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2012/03/13

「日本の問題Ver.311」終幕

「日本の問題Ver.311」全日程終了致しました。

ご来場いただいた観客の皆さま、座談会に参加していただいたゲストの皆さま、快く脚本を提供してくださった広田さん、瀬戸山さん、蔭に日向に企画へのご意見をくださった皆さま、本当にありがとうございました

震災から1年目という区切りに、皆様と同じ時間を過ごし葛藤したことは、僕らにとって大変意義のある事となりました。皆様にとりましても、本企画に足を運んでいただいたことが、なにかしら意義あることであったと感じていただければ大変うれしいです。

この「日本の問題」と題した公演は、昨年11月の「日本の問題(小劇場版)」、同12月の「日本の問題(学生版)」、そして今回の「日本の問題Ver.311」と、3回目となる企画です。しかしながら、今回ほど、お客様から積極的に沢山のお言葉をおかけいただいた公演は初めてでした。

賛否両論あれども、「企画に対して」、「演目に対して」、「前説に対して」、終演後、積極的に、お声をかけていただき、大変熱いご意見を、多数のかたに、お聞かせいただくことができました。それは通常の公演を考えると異様なほどでした。

これは、4劇団の演目および前説がお客様のご意見を誘発するような内容を持っていたこともさりながら、ご来場いただいた皆さまにとっても「東日本大震災」が底知れぬ心理的ダメージを与える事柄であったということの証左ではなかったかと思います。あれがなんであったのか、なんであったと捉えるべきなのか、目の前の悲劇を差し置いて自分らは幸せであってよいのか、いったい自分はなんなのか、そのような根源的なことを、語り、表現し、自分たちで何かを納得しないと前に踏み出せないほどに、観客の皆さまも、そしてぼくらも、あの震災から強くダメージを受けていたのだろうと思います。そういう意味で、震災に関する表現欲求は、僕ら企画側だけにではなく、観客の皆さまにもあったのだろうと思うのです。

願わくば、今回の企画が、観客の皆さまや僕らを含めた参加者それぞれの心の中にあった傷を癒すものとなり、癒された後は、まだまだ続くであろう被災地の復興に対して、直接的に、間接的に、関わり続けていくきっかけのひとつとなったら幸いです。僕自身も関わり続けます。沢山いただいたお言葉(批判であれ何であれ)を真摯に受け止め考え、明日からの表現に必ず活かしてまいります。

事前に告知しておりましたように、本公演の収益金および寄付金、総額29万1千619円は、あしなが育英会の「東日本大震災・津波遺児支援」事業に、本日、3月13日、全額寄付させていただきました。

ご来場いただきました皆様、関わってくれた皆様、ありがとうございました。


「日本の問題」代表 松枝佳紀

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