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2011/01/09

twitterの速報性をもてはやすな。~米国議員射撃事件~

アメリカの議員が撃たれた。

アリゾナ州の下院議員ガブリエル・ギフォーズさんが、22歳の白人男性の銃弾によって殺された(その後死んでないとの報道)。

巻き添えになった人たちも10人近くおり、9歳の少女も亡くなったらしい。

この情報、twitterを介して周知の物となった。

だから、今流れるツイートも、このtwitterの速報性を賞賛するツイートが実に多い。

僕も、この事件を知っての最初のツイートが、このtwitterの速報性が凄いと言うことだった。

しかし、調べると、twitterの速報性ばかりを、ほめそやしていていいのか疑問に思ったので、急遽、このエントリーを書く。

僕は、この事件、むしろ、twitterの速報性こそが生み出した事件じゃないかと思うのだ。

ちょっと挑発的な言い方をしてみた。

だが、本当にそう思うのだ。

以下に、僕のツイートをならべる。

●アメリカで議員が撃たれた。他にも数人が撃たれたようだ。ツイッターやUSTのせいで、すぐ近くの事件のように感じる。

●ググったら射殺された議員は去年の3月にも狙われていたようだ。「アリゾナ州民主党下院議員ガブリエル・ギフォーズは地元選挙事務所の玄関ドアガラスが空気銃で撃たれ破壊。怒った同議員(女性)はインタビューで「私は9ミリグロックを愛用してて… http://bit.ly/fijLwu

●みんな報道におけるtwitterの速報性を言っているが、良く調べると、今回の事件は、twitterやfacebookなどのダイレクトメディアが、市民の対立感情を増幅させた結果として生まれた事件であると考えられる。

●つまり、twitterの速報性が高いと言うことは間違った情報が流通する可能性も高く、偏見が増幅する可能性が高いと言うことだ。そして、間違えた情報に基づいたものだとしても、一旦、心に芽生えた偏見や悪感情は、完全に消し去ることはできない。

●去年の中間選挙の時にTea Partyがどうのこうのと報道されていて、まあそれはtwitterやfacebookなどの草の根メディアを利用した市民運動なのだけど、二大政党制を突き崩す新しい民主主義の在り方と言うようなもてはやされ方をしていた。

●そのTea Partyは、サラ・ペイリンという政治的アイドルを生み出した。保守的で敬虔なクリスチャンの家庭で育った彼女は、反オバマの人々に熱狂的に支持された。そして彼女はついに恐るべき広告を出した。倒すべき20の議員という広告である。

●この恐るべき狙撃広告の左上から4番目に、ガブリエル・ギフォーズがいます。今回殺害された下院議員です。

●もちろん、殺せなんて言ってはいない。いないが、TeaPartyで熱狂的になっていた市民たちのなかの何人かが、「これって殺せばいいんじゃん」と思ったのだと思われます。

●で、クルーグマンは既にこの動きを予見しており2009年の8月にこの傾向について触れている。http://nyti.ms/eHebWr

ツイッターの速報性については、賞賛ばかりするのではなく、偏見や悪意を増幅する可能性があることに、つねに注意を払っておくべきだろう。

実際、そのことが、今回のような事件を起こしてしまったという面もある。

だから、既存メディアは、どんくさいことを恥じることなく、冷静な報道、理論的で公平な分析を、じっくりとするべきだ。

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コメント

正にそうだ。例のWilliamsさんもスクープ競争だけで一気に1千万。うまく使えばトイレの神様になれる。悪意で使えば自爆テロ

投稿: yansu | 2011/01/09 09:49

松枝様 
お忙しいでしょうが 年末に観て とても感激した 美しきものの伝説 続きを読みたく ぜひアップお願いします
楽しみに待っておりますheart04

投稿: | 2011/01/21 08:35

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