芸能の父である那須博之監督は、集客のために上野未来をキャスティングし、多くの観客が上野未来を見に来るのであれば、彼女をフル活用しないのは、観客のためにも間違っている。原作の良さも当然踏まえ生かしながら、上野未来という素材を生かした作品にしなくてはいけない・・・というような趣旨であった。

僕は原作のファンでもあり、那須監督の意見といえども反対したい気持ちがあったが、楳図先生に相談すると、那須監督の言う通りだとの考え。

ということで、原作とは異なり、サトルではなく、上野未来演じるマリンを主軸に、あらためて脚本を書き直すことになった。

前半2/3は原作通りで良い。

原作で言うとエルサレムまでのあたり。

しかし、残り1/3の佐渡島の部分が問題である。

僕は、ここを原作の意味も十分踏まえながら、マリンを登場させるという荒業をやった。

その部分は完全オリジナルである。

そして、しかも、作品の中に楳図かずお先生を登場させた。

僕自身、原作ファンとして最初はアレンジに反対していたが、那須監督や楳図さんのアドバイスの通りに、マリンを主軸に書きなおしたことによって、楳図さんの「わたしは真悟」という作品がより分かりやすくなったのではないかと僕は思っている。

書きあがって自分で驚いた。

楳図ファンの方々にもたくさんの支持をいただいた。

ちなみに、楳図さんの話すセリフやマリンの話すセリフは、ぜんぶ僕の考えたオリジナルである。

もちろん、楳図さんが話しそうな内容と言うことで書いたのだけど。

見にきた楳図ファンの人たちは、楳図さんのオリジナルのセリフだと信じて疑わなかったが、あれは僕の書いたものである。

そして最初の津川さんの質問に戻ると

「君の言葉はきっと伝わる」

というセリフ、残念ながらというか僕が書いたセリフです。

「わたしは真悟」という楳図さんの作品を僕なりに表現すると、このセリフになった。

そして、この「きっと伝わる」と言う言葉、そこにある信念は僕の作家としての信念でもあり、きっと楳図かずお先生の、那須博之監督の・・・いやあらゆる表現者すべての、人間の、みんなの信念なんじゃないかと思っている。

「きっと伝わる」という言葉には悲しみも含まれている。

「きっと」と言わなければならない。

つまり「伝わらない」可能性など十分承知なのだ。

それでもあきらめない。

そこで「きっと伝わる」という表現になる。

それは僕から君への、僕から僕自身への励まし、祈りの言葉でもある。

伝われ、伝われ、伝われ、という。

僕はそこに「わたしは真悟」の切ない真実があると思っていて

だからあの作品はとても好きなのである。

引いていえば、僕の作品は全部祈りだと言ってもいい。

無理を承知など分かっている。

でも無理を突破してその先に、奇蹟が起こるかもしれない。

そう信じて祈る。

それが僕の作品なのだと思っている。

-------------

7月23日から27日まで新宿タイニイアリスでえれぇ芝居をします。

「溺れる家族」

Photo

詳細は次をクリック。

PC携帯

松枝佳紀インタビュー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/12

蔵出し写真館2

前の記事「女太某亭日乗」の読みはなにかと問い合わせがあった。

めたぼですよ。

め・た・ぼ

めたぼ亭日乗ね。

もちろん、永井荷風「断腸亭日乗」からの借用。

ところで、1個書き終わったのでナチュラルハイな状況になっている。

だから、なんとなく、蔵出し写真館パート2!

いってみようか。

前回は、第三回公演「ベジタリアン・サマー」まで行った。

今回も、ベジサマからはじめよう。

まずレイヨナ。

Reiyona01





彼女は破天荒なキャラで那須監督もお気に入りだった。

レースクイーンらしくないレースクイーンと言おうか。

歯に衣着せずズケズケと本当のことを口にする子で

ちょっとだけ、満島ひかりちゃんに似ている。

その辛口コメント具合がね。

で、この写真は、

レイヨナの家の焼肉屋さんで稽古をしたときの写真。

休みだったのでぞんぶんに使わせてもらった。

で、最期は↓こんなかんじになった。

Keikoato






お酒も入って、どんどん撃沈されていった。

手前の水色の背中は新津君。

真ん中はサヤピコ。

向こうはだれだろ?

新津くんは朝まで元気だったけど

電車に乗ったとたん。

Niitsu01





爆睡する新津君。

次の写真は・・・

これはベジサマの楽屋だな。

Gakuya





左が吉野響子で右がナカヤマミチコ。

で、そのころ飲みに行った時の那須監督。

Nasusan02





このときはデビルマンの舞台裏のすったもんだの話をしてくれた。

ほんとうに苦しそうだったのを思い出す。

でベジサマの打ち上げのとき。

Haru03





酔っ払い、新宿の路上で意識を失う藤澤よしはる。

そして、しばらくして

楳図かずおさん原作「わたしは真悟」を舞台化させてもらうことが決まった。

監修は那須博之監督である。

で、稽古写真。

Shingo01






左から根岸絵美と上野未来、そして谷口大介。

はじめて芸能事務所に足を運び

出演交渉をして出演となったのが上野未来。

この子は普通のアイドルに無い輝きと才能を持っている。

現在、潜伏中だが、なんとか女優として花開いてほしいものだ。

いきなり飛んで、「わたしは真悟」の打ち上げ二次会にてかな?

Shingo02




 ↓時間経過
Shingo03





Shingo04





しかし、主演の上野未来は元気。

ココだけの話だけど

上野未来は歌が本当にうまい。

このときも彼女の歌声に胸がキュンキュンしていた(笑)。

そして、第四回公演「わたしは真悟」が終われば

僕はすぐに那須監督作品「真説タイガーマスク」の助監督に。

Tiger01









初代タイガーと主演タイガー。

これが終わると僕は

1月に予定されている第五回公演の準備と

映画「神の左手悪魔の右手」のシナリオ執筆に入った。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/07/30

選挙と言えば「希望の党☆」

選挙でした。

選挙と言えば、金子修介監督作品「希望の党☆」ですね。
ぼく松枝佳紀脚本、主演、渋谷飛鳥ちゃん、そしてあの楳図かずお先生も出演。

ほんと素敵なショートムービーになりました。
総務省の外郭団体?「明るい選挙推進協会」の出資で作らせてもらいました。

でも、これどうやったら見れるのかな?
もってないんだよねDVDとかで。
チョーもう一回見たいんだけど。。。

近未来の話で
選挙に行かない大人から選挙権を剥奪し
政治意識の高い子供に選挙権を与える。
そういう未来になったら・・・というような20分のドラマ。

六本木ヒルズのカフェで金子監督とふたりであーだこーだ話しながら考えた。
ラストの落ちが見つかったときはうれしかったなあ。

選挙行かなかったら、具体的にどうなるかというのを
20分で真正面から見せた、しかもエンターテイメントとしてね。
結構面白いと思います。
なんかの機会があったらぜひ見てみてください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/02/17

楳図かずお先生とばったり

昨日、4月の舞台「1999.9年の夏休み」に出演が決定している一部の出演者と行うワークショップのために浜田山の稽古場に向かった。

井の頭線に乗って
どんなエチュードをやるか考えていると
乗って来た真っ赤なジャンバー、真っ赤な帽子。
そして靴下は赤白のシマシマ・・・

「 ! 」


楳図かずお先生!

思わず駆け寄ってしまいました。

「偶然ですね」

「マツガエさん痩せましたね」

「昨日髪切ったからそう見えるんじゃないですかね」

「いやなんか雰囲気違いますよ」

「でもホント運命みたいですね」

「ほんとですねえ」

「そういえば前は、電車で偶然、渋谷飛鳥チャンに会ったし、こんな広い東京で出会うなんて、やっぱり僕は楳図さんや飛鳥ちゃんとつながる運命があるんですね」

「マツガエさんはどこにいかれるんですか?」

「芝居の稽古です。浜田山です。先生は?」

「高井戸を散歩しようと思って」

みたいな会話が交わされました。

なんだか運命の糸ってあるんだなあ。
だって、このだだっ広い東京で、人間のわんさかいる東京で偶然会うんだよ。
同じ電車の同じ車両に乗るんだよ。
よりによって楳図さんに会うんだよ。渋谷飛鳥ちゃんに会うんだよ。
他の誰かじゃなくて因縁の深いこの2人に会うとは!
もう、これを運命と呼ばなくて何を運命と呼ぶのでしょうか!!
楳図先生に会うだけで、めっちゃくちゃテンションがあがってしまった僕なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/12/30

ふたりきりのクリスマスイブ

クリスマスはイブの24日が勝負なのか25日が勝負なのかと言えば、もう当然イブ派な松枝です。

そのわたくし松枝、突然の金子監督のお誘いで、

24日の夜は

【楳図かずお/渋谷飛鳥】
「神の左手 悪魔の右手」DVD発売記念
☆クリスマスイベント☆


に行くことになりました。

しかも、スタッフ関係者にも内緒で。
ほんとうの飛び入りで行くことに。
 (→その様子はここでレポートされてます)

まず金子監督と少し前にあつまり
楳図先生と渋谷飛鳥ちゃんに渡すクリスマスプレゼントを買う。
当然クリスマスだし、楳図さんだし、赤白のシマシマを買う。
楳図さんには赤白シマシマを着た雪だるまの空気人形。
渋谷飛鳥ちゃんには赤白の毛糸のカーディガンとマフラーを。

買った後、秋葉原のイベント会場に移動。

当然、東芝エンタテイメントの今村さんらがいるわけだが、びっくりされる。
プレゼントを渡す段取りを司会のトナカイさんと話して決める。
あとは後ろのほうの客席にすわり、お客さんにまぎれる。

トナカイの衣装を着た金子デメリンさんと東芝エンタテイメントの人が司会、
なぜか激しくテンションの低い司会に爆笑。

つづいてハイテンションの楳図さんと飛鳥ちゃんが司会要らずのじゃんけん大会をし、スーペルバッコの赤ワイン(アマローネ)をはじめとする楳図さんが厳選したクリスマスプレゼントの争奪戦になる。
僕らは見つからないように静かにそれを後方から見守る。
でイベントが一段落終わると言うときに、打ち合わせどおり、司会のトナカイさんが僕らを特別ゲストとして壇上に呼び上げてくれる。

壇上で久しぶりに会う楳図さんに緊張。
無事プレゼントをわたし
金子さんと僕と楳図さん飛鳥ちゃんの4人でグワシ!
マスコミの人たちにパシャパシャ写真を撮られる。
Xmas




イベント終了後、秋葉原だし
金子監督をつれて冥土カフェに行く。
想像どおり微妙な空間。

金子監督が激しくするどい質問で、冥途の女の子を赤裸にしていく。

オタクな気分を堪能した後、
新宿に移動し、偽伝、樋口一葉の最中に見つけた焼き肉屋「美豚」に行く。
クリスマス限定、豚の食べ放題で豚になる。
人生ではじめての
「おっさん2人っきりのクリスマスイブ」
はなかなか楽しかった。

おっさんどおしでクリスマスプレゼントの交換・・・それはさすがにやりませんでしたが。

ちなみに「美豚」の豚はほんとうまいです。
が、担当してくれる店員によって味がほんと違うので、そこんところ要注意です。
やっぱり店長の焼き方が一番うまいようです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006/12/26

デスノートとか神の左手とか・・・

少しだけ今年をかえりみます。

結構、ディープでした。
まず昨年作り終えたTBS生命スペシャル内で、
僕の初テレビ作品
短編ドラマ2本「河童」と「まる。」が放映となりました。
同時にデスノートの話が来て
結局デスノート前編後編にびっちりとたずさわりました。

僕の人生いきなりのビッグプロジェクトでした。
脚本ではなく、監督補、脚本協力という立場でしたが
なんだか恐ろしく熱中したというか
関わるものとして必死に
この映画をよりよくしようと力を尽くしました。
いろいろな経験ができ、また努力の甲斐も感じられ
結果として、デスノートは大ヒットもしているし
なんというかほんとうにやり遂げたとの思いの強い仕事になりました。
楽しかったですし。

プロデューサー、監督、脚本・・・と皆が一丸となって本を作り
そして現場では、スタッフキャストがこれまた一丸となって作品を作る。
こんだけ大きな予算をかけている映画なのに
「神の左手悪魔の右手」なみに結束の固いスタッフ現場でした。

またこのデスノートの合間に
僕の初シナリオ映画楳図先生原作「神の左手悪魔の右手」が上映になりました。
僕の父であり師である那須博之監督と企画し作り上げた台本を元に
昨年夏撮影された映画です。
那須監督の通夜で知り合い、
現在、もっとも深く影響を受けている金子修介監督、
那須監督に続く第2の師である金子監督との
記念すべき第1回目の仕事にもなっています。
この仕事が無ければ世に出た映画「デスノート」も違うものになっていたでしょう。

「神の左手悪魔の右手」
についてはメイキング作成の手伝いもして
広澤葵嬢にナレーションをお願いしたりもしました。

ロフトプラスワンでの楳図先生のイベントに
金子監督、成田プロデューサーとともに出演したりもしました。

それから一本、
僕が見つけてきた原作の映画化プロジェクトを動かしました。
これはきっと来年撮影となるでしょう。
プロデューサ見習いとして
はじめて他のライターさんの本直しにつきあったりしました。
右往左往、いろいろありましたが、
結果として、原作のいいところを本当に大事にした
良い本が出来上がったと思っています。
来年の撮影がほんとうに楽しみです。

また1本、王様・木村俊樹プロデューサのもとで、
死ぬような思いをして書いた作品、
映画「ラブレター蒼恋歌」も映画として完成し、
無事上映の運びとなりました。
来年にはDVDになります。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006/12/22

やばい発売!!!

今日です。12月22日。
僕の初めての映画脚本執筆作品
神の左手悪魔の右手
原作:楳図かずお先生、監督:金子修介カントク、主演:渋谷飛鳥ちゃん
映画監督那須博之にささげる映画。
そのDVDがついについについに発売です!!!

今回、装丁もかなりかっこいい!!
Kamihidarite









ぜひぜひ買ってください!

『神の左手悪魔の右手』DVDを買うなら・・・パノラマ

で、このDVDにはすげー得点もついているっス!!!

ギョエーッ!!!!!

《特典映像》
●メイキング
別売りDVD『恐怖考察記 [ドキュメント・オブ]神の左手 悪魔の右手』とは違う視点から描く、恐怖の舞台裏。

●プレミア試写会舞台挨拶
渋谷飛鳥のサプライズ・バースデー イベント試写で行われた舞台挨拶模様。

●公開初日舞台挨拶
1回目上映後と2回目上映前の2回行われた原作者、監督、キャストの舞台挨拶。上映前なのに楳図先生がネタばれトークを!!など、同じに見えてもガラリと違う模様を収録。

●楳図かずおインタビュー
●渋谷飛鳥インタビュー
別売りDVD『恐怖考察記 [ドキュメント・オブ]神の左手 悪魔の右手』とは違う新撮取り下ろし。 

●《楳図祭り2006 @ ロフトプラスワン》
新宿・ロフトプラスワンで行われたUMEZZ.com初のイベントの模様を収録。ゲストは金子監督と脚本の松枝佳紀氏。

■品番:DB-0033
■価格:\3,990(税込)
■片面2層/カラー/約150分(本編95分)/16:9BLビスタサイズ
■音声:日本語、2.0chドルビーデジタルサラウンド
※本編の音声は、ドルビーサラウンドSR方式で製作された劇場用音源を収録したものです。
■字幕:なし
※15歳未満の方の視聴は避けてください。
※収録内容は予告なく変更されることがございます。あらかじめご了承ください。
■発売元:東芝エンタテインメント
■販売元:松竹株式会社 ビデオ事業室

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2006/07/23

ついに初日『神の左手悪魔の右手』

ついに昨日、公開と相成りました。
楳図かずお原作金子修介監督ぼく脚本

映画『神の左手悪魔の右手

もとはと言えば、わが師、那須博之と2人して企画した映画です。
那須監督は亡くなられてしまいましたが
那須さんと立ち上げたこの企画をきちんと実現すること
これを那須さんが亡くなったあと何よりの目標としてきましたので
こうして劇場公開の日を迎えられたこと
観に来てくれた皆さん、
楳図ファンの皆さん、
関係者スタッフ出演者のみなさん、
僕を支えてくれた劇団アロッタファジャイナのみんな、
本当に感謝します。皆みんなに感謝します。
ありがとうございました。

少ない予算ながら皆ががんばったこの作品。
見所が沢山あります。
単純なホラーじゃない。
主演の渋谷飛鳥ちゃんが言ってましたが
この映画は
「愛の物語」
本当に、そういうことなんです。
ぜひ見てください。

これから順次、札幌、福岡、京都、青森でも公開になります。
近隣の方々、ぜひ足をお運び劇場でご覧になってください。
僕も何度も見に行こうと思います。
皆さんのご感想ご意見など色々聞かせてもらえたらうれしいです。
コメントかトラックバックいただけるとうれしいです。

ちなみに僕はラストシーンが好きです。
海辺の。
あれは病床の那須さんが考えたシーンなんですよね。
撮影のときは台風が来て、
あのシーンが撮れるとどうか微妙だったのですが
逆に台風のおかげで、
本当にすばらしいシーンになってたと思うんですがどうでしょうか?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/07/21

デスノート阿佐ヶ谷

昨日は半分徹夜で締め切りに遅れたホラープロットを仕上げる予定が机の上で寝てしまって、最終的に仕上げたのは夕方だった。あわててできあがったプロットをプロデューサにメールをして、それから阿佐ヶ谷でやっているデスノートの現場に駆けつけた。

阿佐ヶ谷パールセンターにクレーンを持ち込み俯瞰の絵。
シーンは○○さんと○○○ちゃん。
このシーンには後々仕上げで○を足すことになる。

ものすごい数の一般見物客。
しかし映ってもらっては困る。
なぜなら季節が違うから。
設定は真冬。
だから今季節標準の半そでがごろごろいてもらっては困るのだ。
というわけで申し訳ないけど
うつらないよう見物の人たちは遠くから見てもらう。

そんなこんなで
商店街の人々、通行人の人たちの協力があり
撮影は無事21時すぎに終わる。

金子さんと僕は、
撮影場所向かいすぐにあった炭火焼やきとり「えべす」に入り軽く飲む。
あまりに近くで飲んでいたため
スタッフも見物の人たちも気付かなかったようだ。

しかし今日は雨が降る予定だが降らなくて良かった。
ていうか、最後のカットを撮り終えたらとたんに雨が降ってきた。
うまい具合に撮影の間だけ晴れたのだ。
天が金子組に味方してくれた。

家に帰って、いまから別のプロットを仕上げる。
明日ていうか今日はデスノート現場は
○○さんのシーンがあり是非にも行きたいが、
たぶんプロットが仕上がらずに行くことは出来ないだろう。

そして
あさって22日はついに「神の左手悪魔の右手」の初日!!
楽しみで仕方ない。

ということで、昨日の撮影現場の写真。
モニター前の金子さんと高間さん♪
この2人は「神の左手悪魔の右手」でも一緒だった。
照明の上保さんチームも「神の左手」と同じだし
美術の及川さんもスクリプターの治美さんも同じ。
「デスノート」前編の予算の1/10の予算しかない映画を
同じスタッフが作ったと言うのも面白いね。
ほぼ同時期公開。そんな試みはそうないんじゃないかな。


060720_200706_m_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/17

楳図かずお「俺の右手」発売決定!!

ついに映画『神の左手悪魔の右手』が公開になります。
渋谷アミューズCQN千葉京成ローザ大阪天六ユウラク座名古屋109シネマズで7月22日からです。
その他、北海道、福岡、京都、青森でも順次上映となります。
見たら感想BLOGに書いてトラックバック宜しく!!!

で、その『神の左手悪魔の右手』の原型となる
楳図かずお先生の漫画『俺の右手』が小学館から完全復刻されます。

映画に先立つ7月20日発売予定です。
チョーレア本なので絶対手に入れてみてください。

とくに、巻末の解説が最高デス♪
読まないと損するよ。

感想よろしくトラックバック。

Ad060710_1

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/07/04

神の左手・・・HPリニューアルの巻

いつのまにリニューアルされてました。

映画『神の左手悪魔の右手』公式HP

Enterの向こう側に行くと、

僕の大好きな音楽・・・鉾山さん作曲の恐ろしい音楽
映画『神の左手悪魔の右手』のサントラが聴けます。

ProductionNoteでは、
なんと映画『神の左手悪魔の右手』の成立の経緯を
僕がインタビューされたのが記事になっています。

そうそう、メイキングDVDなるものも売り出されています。

メイキング・オブ「神の左手 悪魔の右手」恐怖考察記

楳図かずお先生のインタビュー
渋谷飛鳥ちゃんトモロヲさん紗綾ちゃんらキャストインタビューなどなど。

なかなか素敵なつくりになっています。

ちょっと映像的にはネタバレがあるので
映画を見てからこのメイキングは見てほしいですけどね。
順番としては。

で、このメイキングのナレーションは広澤葵が担当。
彼女には映画にも看護婦役でちょろっと出てもらってる。
メイキングの撮影は元劇団員でいまは自主映画の監督の吉田明義。
編集はうちの劇団の公演DVD『ベジタリアン・サマー』を撮ってくれている鈴木宏。
手前味噌ながらなかなかいいメイキングだと思います。

良かったら見てみてくださいね。

もちろん、メイキングも本編も。

ちなみに本編は
7/22から渋谷アミューズCQNほかでの上映となります。
詳しくはHPでご覧ください。

『デスノート』『希望の党☆』につづく金子・松枝コンビ作品です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/06/07

後編は順調に始まっている

金子修介監督からメールが来た。

「 後編は順調に始まっている。 」

「後編」とは映画「デスノート後編」のことだ。
僕は監督補だが、現場にはほとんど行かない。
脚本段階でアイディアを出したり、セリフを書いたり
そういうことをしている。

そのあたりのことは詳しく
今度やる芝居「錆びた少女」のカラーパンフに収録された
金子監督と僕マツガエの対談に書かれている。

しかし、この対談、実は80分ぶっ続けで収録した。
テープ起しにして、原稿用紙60枚分の量があった。

さすがにこれをすべて掲載するわけには行かないから
かなりコンパクトにまとめた。

まとめる中でちょっとカットしたけど
カットするにはもったいなかった会話をここで披露します。

------------------------------

マツガエ
:楳図さんの「神の左手悪魔の右手」もそうなんですけど、
 いわゆる悪っていうか、今本当に犯罪とかめちゃくちゃ増えてい
 て、それに対してどうなの?どうかしなくちゃいけないんじゃない
 の?っていう事を真正面から言うような題材であって、すごい難
 題だと思うんですよね。エンターテイメントはエンターテイメントな
 んですけども葛藤もあるかもしれないし・・・

金子監督:現代の問題だよねぇ、大きな。どの時代でもその問題
 は有るわけだけど、やっぱり民主主義が発展してきて結局犯罪
 者にも人権があるといった状態になってきてさ、人を殺した人間
 は、死ぬしか無いんじゃないっていう単純な社会をじゃなくなって
 きているから、犯罪者も普通に生きたり、時にはまじめに生きて
 いる奴よりも人生を謳歌したりしている。それでいいのかと。その
 大きな問題をエンターテイメントにするていうことも面白さと危なさ
 ・・・やみくもにやってる訳じゃないけど、映画の持っている社会性
 とかも考えながらやってますよね。

マツガエ
:本の直し的には面白くするっていうのは当然一本のお
 題目では有るんだけど、監督悩んでるんだなって言うか、戦って
 るんだなぁっていうのは感じますね

金子監督
:そうだね、それも自分の世界を作るって事じゃなくてど
 っかに発信するって事だもんね。一方でチマチマとした自分の
 世界を作るっていうのもあるんだけど。

広澤葵
:そのデスノートに込める監督からのメッセージっていうの
 はなんなんでしょうか?

金子監督
:悪い奴は死ね(笑)

マツガエ・広澤
:えー(笑)

金子監督
:それだけじゃないけど、それをやると危ないというどう
 いう社会にしていったらいいのか皆で考えましょう(笑)。

マツガエ
:うん、うん。ですね。

------------------------------

なんてな話もしたりしています。
那須さんの話も当然してますし
ちょっとコアな人たちには必見なパンフですよ。

で、その芝居「錆びた少女」なんだけども
なんだかんだで公演一週間前を切ってしまいました!

ラストスパート、役者21名とともに走り抜けます。

チケット購入まだの方はお早めにね。
全体的にはぜんぜん買えるんだけど
そのうち何公演かはもうすこしで満席になります。
ぴあチケットならまだ買えるかも知れないけど。

とりあえず面白いものにしたいなと思っています。
お忙しいのに金子さんも見に来てくれるらしいし。

面白い「デスノート」よりも面白く

これ今回の標語です。
阿佐ヶ谷でお待ちしておりますm(_ _)m

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006/05/23

楳図祭とか秘儀とか

またまたやらなきゃいけないことが山積してきた。
最近は
芝居『錆びた少女』
の稽古や台本書きに時間を多く割いているから
ほかのことをしなきゃ感が強まっている。
デスノート後編の撮影開始もまもなくだ。
台本の修正も急がなくちゃまずい。
現在は、台本の修正とロケハン、キャスティングが同時進行。
前編以上にあわただしい。

「が・・・」

芝居「錆びた少女」の台本、実はこれ
まだ終わりが書けていない。
演出も考えなきゃいけないし
選曲していない。
舞台美術のプランについては昨日おおまかにできた。
なにより今回のメンバーの有能さがある。
美術プラン、衣装プランについても
沢山のアイディアを出してくれる。
無駄打ちだってかまわない。
いろんなアイディアを出したほうがいい。
で、出せるっつうのがまた頼もしい。

今日はパンフレットの作成打ち合わせ。

今回はパンフレット、フルカラーだそうだ!
平気か?ナカヤマ?予算はあるのか?

とまあ、金のことは心配だが
面白そうなことになりそうな感じではある。

なによりも、あれですよ、皆さん。

「 ザ対談 : 金子修介 × 松枝佳紀 
   那須博之、楳図かずお、デスノート・・・・・・ 」


なんつーもんがあるですよ。
かなり危険でレアな対談なので
芝居見に来た人だけに読んでほしいなあ・・・
袋とじにして、
開いたら30分後に文字が消える・・・
みたいな技術ないかな?
そうすればほかの人に読まれることが無い。
芝居を見に来てくれた人にだけ読んでもらえる。

あと、主演の広澤葵の超レア写真も満載予定。

彼女、モデルとかいろいろやってるから
たくさん写真あるけど、今回の写真たちは
僕らでないと撮れないというチョーレアなアレになっております。たぶん。
猫さん。これは入手せねばいかんですよ♪

あ、楳図祭りに来て黄色い声援あげてくれたみんなありがとう。

井口昇監督岩井志麻子さんとお知り合いになっちゃった!!

あの場で言うことタイミング逃していえなかったけど
楳図さんは僕の作品書きの師匠だ。
舞台「わたしは真悟」に出演していただいたときにも
いろいろと物語の作り方にアドバイスもらったが
これすごいんですよ。
シナリオ教室とかじゃ教えてもらえない秘儀。
そういう秘儀を駆使して現在、舞台「錆びた少女」の台本書いています。
ぜひとも見に来て秘儀を味わってください。

なんて宣伝になってしまいましたが・・・。
これが楳図祭りんときの写真。
 ↓左から
 ↓金子デメリンさん楳図さん成田さんぼく金子修介監督
 ↓撮影は野木太郎。
 ↓那須監督の遺影も僕のてもとにあるんだよ。
Photo_2

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006/05/03

楳図祭2006!

実現する悪夢をみる少年。

山之辺想(やまのべそう)少年を主人公とした
楳図かずお先生の最恐漫画

「神の左手悪魔の右手」

これを映画化したわけで夏には公開になる。
http://www.kaminohidarite.com/

で、あれをあれしたあれも現実のものとなった。

「楳図祭り2006 -SENRITSU-」
http://umezz.com/mt/archives/000629.html

恐るべし。
出演者にオラがいる。
悪夢が現実のものとなった。
まさに戦慄。
金子監督も一緒だからちょっと安心。

冷えたギャグにも
あたたかい眼差しを向けてくれる人のみ。
見に来てください。
よろしくね♪

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006/04/29

映画『神の左手悪魔の右手』予告編

デスノート』に引き続きまして
金子修介監督と僕の作品

楳図かずお大先生原作
映画『神の左手悪魔の右手
のサイトがリニューアルされました。

映画『神の左手悪魔の右手』公式サイト

そしてなんと予告編もみることができます~~~

撮影は、『デスノート』のほうが後なんだけど
公開は『神の左手悪魔の右手』のほうが後になります。

ちょうどデスノートの前編と後編の間。

そして実は

はからずも
神の左手悪魔の右手』は
デスノート』と
黒い絵本 ~ ノートでつながっています。
これには僕らも驚きました。

デスノート』はサスペンス

神の左手悪魔の右手』はホラー

金子監督の2種の味付け、お楽しみください!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006/04/20

デスノート製作発表!!

ついに映画『デスノート』製作発表の日がやってきました。
プロデューサからちょっと聞いたところによると
なかなか憎い演出がされているようです。
テレビでもやるのかもしれませんが
もう行けるなら現場に行って見て欲しいですね。

かく言う僕も
案内状ももらったし
ぜひとも現場に行って見たかったのですが
金子監督から****しろとの特命が下ったので
どうやら行けそうに無い感じです。

あと、映画『神の左手悪魔の右手』のメイキングを
今日中に納品しなきゃいけないし
さらに、ワークショップの初日でもあるし
うひょー、人間のキャパ的に無理がある・・・。

無理でもなんでもやるしかない!!!

ちなみに『神の左手悪魔の右手』メイキングは
むっちゃくちゃ面白いですよ♪

しかも、ナレーションは、うちのヒロイン広澤葵。
映画にも可愛らしい看護婦でコスプレ・・・違う、出演しています。
6月の芝居『錆びた少女』のヒロインでもあります。

神の左手悪魔の右手』メイキングDVDはもしかしたら先行発売されるかも。

楳図ファンも広澤ファンも松枝ファンも(いるのか!?)ぜひともお買い求めください。

もちろん渋谷飛鳥ちゃん、前田愛ちゃん、紗綾ちゃん、清水萌々子ちゃん、かでなれおんさん、今井春奈さんら美少女軍団ファンも買わない手は無い。

そして天使というか小悪魔というか、もう可愛すぎる小林翼くんの姿も必見です。

さらに、そんなカワイイコたちが、人間にとっての恐怖とは何か、そんな哲学的なことを考えたりしているのも、このメイキングの面白さのひとつ。怖いだけじゃない、可愛いだけじゃない、考えさせられる楳図ワールドをうまく継承しているといえるんじゃないかと思います。

もちろん、一番のコワカワイイ哲学者は楳図先生なんですけどもね!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005/12/31

今年の終わりに(5)

那須さんがいなくなり…
すべてが色あせ
せっかく
病室で書き上げた
『神の左手悪魔の右手』のシナリオも行き場が無く。
そんなときに楳図先生が声をかけてくれました。
「この映画化は、
那須監督のためにも、ぜひ松枝さんの手でなしてください」
思い切って僕は金子修介監督に電話しました。
会ってお話がしたい。
新宿の……なぜか過剰にムーディーな居酒屋であった気がします。

那須さんへの思いは金子さんも、ものすごく深い。
ぜひ那須さんがなそうとした仕事を金子さんの手で。
そう思ってお願いしました。
一も二も無く承諾していただけました。

残された者が映画を撮らねばならないのです。
きっと今頃
那須さんは天国で年10本の勢いで映画を撮っているんじゃないかな。
地獄にロケハンしにいってたりして。
天国よりこっちのほうが面白そうだな。
とか行って地獄でロケしてそうです。

皆さん、今年はありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

というか見ておいて下さいよ。

金子修介監督作品『希望の党☆

それでは良いお年を!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005/12/30

今年の終わりに(3)

今でも、僕のノートには
病床の那須さんが太いマジックで書いた
『神の左手悪魔の右手』のシナリオ直しの方針が残っています。

直しがあがると那須さんの病室に出かける。
なんだか普通に見舞いに行くのも行けなくなって
正直ちょっと辛かった。
まだ出来てないのか。
そう言われるわけだし
ほんとうに僕にとっての那須さんは
最後まで映画の師匠でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今年の終わりに(2)

芝居の初日があける日
僕は劇団員にはもうしわけなかったけど
那須さん、真知子さんにくっついて病院に行きました。

診察が終わって
那須さん、真知子さん、僕は寿司を食いに行きました。
もうしばらく食べられないかもしれないからな。
笑って、那須さんは最後のビールを飲みました。
真知子さんはニコニコしていましたが
この時には医者に告げられもう知っていたのです。
あと一ヶ月しか持たないかもしれない。
そう聞きながら悟られぬようにしていたのです。
タバコ吸ってくる。
と言って真知子さんは店を出ました。
戻ってくるのが遅く那須さんが探しに行きました。
真知子さんは泣いていたようです。

一週間が経ち
ベッドが空いたとこのとでようやく入院となりました。
那須さんから僕の携帯に電話がありました。
留守電になりました。
その声は消さずに取ってあります。
だから留守電を聞けばいまでも元気な那須さんの声を聞くことが出来ます。

病院前で待ち合わせ
たった一週間あわなかっただけで
那須さんは、見る影もなくやせ細っていました。
病院から言われた食事制限をすべてキッチリ守ったそうです。
入院の手続きのときに、僕は「息子」と書かせてもらいました。
ほんとうに僕と那須さんのキズナは親子に近かったのです。

映画を沢山撮る。
入院しても那須さんの気持ちは変わりませんでした。
スタッフルームが病室になっただけ
そう言う感じで、病室の那須さんと映画の話をしました。
5月には楳図さん原作の『神の左手悪魔の右手』を撮る。
そのための準備を急がなきゃな。
まずは台本。
初稿を書き上げた僕は那須さんの病室で
作者本読みをしました。
目を閉じて聞いている那須さん、そして真知子さん。
三人だけの本読み。
看護婦が途中で入ってきて驚いたりされながら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/29

今年の終わりに(1)

僕の師であり、もはや父ですらあった
那須博之監督から電話があったのは年明けてすぐのこと。
吉祥寺の喫茶店で会いました。
ガンかもしれない。
そう告げられたとき、
はじめは冗談かと思いました。
前年末まで、元気に映画を撮っていたのです。
ナベカツは現場を知る必要がある。
そう言って那須監督は、僕をサード助監督に指名したのです。
ありえない低予算、限られた時間、那須監督はほぼ寝ないで映画を撮りました。
大変だったけど、
やっぱ現場はおもしれぇな
那須さんはそういって笑っていました。
そして2005年。
一緒に「那須フィルムズ」という会社をつくり
沢山たくさん映画を作りましょう。
そう話していました。
年10本は映画を撮るぞ。
え、幾らなんでもそんな無理なんじゃないですか?
そんぐらいの気合でやんなきゃ会社はだめなんだ。
そう話していました。
年末にはオフィスを構えるために不動産屋めぐりをして
赤坂TBSのそばにビルの1フロアを借りることまで決めていました。
年明けてすぐに「那須フィルムズ」会社の登記をするばかり。
だから年明けすぐの那須さんからの電話はそのことかなと思ったものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/20

見るしかないシネマ

来年こそは来年こそはと思う師走、
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
僕は今日『贋作罪と罰』みにいきます。

ぼくが脚本を担当したネットシネマが昨日公開になりました。
よかったら見に行ってやってください。
http://www.y-choice.jp/

この中の
金子修介監督作品
『希望の党☆』
http://www.iiv.ne.jp/choice/m04kaneko.html
がそうです。

総務省と財団法人明るい選挙推進委員会の出資による
政府広報ドラマの実験的な試みです。

金子監督をはじめ
河瀬直美監督、飯田譲二監督ら
5人の映画監督がそれぞれ
「選挙に行こう」
をテーマにショートムービーを撮りました。
いずれの監督作品も
単なる政府広報にとどまらないものとなっています。

『希望の党☆』出演者として
デビルマンの『渋谷飛鳥』ちゃん
セーラー服百合族の『山本奈津子』さん、
そして日本の誇る大漫画家『楳図かずお』先生
の三人が
僕の劇場用映画デビュー作となる
『神の左手悪魔の右手』
http://www.kaminohidarite.com/
(原作:楳図かずお、監督:金子修介、脚本:松枝佳紀)
の公開に先立ち、その姿を披露してくれています。
またアロッタファジャイナ劇団員からは
藤澤よしはる、新津勇樹、畠山佳子、野木太郎も出演しています。
HP作成で中山美智子も参加してくれています。

もし見ることがあれば
後学のためにも
ご感想、アドバイス等いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

ではまたの機会に飲みにでも行きましょう。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2005/12/17

『神の左手悪魔の右手』初号試写

神の左手悪魔の右手』初号試写の朝。

行くかどうか悩みましたよ。
だって今は撮影中。
某民放局TVドラマ。
短編とは言え、僕脚本の初TVドラマです。
どっちも僕の子供みたいなもんです。
神の左手・・・』も僕の初脚本の劇場用映画だし。

厄介なことに
TVドラマは現場にもAPとして参加しており、
主として演技事務などやっておったわけですが・・・。

初号試写には行きたい。
だけど現場の仕事も放り投げだしたくない。

相談すると、木村俊樹プロデューサーは、

「行ってもいいけど 、MとⅠ本の了解をとっておけよ」

との発言。

で、制作チーフのMさんに言うと

「ライターは行ったほうがいい」

そういうものなのか。

では行こうかな・・・・

でチーフ助監督Ⅰ本氏に言うと

「どっちでもいいけど、
 僕はマツエダさんが
 こっちに残ってくれると信じてます」

と情に訴えてくる発言。

ていうか
マツエダじゃなくマツガエですから!マツガエ! !

仕事していると携帯にメール。

みるとプリティⅠ本氏から。

「信じてます」

そんな・・・情に訴えられても・・・  ○| ̄|_

いろいろ考えたけど
那須さんとやろうとした最後の仕事なんだから
やっぱり見届ける義務がある。

そう思って、初号試写には行くことにしました。
すみませんⅠ本さん。

で仕事はすべてタロに引き継ぎました。
心配だったけど
僕の仕事を引き継ぎ
かつ皿洗いとか雑務を率先してやり
きっちり仕事をこなしたタロは
みんなの評価が上がってました。

僕が東京現像所についたのはぎりぎりでした。

そして始まる『神の左手悪魔の右手』初号試写。

ちょっと部屋の温度が高すぎたけど
映画の温度もめっちゃ高かった!!

鋒山さんの音楽がすげえハマッテいて
なんだか那須さんのことも思い出して
結構泣いてしまいました。

ホラーだけど笑えて泣ける映画。

那須真知子さんいわく

「ダークファンタジー」

そんな感じのすばらしい作品に仕上がっています。
公開が楽しみです。

天国の那須さんは何点をくれるでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2005/12/01

希望の党☆

総務省」と

総務省の外郭団体、その名も

(財)明るい選挙推進協会

が粋なイベントを行っている。

---------------------------------

選挙に行かないキミたちのために

5人の映画監督がメガホンを取った。

It's your choice

---------------------------------

サイトでは、現在、

河瀬直美監督作品『主人公は君だ!』

飯田譲二監督作品『空気』

を見ることが出来る。

1カ月に1監督作品の割合で公開されている。

12月には林海象監督作品が公開される。

そして来年元旦。

記念すべきときに

金子修介監督作品

『 希望の党☆ 』

が公開されることになるのである。

20分弱の短編作品で

『 神の左手悪魔の右手 』

につづいて、僕が脚本を担当することになった。

主演は渋谷飛鳥ちゃん

飛鳥ちゃんのお母さん役に山本奈津子さん

お父さん役には木下ほうかさん

そしてなんと楳図かずお先生もご出演である。

楳図先生と絡んだ作品・・・

『 わたしは真悟 』

『 神の左手悪魔の右手 』

両方ともに先生にご出演いただいているが

それは原作者だから・・・との判断が大きく働いている。

しかし今回の

『希望の党☆』

は違う。

内容は僕のまったくのオリジナルだから

楳図先生に出演していただくのは

純粋に

楳図先生を

「 すぐれた役者 」

と見てのことである。

台本的にもかなり満足のいく作品になっている。

楳図先生にもほめていただいた。

今回は現場に1回しか行かなかったから

できあがりを純粋に観客として楽しみにしたいと思っている。

みなさんもぜひごらんになって

そしてご感想をお聞かせください~~~♪

よろしく!

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2005/11/26

ついに音楽♪

先日、楳図かずお原作、僕脚本の金子修介監督作品『神の左手悪魔の右手』のダビングが終了しました。

つまり・・・いままで音楽無しだった映像に音楽と効果音がついて・・・ひとまず完成!したということです。

そして、その音楽がすごいのです。
作曲は鋒山亘さん。
まだ若い方ですがこれから確実に大作曲家になっていかれる方です。

この音楽が期待以上にすばらしい!

もう聞かせたい。世界中の人々に。

ちなみに鋒山さんはロサンゼルス在住。
音楽はネット上のセキュリティルートで僕の元に。
それを変換し、こっちで利用できるようにする。
それも僕のお仕事。

それにしても音楽すばらしい。
素晴らしすぎて僕はサントラを絶対買うでしょう。
自分の作品なのに。

鋒山さんすごいなぁ。
いつか僕の芝居に音楽書いてもらおうかなぁ♪
音楽面でも大期待です。
神の左手悪魔の右手

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/11/22

やっぱクリエーターは・・・

taro01 先日、楳図かずお御大と食事に行った。

楳図さんにはご自身原作の劇場用意映画

神の左手悪魔の右手』(監督:金子修介、脚本:松枝佳紀

につづいて、ショートムービー

『希望の党』(監督:金子修介、脚本:松枝佳紀

に出演していただくのだが

楳図さんにこの『希望の党』の脚本を気に入っていただいた。

で、お食事にお誘いいただいたと言う経緯。

ちょうど、その日は僕のTVドラマ『雨月物語』の衣装合わせとともに『希望の党』の衣装合わせもあり、監督である金子さんは遠方から来られる。

なので先にぼくとタロ楳図さんの事務所にむかった。

写真はその時のはしゃぐタロ

で、しばらく楳図さんと緊張した会話が続いた後、金子監督と合流してイタリアンのお店に。

まずはシャンパンで乾杯。

そして様々な料理・・・・

たまらずタロウがひとこと

「ぼくこんな豪勢なフランス料理初めてです」

「・・・・・・」

タロくんはあいかわらずタロくんでした。

そんなこんなで4時間近くも飲み食いしていたのですが

極めつけは

「ぼくじつは・・・」

金子監督が取り出したもの

それは金子監督の高校一年生の漫画作品。

「これはうまいですね!!」

楳図さんがおどろくほど

その玄人はだしの作品は

ほんとうに高校一年生が書いたとは思えないすばらしいもの。

「この主人公は野田秀樹をモデルにしたんですよ」

金子さん。 (野田さんと金子さんは幼友達である)

むむむ、時間なかったから全部は読めなかったけど

ああ、いつか時間あったら読ませてもらいたい。

じつはぼくも中学のとき漫画アニメ部なんかにいて

漫画を描いていたんだけど

そんなくらべものにならない。

金子さんはあきらかにプロレベルの作品を描いていた。

しかも高校一年生で。

「やっぱクリエーターはちがうぜ」

タロウよ、こんな2大クリエーターと飯が食えるなんて俺たち幸せだな。

そう思いつつ家に帰ってタロとふたり24の第三シーズンを見終えた松枝であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/06

14歳楳図かずお

天才とはこういうものである。
14歳楳図かずお。
って言っても、あの最後の漫画、『14歳』のことではない。

楳図さんが処女作『森の兄妹』を描いた年齢である。

若いからどうのこうのと言う話でもない。

処女作にして、すべてが含まれている・・・
そこがスゴイのであって、
三島由紀夫の『仮面の告白』なども考えると
すべからく天才と言うものはこういうもんなんだなぁと思ったわけです。

仮面の告白』なんてのも
その後に彼が何度もリフレインして書くテーマが登場している。
三島の場合、たしか『仮面の告白』を書きあがったのも
最後の作品、『天人五衰』を書き終えて自決したのも11月25日だったはず。

楳図さんも最後の作品が『14歳』なら最初の長編漫画を描いたのも14歳。
で、その14歳で描いた漫画『森の兄妹』には
焼き鳥として食べられるために生きる小鳥の話がある。
・・・チキンジョージ、『14歳』の主人公が処女作に登場しているのである。
今回僕が映画化させてもらった
神の左手悪魔の右手
を髣髴とさせるシーンもこの処女作に描かれている。

つまり、処女作にすべてがあるということ。

今回、復刻された楳図さんの
『 森の兄妹/底のない町 』
は、そう言う意味で現代に生きている天才の天才たる事実を目の当たりに出来る作品であり、楳図ファンならずとも手にとってみるべき作品だと思う。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2005/11/02

激痛映画!

先日、野木太郎とSAW2を観にいった。

ぐえーっ、ぎゃーっ、うおーっ

これはまさに「激痛映画」。

しかし、SAW1のほうが映画としてはうまい気がする。
最後のオチは落ちのための落ちのようでイヤだけど。
でもやっぱり「痛い」っていうのは
ホラーの1つのジャンルなんだなと思う。
どっちかというと
楳図かずお先生原作おいら脚本の「神の左手悪魔の右手」も
このジャンルなんでしょうかね。

ま、痛がらせるのが目的ではないので、
SAWとはまったく違う感じではありますが。

見終わって太郎を連れて帰宅。

24のシーズン3を見始めたが
激しい睡魔に襲われ僕は睡眠。
次の日は朝早起きをした。

近くに
ぼくのオヤジの働いている会社があるのだけど、
出かけていくと、もうオヤジは出勤していた。
一緒に飯を食おうと言ったら、もう食ったとのこと。
ひさしぶりの父子会食の予定だったのに残念っ。
近くに住んでいるけどほんとうにひさしぶりに会ったのだ。
オヤジはあいかわらず元気そうで良かった。
日銀を相談もなく辞めるという親不孝をしたので
早く別のことで喜ばせてやりたいが
今のところ僕の書いたシナリオを渡すのが精一杯。
だからオヤジには義務がある。
ぼくが親孝行をできるようになるまで元気で働く義務がある。
だから当面リタイアはなしですぜ。
たまにスネかじりに行きますよ~~~ナンチャッテ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/22

海外でも紹介されている。

映画「神の左手 悪魔の右手」の公式HPのアクセス解析を見ると

結構いろんな国からこのサイトを見に来ているんだなぁと。

て、ことは英語版つくらないと!

あとなんだか知らないけど中国から来る人も多いんだ。

やっぱり、紗綾ちゃん効果みたい・・・すごい小学生だ。

で、前の日記に『映画秘宝』の取材日に、アメリカのNo.1ホラー雑誌である『Fangoria』からも取材を受けた・・・って書いたんだけど、ちょうど、そっちのほうも載ったようです。インターネット版に記事があります。

 → October 19: First report on Shusuke Kaneko’s splatter film

小林翼くん演じる山の辺想くんが凛々しく映っています。

翼くんは可愛いだけじゃなくて、決めるところは決める「オトコ」でもあるのです!

いやー、しかし原作ファンはこういう写真を見るたびに戦々恐々だとも思うわけです。

だって、こんなシーン無いもの。原作には。

「俺のUMEZZワールドを壊さないでくれ!」

とか思っているのかも・・・。

やっぱ原作ファンは原作に忠実に作ってほしいのかな?どうなの?

楳図先生ご自身は変更にこだわらないんですよね。

むしろ相談すると自分で新しく話を創造しちゃう。

え、いくらなんでも原作から離れすぎですよー楳図先生!・・・みたいにぼくが思ってしまうみたいな。

でもここは外して欲しくないという点もあるんですよね、楳図先生的に。

で、最初に「ウメズメモ」を渡されました。

ここは外さないように・・・みたいなね。

僕は前に映画じゃなく演劇のほうで楳図先生の『わたしは真悟』を舞台化させてもらっているわけじゃないですか。

そんときにも結構話の最後のほうは、その時の舞台の監修をお願いした那須博之監督の指導の下、いろいろと変更させてもらった(原作では佐渡島のくだりになると、もう一切マリンは出てこないが、舞台版では上野未来扮するマリンが最後の最後まで出ずっぱり)わけですが、もちろん楳図先生も気に入ってくれたし、そして意外にもファンの方々にもウケは悪くなかった・・・・ように思います。たぶん。

だから、いろいろ『神の左手・・・』の写真がちらほら世に出て、原作ファンは「げげっ」とか思っているかもしれないですが、たぶん大丈夫です。楳図先生の本質的な部分は継承している・・・と思うんですよね、それは舞台版『わたしは真悟』の変更のときもそうですが、ぼくが先生の世界をリスペクトしまくりなわけで、そこはぼく自身も外したくない、そう思っているわけで、先生の世界を継承していると言うのは確実です、だから・・・たぶん、原作ファンにも気に入ってもらえるんじゃないかなぁ・・・と思っています。

おお、気付けば金子監督からトラバ受けている!すごい、光栄です~~。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2005/10/20

映画秘宝に載る。

明日発売の映画秘宝2005年12月号。

6ページ目。

==================

ウエダハジメの地獄の映画観光」vol.54

那須魂を継承する現場に行ってきた!
 『 神の左手 悪魔の右手

==================

楳図かずお先生原作、渋谷飛鳥ちゃん主演、金子修介監督作品!

おいら脚本、劇場用映画初!!

載っちょりまス。

ウエダハジメさんの漫画が楳図タッチです。

いや、しかし取材があると思って行ってなかったから、俺の写真デブなんだよなぁ。

まぁ、取材があると知っていてもデブなんだけどさ( ̄□ ̄;)!!

取材の日には偶然、那須真知子さんも来ていたから、

ちょっとだけ載っているw・・・そうそうこんなかんじで可愛らしかった!

お、隣のページには吉井怜ちん!!

偶然にも木村俊樹兄ぃの映画じゃないですか。

望月六郎監督『 濡れた赫い糸 』

セクシー石川こと石川均監督が脚本なんだよー。

これが衝撃的に面白い脚本でさ。

読んでひじょーに勉強になりましたさ!

ちなみに吉井怜ちんのことは前々からいいなと思っていて

木村さんの制作会社ステアウェイでキャスティングのとき

吉井怜ちん、いいと思いますよ」

と関係ないのに売り込んでいた。(ひそかに優香派ではなく怜派)

そしたら、ヒロインだもの!『濡れた赫い糸

怜ちんの芝居がすげー評判いい。

メイキングも見ごたえのあるメイキング。

今度ぼくの脚本でインする映画、

たぶん11月にインするんですが・・・

その映画を撮ることになる谷洋平監督

この『濡れた赫い糸』のメイキングを撮っているのです。

谷監督は若いのにキッチリ仕事師タイプの監督なのかな。僕はそうにらんでいますw

僕も脚本に関わっている

集団殺人クラブ GROWING

の監督は谷さんなんだけど、

なんかそのキッチリとした作りには本当に感動した。

良い本を撮らせたら本当に素晴らしいと思うんですよね。

若手監督としてチョー有望、間違いない。谷洋平監督、万歳。
( ちょっとチャリチョコの小人に似ている・・・・)

あ、話が脱線した・・・映画秘宝です。なにより。

よかったら見てみてください。

恐怖の真実がそこに・・・・・。

あの優しい金子さんがあんなことに・・・・

ギョエーッ~~!!

hiho0512 明日発売の映画秘宝
ぜひ一家に一冊。
ちなみに2005年の12月号だから
hiho512
ちなみに僕の誕生日は5月12日で512。
こんなんで運命感じる乙女チックジャパン。
以上。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/18

週刊ビッグコミック スピリッツに載る。

本日発売の週刊ビッグコミックスピリッツ10月31日号に

ぼく脚本の楳図かずお先生原作金子修介監督作品

映画「神の左手 悪魔の右手」が紹介されています。

最後のカラーページ

「スピリッツ歴代ヒット作最新映像化情報!!」

というコーナーです。

ぜひご覧ください!!!

ほんの少しですがカラーで写真も載っています~~。

spirits051031











しかし、掲載写真誰が選んだのだろう・・・う、うれしいけど・・・w

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/14

ほんとうの撮影最終日

僕の初脚本映画
楳図かずお先生原作
金子修介監督作品「神の左手悪魔の右手

打ち上げは9/28だけど
次の日9/29にも撮影がありました。
これが真の撮影終了日です。

いつもの渋谷パンテオン前で集合。

ロケバスは金子さんの横に座る。
監督の横は楽しい。
やっぱ作品の全体構想を持っているのは
監督だから、聞けば聞くほど、いろいろな情報が聞けて楽しい。

真説タイガーマスクでも那須さんの横に座っていた。

もちろんサードは一番下っ端だから
席が無いときは床に転がっていたときもあるけど、
余裕のあるときは、
那須さんに
「ナベカツ、ここにこい」
って呼ばれて、横に座った。

だいたいロケバスは
睡眠時間の少ないスタッフたちの
貴重な睡眠の場でもあったりする。

みんなグーガー寝るんだが、
タイガーマスクのロケバスでは、
僕と那須さんは
遠足に向かう小学生のように、
楽しく話してぜんぜん寝なかった。

今回の金子さんの横でも同じ。

でも、那須さんは魔神だったけど
金子監督は休みたいのかもしれない。
僕がいるから沢山話すけど
本当はウザイ眠いと思っているのかもしれない。
そう思って聞いたら平気だという。
やっぱり映画監督は体力気力が違う。
なら楽しく映画の話だ。

現場は、千葉県のはずれ。
田舎町のいい感じの黄色い電車を探して
ここにたどり着いたらしい。

「黄色じゃなかったら、電車あったんだよな」

と制作の梶川さんに言われ

「え、黄色じゃなくても良かったんじゃないですか?」

というと

「いや、シナリオに書いてあるからさ」

「誰がそんなことを・・・・」

「キミキミ」

「え?」

・・・・・・俺でした。
書いたの。
すんません。
たしかに 黄色は黄色が良いと思ったんだけどでも、
そこまで探させて・・・なんだか申し訳ないような気にも。

「でも、それが俺たちの仕事だからね、問題はないよ」
と梶川さん、男らしい返事。
rail
そうやって探してくれた
その場所は
とっても素敵な場所でした。


今日の出演キャストは
渋谷飛鳥ちゃんと、小林翼くん。

主人公の姉弟
「山辺イズミ」と「山辺ソウ」を演じます。

ほんと2人が仲がいい。
なのに今日で離れ離れになってしまうなんて・・・。

(↓飛鳥ちゃんと金子監督)
2shot2




(↓よくある駅の人形?から顔を出す可愛い翼くん)
tsubasa01








(↓むっちゃかわいい翼くん)
tsubasa02

とかなんだいっても
とうとうついにすべてのシーンを撮り終え、
そして本当のオールアップとなりました。

スタッフ、キャストみんな疲れていたが
さわやかに笑ってわかれました。
意外にあっけない。

でも、そんなもんなんだろう。

だってこの映画の撮影は今日で終わりだけれど
僕たちの映画人生はこれからもずうっと続いていく。
僕なんかはじまったばかりだし。

なにより
神の左手 悪魔の右手
この作品も、これからなのだ。
編集、音作り、宣伝、まだまだ沢山の仕事がある。

解散すると、僕ら4人は食事に向かう。
金子監督、高間撮影監督、制作の梶川さん、そして僕。
4人はそのまま高間さんの行きつけのイタリアレストランに。
簡単な祝杯を挙げた。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/10/09

金子組打ち上げの夜

打ち上げに出かけようと家の玄関に立ったとき
後のほうから声がしました。
振り向くと那須さんの遺影。
あ、すいません、おいていくとこでした。
那須さんの遺影を大事に額に入れて
打ち上げ会場にもって行きました。

写真はひっそり金子監督の横に置きました。

この映画。
神の左手悪魔の右手
はじまりは那須組だったけどいまや完全に金子組。
僕と那須さんが病室で作った初稿。(厳密には初稿じゃないけど)
吐いた那須さんの血で真っ赤に染まった原稿は
那須さんのお棺の中にいれてもらって火葬場に。
一緒に燃えて暗い空に吸い込まれて。

金子さんが乾杯の挨拶で
「那須さんへの献杯としたいところですが
 いまはスタッフのみなさんキャストのみなさんへのねぎらいと
 映画の成功を祈って乾杯」(僕のおぼろな記憶)
と言われていました。
はじめは那須さんと僕のもの。
でも今は皆のものです。この映画。

で打ち上げはフロア満員。
こんなに人数がいるのに
なんだか一体感のある熱い打ち上げでした。
ビジネスを超えた情熱があふれている。
なんどもこういう打ち上げに参加している
オスカーのOさんも、
こんなに熱い打ち上げはそうないね、
と言ってた。
きっとそうなのだと思う。

人数が多いからあいさつ回りをしていると
自分の席がなくなってしまう。
自席を奪われ、
他人の席、他人のコップで飲んでいたら
僕と同じで自席を奪われた渋谷飛鳥ちゃんがやってきて
僕の隣に座ってもいいですか、と。
「もちろん」
そして話していると、
山本奈津子さんもやってきて
にわかにそこは那須組の様相。

メイキングで僕が送り込んだ吉田明義によると
どうやら飛鳥ちゃんが奈津子さんから演技の技を盗んだようだ。

「盗んだ」というと聞こえが悪いが、
変に自分のプライドやスタイルにこだわるよりも
他人の良い部分を見つけて
すぐに吸収する(「盗む」)、
これは良い女優や良い物書きの条件。
那須さんもそう言っていた。
真似なんてすぐに真似じゃなくなる。
日本は「本歌取り」の国だからね。

だから飛鳥ちゃん
奈津子さんの技を自分のものにしたのだ。

本番直前の集中力を高める方法。

メイキングの吉田明義によると
奈津子さんの演技を見てからというもの
飛鳥ちゃんの演技がぐんぐん深くなっていったと言う。
それでこそ渋谷飛鳥。
那須さんの最後から二番目の弟子。
(飛鳥ちゃんと僕は「那須さん最後の弟子」という称号を奪い合う。
 僕のほうが最後の弟子なの!ってどっちでもいいじゃん>俺)

山本奈津子さん、演技について熱く語り
その姿を見て、渋谷飛鳥ちゃんは
「那須さんと話しているみたい」と。
たしかに奈津子さんの熱く語る姿は
周りに熱を伝え巻き込む那須スタイル。
奈津子さんに言うと、那須さんはいつも近くにいるらしい。
僕のそばにもいるから忙しいな那須さん。

打ち上げ1次会終わり
2次会に1/3ぐらい流れる。
飛鳥ちゃんは17歳、お酒飲めないし遅いので先に帰る。
来年、18になったら飲みに行こうね・・・って18も駄目なんだっけ?

2次会はこれまた山本奈津子さんの独壇場。
セーラー服百合族デビュー、その後の秘話、苦労話を聞かせてもらう。
普通なら朝まで飲むところだが
実は打ち上げの翌日にも撮影がある。
撮りこぼしというよりもスケジュール上の問題なのだが
実は翌日がほんとうのオールアップ。
なので終電のあるうちに解散となる。
奈津子さんと飲むのは本当に楽しい。
飛鳥ちゃんも奈津子さんの「百合族」とか
「濡れて打つ」とか「美少女プロレス」とか
見て欲しいな。感想が聞きたい。
オスカー的には駄目なんだろうか、みせるの。

↓( 那須さんの遺影と金子監督、山本奈津子さん )
3shot2





↓( オスカーのOさんと )
2shot





↓( 憧れの奈津子さん、那須さんと!)
3shot5

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/08

撮影無事終了にて

すみません。反省。更新怠っていました。
けっこう指摘されるです。更新さぼり。

で、まず報告しなければいけないのは
神の左手 悪魔の右手
無事、撮影終了いたしましたです。はい。

で、ついでに言うと編集もだいたい終わったです。
(終わったで、いいんですよね?金子監督)

で、みました。
ラッシュっつうんですか?
音楽や効果音や合成などがやられる前の映像。
みなさまよりちょいとお先にみました。
いやもうかなり楽しみました。
もうめっちゃ期待していてください!!
今いえるのはこんだけ。
現在は音楽をつける作業に入っています。
これがまた期待大大大大なわけです。
日本1国におさまらない展開なワケで。
金子監督はSkypeでロスの作曲家と日々ディスカッション・・・のようです。
頑張ってください。
いや、もう、はやく音楽出来上がりがたのしみです!!

ほんとね皆に見てもらうのが半年以上後じゃないですか。
もうしわけなくて仕方ありません。
いまんところ脚本家特権で楽しませてもらいます。

打ち上げも楽しかった。
僕は全日程撮影に立ち会ったわけではないので
打ち上げでしか会わなかった俳優さん、女優さんも沢山いました。
そして楳図先生!あいかわらずお元気でした!
 
3shot 金子監督、楳図先生、渋谷飛鳥ちゃん
金子監督、ぐわしができてませんっっ



5shot
小林翼くん、清水萌々子ちゃん
楳図さんの背後霊のように渡来先生が・・・。

と写真を載せたところで私信。
「いぐっち、ごめん」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/01

那須映画再考の契機

8月の終わり、金子監督と成田プロデューサーとで那須監督の家に行った。正式に「神の左手悪魔の右手」がインすることを那須監督に報告するためである。

ぼくらは真知子さんの手料理でもてなされながら那須さんが生前に大事にしまっていたテキーラを開けて飲んだりした。

懐かしみながら那須さんの残した品々をいじっていると、その中にあった小さなDVD再生機が突然動き出し、その画面に、パッと鮮やかな映像が映し出された。

それはなんと那須監督自身の姿だった。

突如画面に大写しになった那須さんが僕らに語りかける。

「この映像を見る頃には、すでに私はこの世にはいない。
 だがキミたちに伝えなければいけないことがある・・・」

そのまるで飛鳥教授のような言葉に続いて那須監督がぼくらに語り始めた真実は僕たちを震えるほど驚かすことになった。。。

なぁんていうことは無かったわけですが
小さなDVD再生機にある映像が鮮やかに映し出された・・というのは本当。

その映像は映画「デビルマン」の映像で、けれどもそれは一切表に出されることの無かった映像。思わず金子さんとその那須さんの撮った美しい映像に見とれてしまった。そして「どうしてこの映像が本編で使われていないんだろう?」と首をかしげることしきり。あの一連の編集をめぐる騒動の中で、那須さんが大切に思っていながらも切られてしまったシーンの数々である。那須さんはそういうシーンばかりを大切にDVDに保存していた。

飛鳥ちゃんに「デビルマン撮影で一番大変だった思い出はなに?」聞くと、彼女は雪山の撮影を挙げる。

しかしちょっと待ってくれ
雪山の撮影って・・・?

ていうか本編で雪山のシーンなんて無いですから!
そのシーンも公開バージョンではカットされていますです。僕も見たことが無い。しかし、那須さんのDVDを全部調べたら、あるのかな雪山のシーン。実際那須さんは雪山のシーン、いい物が撮れたと僕に自慢していた。これはぜひとも見たい!のである。

百合族、百合族2、美少女プロレスとか日活時代の作品もなんど見返しても面白い。ビーバップシリーズも面白い。代打教師も面白い。湘南爆走族も見逃せない。下世話かもしれないし、その映像は芸術からは離れていたかもしれないけど、確実に時代に楔を打つ映像を撮ってきたのが那須さんだった。というか芸術なんてナマッチョロイことを良しとしなかった那須さんだが、しかしその映像は道化に徹しながら裏返って確実に芸術的ですらあったのだけど。ピンチランナーの最初のシーンも会社からは要らないシーンと言われたらしいけど
あの廃墟船となっちのシーンがなくてピンチランナーが始まるワケが無いのだ。

デビルマンがこけたことで那須さんが語られることが多い。とりあえず那須を悪人にしとけばいい的な風潮もあったりする(そんなのは分析の放棄だ)。ひどい言い方かもしれないが、「うまい具合に」那須さんが罪を背負ってあの世にいっちゃったもんだからなおさらである。

そういう風潮にもかかわらず、金子さんとか飛鳥ちゃんとか僕とかが「那須さん、那須さん」と言うから、一部の人は、「那須監督という人は映画はアレだったけど、後輩に慕われる良い先輩だったのだろう」というようなことを言う。たしかに那須博之という人間はこれほど魅力的な人は居ないというほど魅力的な人だった。だが、僕は言いたい。那須映画も魅力的だったと。でなくては、あんなにもスタッフやキャストに慕われるわけが無いのであって、実際、彼の作品はほれぼれとするような魅力的な作品、まさに那須さんの人格が透けて見えるような作品ばかりであった。もちろん、会社のうんぬんや集団でやることだから政治的な何とかで傷もあったかもしれないが、そういう中でも、那須さんの作品はその人間同様に僕らをひきつけていた。だから「映画はあれだったけど・・・」つうことはありえない。ちゃんと彼の過去の作品もたくさんの人たちに見てもらいたい。つーわけで、デビルマン1作で那須さんを評価するのは止めにしてもらいたい。デビルマンのディレクターズエディションを見てから判断してもらいたい。もちろん、那須さんは天国の歌舞伎町に行っているから、デビルマンのディレクターズエディションを作るなんて、もうそれはかなわぬことだし、大体、生きていても、後ろ向きなことはしなかった人なので、そんなことはしなかったかもしれないけど。

ただ那須さんの知ったことではないかもしれないが、金子さん、飛鳥ちゃん、奈津子さん、ぼく・・・那須さんの薫陶を受けたぼくらが良い作品を作っていくことでしか、那須さんへの恩返しというか、那須さんの目指した映画、撮ってきた映画を再評価させるような、そういう道は無いのだろうなと思っている。

そういう意味でも今回の「神の左手悪魔の右手」は大きな役割を担っている。

もちろん、那須監督なんか関係なくひとつの作品として評価されなければならない。
それが那須さんの再評価にもつながっていくのだろうと思っている。多くのスタッフやキャストは那須監督追悼なんていうのとは関係なく良い作品を作るために尽力しているのであって、ぼくらが、那須さん、那須さんと酔っていても仕方が無い。ひとつの作品として良くして行くしかない。とは言うものの、確実に、この作品は、金子さんや飛鳥ちゃんや僕が関わることによって、那須映画を再考してもらうためのひとつの契機になるのだろうとは思っている。

ところで、つい昨日奈津子さんと飲んだときに教えてもらったのだけど、今回のメイクの永江さん。じつは百合族のメイクさんだったのだそうだ。だから何だということではないが、そういうことすらなんとなくうれしい僕なのであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/26

一粒で何度もおいしい金子組

昨日は大変だった。
テッペン回ってなお撮影が続いている可能性あり。
僕は11時には現場をさらせてもらったが
メイキング班によるとそのあともずうっと撮影していたようである。
金子監督はじめスタッフはきっと疲労困ぱい・・・どんな言葉でも言い尽くせない。
大変だと思います。
手助けできないのがなんとももどかしい。
がんばってくださいとしか言いようがない。

撮影は朝の葉山から始まり
昼からは調布の日活撮影所で行われた。

撮影には有志のアブレボメンバーが見学に来た。
カノンB、ミホB、アイコA、テッちゃんA、マコトAである。
特殊な造形物が多く、かなり準備時間が長かったので
見学者は2シーンぐらいしか見れなかったが
興味深くモニターや現場の準備を見ていたので
まぁよかった。
自分たちがこれから関わることになるだろう
撮影現場がどんなものか少しは実感してもらえたらうれしい。

なかなかこういうの現場に立ち会う機会もないだろうから
せっかく劇団の主宰である僕が映画に関わることが出来たので
劇団関係者に還元というか、できたらいいなという気持ち。

途中で、那須真知子さんも陣中見舞いに来てくれた。
金子監督がうれしそうだった。

あの天下の「映画秘宝」とアメリカのホラー雑誌「FANGORIA」の取材があった。FANGORIAの人に英語で「那須監督の最後の弟子」と説明するのに金子さんのアイディアを借りた。英語の苦手な僕である。apprenticeが出てこなくて、ディズニーファンタジアの「魔法使いの弟子」からapprenticeが出てきた。僕は魔王那須のlast apprenticeなわけである。

今日の撮影シーンは
前半は渋谷飛鳥ちゃんと小林翼くん。
夜には田口トモロヲさん。

写真とって来るのを忘れてしまったが
ほんとうに翼くんは可愛い。
神木くんとか巷ではあれだけれども
たしかに子役は子役だけども
神木くんはもうかなり大人の部類。
「妖怪大戦争」のエロチックな神木くんはとてもよかった。

しかし小林翼くんである。
この悪戯天使のような可愛さといったら比類を見ない。
翼君のかわいさだけでも見る価値のある映画なのである。

で、その翼くんが話しかけてきた。
どうやら乳歯がぐらぐらするらしい。
抜けたら大変だねなんて話した。
あまりにも幼いので大人びた話し方をするのがなお可愛い。
そしてお姉さん役の飛鳥ちゃんと本当の姉弟のようなので
その2人の姿もとてもほほえましい。

夕飯の時間になり
真知子さん、金子監督、飛鳥ちゃん、いぐっち、太郎と僕で飯を食った。
飯はケータリングでかなり豪勢だった。
つか多かったし美味しかった。太ってしまうので。許して。


そこんところにテクテクとちびが歩いてくる。
翼くんである。

なんとさっきぐらぐらだった乳歯が抜けてしまったらしい。
これから撮影があるのにツナガリがとか言っていたら
翼君は大丈夫と言って自慢そうに差し歯をみせる。
こんなこともあろうかと用意周到なお母さんが差し歯を準備してくれていたのだ。
そしてどうやら、そのことをお姉ちゃんの飛鳥ちゃんに報告しに来たようなのだ。
大根となんちゃらを食べていたら歯が抜けたとか説明していた。
それを聞いてやる慈愛の眼差しの飛鳥ちゃん。
もはやお姉ちゃんというよりもお母さんのような感じすらする。
もちろん見かけはぜんぜん少女なので、
お母さんといってもイタリアンマンマや肝っ玉母さんというわけではなく
頑張って、弟を母のようにして守ろうとしている姉というか、
そういうわけなのだけれども。

しかし
そういう雰囲気が撮影していないときの2人からも受け取れる
つうのはすごいことなわけで。
そんな演技を超えた関係を築きあげている2人。
画面にどううつっているか非常に楽しみだ。

夕飯後、飛鳥ちゃんのシーンを取り終え、
メイキングの吉田明義とともに
飛鳥ちゃんのメイキング用のインタビューを撮りに行く。
飛鳥ちゃんはほんとうに完璧だ。
その美しさも、りりしさも、言葉の選択も、すべてが完璧だ。
もはや彼女を前にして人類はうなるしかない。

そんな飛鳥ちゃんがどんな答えを返してきたのかは
DVDを見てもらうとして、なかでも一点感激したのは、
彼女が僕がどうしてもこだわったセリフを話題にしてくれたこと。

僕がこの『神の左手悪魔の右手』というホラーでやりたかったものは、
もちろん楳図さん的なホラーというのは当然だけど、
もうひとつは楳図さんのテーマでもある「子供」で、
僕はこの「子供」というか、「永遠の子供」宣言をこの映画でやりたかったのだ。

『いつしか「大人」になってしまう「子供」』

という当たり前の表現に逆らいたい。
そう思って書いたセリフ・・・しかも何気なく読んじゃうと
普通の表現になってしまうセリフ・・・をばっちり飛鳥ちゃんは受け取ってくれていた
のである。

彼女がこれをどんな風に表現してくれたかは、
実はその現場にいなかったので見ていないが、
金子監督いわく、
このシーンを撮っていて、
なんと監督の胸にまで、ぐっと去来するものがあったとか・・・。
うーん。監督を感動させてしまうなんて・・・ジーニアス飛鳥。

やっぱり出来上がりを見るのが楽しみである。
ていうか早くみたい!
で、ラッシュの見られる日にちを聞いたところ
意外に早かったので、これはとてもうれしい。
来年とか言われたら
見たくて
見たくて
見たくて
見たくて
死んでしまったかもしれない。

メイキングは
そのあと田口トモロヲさんのインタビューをも収録。
今回のメイキングでは
田口トモロヲさんや根岸季衣さん、松金よね子さんら
ベテランたちの演技論が聞けるのも楽しみの一つである。
こんなに一粒でなんども美味しい映画はそうないのではないか。
わが子ながらそう思わずにはいられない今日のマツガエであった。つづく。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005/09/20

神の左手悪魔の右手

僕が脚本を担当した金子修介監督作品『神の左手悪魔の右手』の公式ホームページがオープンしました。

http://www.kaminohidarite.com/

これから内容充実させていきますので、よろしくお願いします。

| | コメント (2) | トラックバック (4)

2005/09/19

あした新聞に・・・

金子組いってまいりました。
今日はスタジオでの撮影です。
ああ、とてもすばらしいものをみてしまいました。
でもそれがなにかは言えません。

で、スポニチと報知新聞の記者さんがインタビューに来ました。
なのでたぶん明日載ると思います。
松枝佳紀。のるかな?
金子監督と渋谷飛鳥ちゃんの名前だけかもしれない・・・。
マツエダなんて呼ばれていたし・・・
マツガエですから・・・でも記者さんかなり美人だったから許そう。

で、あした映画の公式HPがオープンします。
だいたい朝の8時を予定しています。
URLここであす発表します。

で、今日は現場見学に
キング萩尾と野木太郎と畠山佳子が来ました。
キング萩ぃはあいかわらず妙で畠山佳子は子供でした。

オスカーのOさんに松枝さん太ったねぇと言われました。
執筆時は太るのです。ああ、やせねば。

インタビューは那須博之監督への
金子監督と渋谷飛鳥ちゃんの思いがほとばしった感じでした。
僕は感無量でうるうる。
それは風邪で熱にうなされているばかりではありません。

詳しい内容は記事に譲るとして
とりあえず、

那須監督の一番の弟である金子修介監督
那須監督の最後に愛した女優である渋谷飛鳥ちゃん
そして最後の弟子の僕。

僕らが一緒になって映画を作っているのを
遠くの那須さんはどんな思い出みているのでしょうか。

とりあえず、今日はこれから那須家に行きます。
太郎と2人で最後の宴会です。
那須さんと真知子さんの17年すんだ家は
明日不動産屋に引き取られ取り壊されます。
だから17年の那須さんの思い出の締めくくりに
僕と太郎はガラーンと何も無い御殿で飲んできます。

asuka_yoshiko (渋谷飛鳥ちゃんとうちの看板女優畠山佳子)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005/09/14

行ってきました金子組!

芝居も終わり
ようやく金子組の現場に顔を出せた。

あさ渋谷に集合。
意図したわけではないが
僕がはじめて金子組現場に行く日が
楳図先生と野木太郎の出演日だった。

ロケバスは満員だったので
ぼくはメイキング班と一緒に制作車に乗る。
渋谷飛鳥ちゃんとマネージャーさんもこちらに。

制作車の中では
メイキング班の作った
楳図さんへのインタビュー原稿に目を通し
楳図さんへふさわしいインタビュー項目へと作りかえをする。

撮影現場。
すばらしい天候。
夏日がもどってきた。
蝉がガンガン鳴いている。

ひさしぶりに金子監督に会う。
ついでに楳図さんの公式HPの管理人さんの金子さんにも会う。
どうでもいい偶然だが同じ金子。
ふとみると「(株)金子建材」なんて看板も。
050913_121857_M
(写真:ロケ弁を食うumezzドットコムの金子さん)









田口トモロヲさん登場で撮影開始。
シーン44から。

飛鳥ちゃんはここだけでこの現場はアップ。
夜の千駄ヶ谷の撮影でまた再入。

つぎにとうとう我らが太郎の登場。
050913_112514_M


(写真:にこやか太郎)





と思ったら昼飯になる。
050913_121657_M


(写真:もぐもぐ太郎)







昼飯後、太郎のシーン。
太郎、緊張している。
また、いつもの悪い癖で空いている手がぶらぶらする。
そこで金子監督。太郎に物を持たせる。
物を持つと太郎の動きが安定してきた。

さらに芝居がもうすこし出来るようにと
あたらしいセリフをその場でつくり
トモロヲさんと太郎につける。
シーンが少しだけ長くなる。

しかし
これが功を奏してか、太郎の演技がよくなる。
舞台経験で培われたハリのある声が生きるセリフ。
まぁ、かなり身内としての贔屓目かもしれないが。

そして登場。
原作者にして絵本作家役の楳図かずお先生。
050913_122821_M

(写真:楳図せんせいと太郎)


もちろん原作には無いシーンだ。

今回の先生の役回りは
同じく僕脚本の舞台版「わたしは真悟」で
楳図先生を使ったのと同じような役回り。
結構重要なセリフを言っている。

もちろん、
楳図先生のしゃべり方は承知なので、
最初からアテガキでかいた。

予想通り、楳図さんが言うと、
そんなに特殊ではないセリフが、生き生きと屹立する。
そのセリフに反応するトモロヲさんの表情がまたいい。
そこまで脚本には書いていないのに、
ちゃんと行間を読んでくれているんだなぁと感動。

このシーンは、
楳図さんのことを良く知っている僕だからこそ書けるシーンだと自負がある。

ちなみに今回の金子組は僕の知っている他の現場(とくに那須組)と違う。
050913_112652_M


(写真:金子監督と太郎)





一番の違いはカチンコである。

普通は、
監督「つぎ本番」
助監督「つぎ本番いきます!」
監督「本番!」
撮影部「はい、カメラ回りました」
助監督「シーン○○カット○」
監督が「よーい、はい!」
と言った後に、一拍置いて、
助監督がカチンとカチンコを打つ。
そして芝居が始まる。

しかし、金子組では、
監督「つぎ本番」
助監督「つぎ本番いきます!」
撮影部「はい、カメラ回りました」
撮影部助手「シーン○○カット○」
とここでカチンコ。
画面の中に入れるだけ。
それも助監督ではなく撮影部の人。
そして
監督「よーい、はい!」
で芝居が始まる。

しかも、カメラは多くの場合
2台体制である。
1台はトモロヲさん狙い。
もう1台は楳図さん狙い。
とか
1台は寄り。
もう1台は引き。
とか。

まぁ、そんなこんなで撮影は進み・・・
楳図さんの出番はおわり

つぎに楳図さんのメインキング用のインタビュー撮影である。
ぼくはメイキング班を指揮する手前、楳図さんと一緒に近くの神社に移動。

するとなんと
静謐な空間をイメージしていた僕らの期待に反し、
神社は改装工事中なのである。
ガガガガガとうるさいシャベルカー。

しかし、撮影の間、工事を止めてくれないかお願いすると
快くOKをくれる。いい人たちだ。
その代わり、神社にお参りして言ってくれといわれる。
もちろん!お参りしますとも。

楳図さんのインタビューはじつに面白く撮れた。
DVDのメイキングを楽しみにしていて欲しい。

その後、千駄ヶ谷への移動があるが
僕はロケバスには戻らず
楳図さんとともに電車に。
渋谷までご一緒し、ひさしぶりに楽しい話をした。

渋谷で解散すると少し時間のあった僕は
楳図さん公式HPの金子さんとお茶をする。
おちゃというかケーキする。

金子さんと別れ、別件の会合。
途中ではハルの乱入もある。
おごるだけおごらされて、ハル消える。

その後、明け方まで歌舞伎町で過ごす。

○○食堂で朝飯を食べていると
華原朋美っぽい声が聞こえる。

みると店の中に
本当に華原朋美がいた。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005/09/04

金子組討ち入り!

昨日は金子組のお祓い&オールスタッフ&楳図先生の誕生日。
ずらりとそろう。
ぼくは遅れて参加。
そうそうたるメンバーである。

特殊造形の藤原カクセイさんと話す。
デビルマンのとき少し関わったことがあるそうな。
知らなかった。
僕の書いたデーモン白書もリアルタイムで読んでいる。
最終的にデビルマンの特殊造形はべつのところに行ったわけだが。
しかし藤原さんの今回の作品に対する気合もすごいものがある。
どんなものになるのか楽しみである。

オールスタッフの後は
僕が集めたメイキング班で打ち合わせ。
毎日現場に行ってだらだらと撮影すればキリが無い。
何をどう撮る、撮るなら何故か。
そこをもっとシャープにしようという会議。
かなり有意義だったと思う。

メイキング班は3人で構成されている。
多すぎという話もあるが
定者(テイジャ)さんが監督。
吉田明義が撮影。
鈴木くんが編集。
という役割分担である。

鈴木くんは、去年、
僕の芝居「ベジタリアンサマー」のメイキングを作ってもらった人だ。
メイキング事態が面白く(まぁ、少々長いけど)
で、今回頼んでみたというわけ。
彼はいま東京藝術大学の大学院生で
いわゆる北野武ゼミとかそういうところにいる。

定者さんはその鈴木くんが連れてきた同じ大学院生で
「ばかのハコ船」などを撮っている山下敦弘監督のところで
撮影とか助監督みたいなことをしていた人だ。
役者になったらいいんじゃないかというような圧倒的面構えをしている。

吉田明義はじつはこれは僕との関係が長い。
2001年11月新宿のタイニィアリスでやった「由紀夫の空」と言う芝居。
その登場人物である森田必勝を彼に演じてもらったのだ。
その後、何作品か彼を役者として使った芝居をやった。
来週から乃木坂でやる「アブレボ、僕たちの純愛革命」で
急遽、怪我して降板となった広澤葵の代わりにA班主役となった畠山佳子と一緒に箱根合宿にも行ったことがある。
(あのときの佳子はかわいらしい19歳の女の子だった・・・いまもかわいらしいですがw)
今回、吉田明義が
映画学校を卒業し助監督としてやっていきたいがなかなか職が無いと
困っているのを知り、急遽、金子組にスカウトしたわけだ。
吉田明義はいまからサードをやるには歳はくってるけど
しかし気がつくし礼儀正しいし、考えもある。
さっそく成田プロデューサーにも「あいつ優秀だな」と言ってもらった。
なにしろ僕と誕生日が同じ5月12日だ。
それはどうでもいいが、
昔から一緒にやってる仲間にはほんとうに頑張って欲しいと思う。
彼とは次の仕事・・・某TV局のドラマの撮影でも一緒にやる予定。

そんなメイキング班と濃い打ち合わせの後
いそぎ新宿に行き、
金子監督、平田さん、成田さん、撮影監督の高間さんらの討ち入りに合流。
那須監督の思い出話などしながら軽く飲む。

金子さんと台本の話になり
その後、他の人は二次会に向かったが
僕と金子さんはまじめにふたりでスターバックス。
甘いものを食べながら、脚本内容について議論を交わす。
飲んだり、なんだかんだも楽しいが
映画のこと、作るべき物語のことを話している時間がとても楽しい。
あの席にはきっと那須監督も一緒にいたのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/02

クランクイン直前

ちょっと金子監督。
フライングですよお!!
同時に発表しようって言ったじゃないですかw

金子修介監督のブログ

ということで、とうとうクランクインします。

那須監督の関わった最後の作品。

劇場用映画で僕がはじめて脚本を書くことになった作品。

今年の正月、那須監督の病室で書き上げた脚本。

最後の最後まで
赤々と燃え続けた那須監督の映画への思い。

その思いは
那須さんが本当の弟のように愛した金子監督に受け継がれ
ようやくというか、ついにというか
クランクインまでこぎつけることになりました。

那須さんと僕が作り上げた台本を元に
金子さん、成田さんと何度も何度も議論し修正を重ね
新しい台本を作り上げました。

もちろん
那須監督が企画立案だったとしても
金子監督がメガホンを取るからには
これはもう完全に

金子修介監督作品

です。

新しい金子さんの作品のひとつとして
この映画が完成されることを天国の那須さんも喜んでくれるでしょう。

とりあえず、
来週から始まる撮影の様子などについては
このblogでもちょくちょく報告させていただきます。

あ、あと金子さんがblogで紹介してくれていますが
来週から芝居やりますんで、そっちのほうも見に来てください。
とりあえず、みといたほうがいい作品になりますよ!
美女15人そろいぶみの
お馬鹿でえっちな
下世話でポップなおもちゃ箱のような芝居になります。
高原秀和監督が演出です。

  劇団HP 、 アブレボblog

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005/06/19

楳図かずお恐怖劇場!!

ついに脚本完成の昨日。
楳図さんの恐怖劇場の初日でした。
もう、おっとろしいほど、ちょー満席。
つーか整理券を配るの18:00からなんじゃが
18:05につけば、すでに


ソールド・アウト


まじか・・・。

仕方ないので、近所で飲みました。
那須さんの甥っ子、野木太郎くんと飲みました。
渋谷ってイメージから程遠い店で飲みました。
でもね、つまみがうまいんだな、これが。

と、20:30。
上野未来くんから電話。

「関係者席あります」

感謝。感謝。

で、見に行きましたさ。
舞台挨拶。

楳図かずお先生
もう、すばらしいほどのハイテンション。
しかし、ここまで原作者ネームで押す映画も無いだろう
と感慨を抱くぐらい
楳図さん無しでは成立しないこの映画。

で、上野未来くんもいましたよ。
映画も上野くんのドアップだらけで
はずかしいやらうれしいやら・・・
ま、上野未来にとって記念的な作品のひとつになったことでしょう。
よかった、よかった。

ほんと席数も少ない劇場だし
レイトショーだし、
この作品たちを映画館で見られる機会もかぎられていると思います。
ぜひ、みなさん、楳図かずおの恐怖劇場。
人生のイベントとして参加してみたらどないでしょうか。

あ、それから劇場で懐かしい仲間に会った。
奥村拓。
ぼくの「わたしは真悟」でロビンを演じた男だ。
動けば奇妙な彼も、普段は紳士。
かわいい彼女なんぞをつれていた。
思えばいい役者なのである。
またなんか一緒に作品作りたいなぁ。

とか言いながら
実はあったとき名前を思い出せませんでした。ごめんね。

| | コメント (3) | トラックバック (0)