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2009/10/29

DULL-COLORED POP『心が目を覚ます瞬間 ~4.48サイコシスより~』

いろいろごたごたしていて更新できておらぬ、すまぬ。

ということで、表題の作品。

ちなみに、これを観た後に僕が見た演劇は

ハイバイ『て』

砂地『ナノクライシス ポルノグラフィ』

五反田団『生きているものはいないのか』

五反田団『生きているものか』

だが、どれもすばらしかったが

そのどれよりも、素晴らしかったのは表題の

DULL-COLORED POP『心が目を覚ます瞬間 ~4.48サイコシスより~』

だと思う。

最近で言うと、野田秀樹の『ザ・ダイバー』日本バージョンに匹敵する。

つまり、世界標準であろうということだ。

そして谷賢一が、この演目を単体でやったのではなく

もうひとつの『プルーフ/証明』と抱き合わせ販売したというのがナメている。

演劇をなめきっている。

そしてナメキルだけの才能があることを証明した。しやがった。

このすごさがどれだけの人がわかるだろうか。

本人も総括を書いてしまったので、

なんだか後出しじゃんけんみたいなことになるが、

『プルーフ/証明』は連続時間の芝居

『心が目を覚ます瞬間 ~4.48サイコシスより~』は瞬間の芝居

その両方をやれますよーみたいな演劇を舐め切ったことをしたのである谷賢一は。

そして舐め切れることも証明した。ひどい(笑)

ちなみに、「連続時間の芝居」と「瞬間の芝居」をわかりやすく言えば、「ストーリーのある芝居」と「ない芝居」、あるいは「映画になる芝居」と「映画にならない芝居」というか「映画になるかもしれないがなったとしても人の入らない芝居」(笑)とでもいおうか。

それこそ、「連続時間の芝居」は丹念に表現することが求められる。そこに必要なのは忍耐であり、苦痛を我慢することであり、大人の目をもつことだ。一方、「瞬間の芝居」はすべての観念から自由になることが求められ、逃げ続けることが求められる。そこで必要なのは、わがままになることであり、少しの苦痛も我慢しないことであり、子供の目をもつことだ。

『プルーフ/証明』では、登場人物たちの心の交流変化、ストーリーに感動する。

『心が目を覚ます瞬間 ~4.48サイコシスより~』では、人間の想像力が自由であることに感激する。

僕は、谷さんと堀奈津美さんが服を着こんでいるところとか、風船を割るところとか、まきちらすところとか、思い出すだけでも泣けてくる。何に泣けるかというと、自由であること、そっせんして自由であること、自由には無限の可能性があること、だがその自由にさえ終りがあること、終りがあることなんて谷賢一は十分わかってる。わかってるがそれでも自由であろうという精神を体現しようとするところ、ドンキホーテであろうとするところ、泣きながら、そして笑いながら上りつめる、…いとおしい人間と言うちっぽけな魂を抱きしめようとする行為、僕は、あの瞬間に世界が終っても満足したと思う。そんな芝居であった。

谷賢一はもう演劇の世界に戻ってこなくていいよ。怖いから(笑)

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アロッタファジャイナ番外公演2009年冬
「11月戦争とその後の6ヶ月」
Omote2
■公演詳細については過去記事かCoRichをどうぞ。
(過去記事は)
(PCからコリッチは)
(携帯からコリッチは)
■チケットは次のフォームからどうぞ。(このフォームからチケットを購入された方は、もれなく当日、禁断のプチデジタル写真集(松枝盤)をプレゼントします)

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2009/10/24

11月戦争が始まる。

いろいろありましたが

「11月戦争とその後の6ヶ月」

始動しています。

今回、演目が3つあるんですが

3つとも個性発揮、ちょっとすげぇことになりそうな予感です。

そしてチケット発売がついに明日開始です。

ルデコはかなり狭いのでお早目のお席ゲットをお勧めします。

当日は発券番号順に入場なので、

お席にこだわられる場合もお早目の席ゲットを。

ルデコ行ったことない方はわからないかもしれませんが

あそこの客席と役者の近さったらないです。

大劇場じゃ絶対味わえないライブ感を味わいに来てください。

ということで

チケット予約フォームです。

http://ticket.corich.jp/apply/16779/001/

このフォームから買っていただいた方には、当日受付で、禁断のプチデジタル写真集(松枝版)をもれなくプレゼントさせていただきます。

何が禁断かというと・・・

あまり言えないのですが(何故)、とりあえず手に入れた方は、どんな写真が入っていたかは、公の場では言わないようにしてください(笑)

ちなみに僕や僕のパーツがウツってるわけじゃないのでその辺はご安心を。

簡単に言うと、過去の作品にかかわる写真で、表に出なかった写真満載で行こうと思っています。***のファンや**のファンはぜひとも入手を(笑)

ともかく

2009年10月25日正午、

アロッタファジャイナ番外公演2009年冬

「11月戦争とその後の6ヶ月」

チケット販売開始です。

そんなわけで11月戦争始まります。

ご期待ください。

最後に最近の稽古場写真を。

Nov001

↑グラビアアイドル多田あさみ

Nov002

↑アロッタアイドル安川結花

Nov003

↑娘さんをください。井川千尋峯尾晶

Nov005

↑娘はやらん。安川結花鈴木信二

Nov008

↑グラビアアイドル多田あさみにキッついグラビアポーズを教わる人たち。

Nov011

↑すこしづつ上達していく人たち。

Nov014

↑なかなか上手くならないので指導を受ける斉藤新平

Nov013

↑上達した斉藤新平

Nov015

井川千尋の誕生日を祝う。

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アロッタファジャイナ番外公演2009年冬
「11月戦争とその後の6ヶ月」
Omote2
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2009/10/18

父の本葬儀

大勢のご会葬をいただきました。
ありがとうございます。
また、お花、弔電、ありがとうございました。
人の中心にいることが好きな父でしたので
昨日の式には大変喜んでいると思います。
懐かしい方々にもたくさんお会いすることができました。
思いもかけぬ方のご会葬もあり大変うれしく思いました。
ありがとうございました。

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2009/10/13

DULL-COLORED POP『プルーフ/証明』

DULL-COLORED POPがこの公演を機に活動をしばらく休止するというので二日連続で観劇をする。

11日夜デヴィッド・オーバーン作、谷賢一翻訳翻案演出『プルーフ/証明』、12日夜サラ・ケイン作、谷賢一翻訳翻案演出そして出演の『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』

この両作を観て、僕は谷さんの才能を改めて確信した。

前作「マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人」については、演劇評価サイトCoRichではかなり評判が高かったが、僕的には、もったいないだらけの本だと感じていた。演出に関しても、モリエールというペターとした劇場をうまく使えているとは思えなかったし、なによりも主演の清水那保さんをうまく使えているようには見えなかった。でかい劇場を使うときには良くあることで、自分も身につまされるのだが、集客を考えると、登場人物を多くせざるをえず、出演をお願いした各方面への顔立てなどもあるし、結果として、主人公不在のボヤーとした本になる…もちろん谷さんと話したわけではないので勝手な憶測だが、そう思えるような本だった。やはり、マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人は、マリーに話を集中させるべきだった。谷さんらしい題材であり、その美しいセリフなどもあるのだが、モリエールという場所がもたらす諸事態から微妙なことになっていた。あの作品をべた褒めしたコリッチの評論家たちは目がつぶれているとしか言いようがない。悪いが谷賢一はもっといい芝居をかける人なのだ。あれを褒めるようじゃ褒め殺しだよ。

あ、なんだか谷さんをくさすような感じになってしまったが、そういうつもりはない。これからべた褒めしますよ。なにせ、今回の2作品はともに異常に素晴らしい出来であったからだ。

まず『プルーフ/証明』。

ほとんどイスとテーブルぐらいしか何もない舞台で4人芝居。2時間半。音楽の使用も最小限だ(というかあったか?思い出せない)。そんなんじゃ、ふつうはもたない。空間的にも時間的にももたない。もちろん出演者が、寺島しのぶとかなら別だが、小劇場程度の人間がいくら出てもふつうはもたない。が、もたせた。そこがすごい。そして、あの世界がもった理由。それは、ひとえに、清水那保。そこにつきる。

僕は「小部屋の中のマリー」からしか谷さんの芝居を観ていない・・・あ、柏でやったロミジュリが一番最初か・・・まあダルカラを観たのは「小部屋の中のマリー」からなので、清水さんを観たのもそれからなのだが、僕は不思議な感慨をもっていた。

・・・谷さんは劇団の主演女優・清水那保をうまく使えていないんじゃないか・・・という感慨。

「小部屋の中のマリー」のマリーはハマリ役のように見えるが作りものな感じがどこかある。それはブランヴィリエ侯爵夫人も同じ。清水さんの芝居には常に作りものの感覚があった。谷賢一の要求水準(演技の要求水準ではなく物語にかかわる「存在」としての要求水準)があまりにも高いため、清水那保ががんばって背伸びをしているという感じが常にあった。

しかし、『プルーフ/証明』のキャサリン役。
今回はどんぴしゃりと過不足のないハマリ役になったと言っていい。
数式でいえば「キャサリン=清水那保」だ。

寺島しのぶがその知名度や巧みさなどで観客をひきつけているとすれば、清水那保はキャサリンそのものであることによって観客をひきつける。それはすごいことだ。訓練でどうこうなることじゃない。演技レッスンなどで糊塗できるのは表面的な傷だけだ。勝負はその演者の日々の生き方で決まる。おそらく…おそらくだが清水那保はキャサリンのように日々を生きているし、これまでもそう生きてきた。つまりキャサリンにキャスティングされる前から、清水那保はキャサリンを演じるための訓練をしていたとさえ言えるのではないか。
彼女の年齢を僕は知らないが、23歳なら、23年の年月を費やしてキャサリンを演じるべく日々を生きていた。それは演じる(すなわちニアリーイコール)ということ以上に奇跡的なことで、すなわち、キャサリン、イコール、清水那保ということなのだ。そんな清水那保に、数か月のニアリーイコールキャサリンである寺島しのぶが勝てるわけがない。ニアリーイコールはどんなにがんばってもニアリーイコールにすぎない。nを無限大に飛ばすという巨大な壁を越えなければイコールにはなれない。

僕はいま大げさなことを書いている。しかし、かなり本気だ。そんぐらい、清水那保のキャサリンはみるべき「存在」だった。ニアリーイコールはあってもイコールは滅多にない。

演技指導なんかよりも重要なのはキャスティングで、演出家の仕事の半分はキャスティングだと僕は思っている。

しかし、今回でいえば、逆キャスティングが決定的であったということ。つまり通常は脚本に合わせてキャストを選ぶが、今回は逆で、清水那保というキャストにあった脚本選びがなされ、その逆キャスティングの見事さが決定的に、今回の作品の成功につながっているということがいえる。

わからないが、谷賢一は、劇団活動を休止するギリギリにして、はじめて清水那保を100%使うことのできる演目を見つけることができたのかもしれない。nを無限大に飛ばした。これは偉大なことだ。毎回自分を100%出したり、他人を100%使えたりしているなんて思うバカは死んだほうがいい。自分が自分であることに人は迷い続ける。だが谷賢一はついに清水那保を発見した。あなたがあなたであることを示した。これはすごいことだと思う。最後のギリギリにそんな演目を間に合わせることがシャレている。谷賢一らしい。

清水那保=キャサリンという発見、その僥倖によって、ダルカラの、今後あるかないかわからない未来は輝かしいばかりに照らし出されることになった。だから僕たちは安心して谷賢一を、そして清水那保を待つことができる。今回の作品『プルーフ/証明』の成功こそが、彼らの祝福されたる未来のなによりのproof/証明なのだから。


(※長くなったので、『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』については次項に改めることにします。)
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うちらも芝居やります。
アロッタファジャイナ番外公演2009年冬
「11月戦争とその後の6ヶ月」
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公演詳細については前回記事かCoRichをどうぞ。
(前回記事は)
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2009/10/10

『11月戦争とその後の6カ月』

11月、アロッタファジャイナでは番外公演を行います。

以下、公演概要です。

*****************

アロッタファジャイナ番外公演2009年冬

「11月戦争とその後の6ヶ月」

11image3_2 

日程:2009年11月23日(月)~29日(日)

場所:渋谷ギャラリー、ルデコ5F

チケット発売:10月25日12時

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ひさびさに番外公演をやります。
番外公演と言えば渋谷のギャラリー、ルデコ。
いまや猫も杓子もルデコで芝居をやっていますが
そもそも僕らの5年前の旗揚げはルデコでした。
ルデコの何がいいかというと、客席と舞台が近い。
下手すると、客席が舞台の中なんてこともある。
僕は映画とかもやっていますが、
やっぱり映画と舞台の一番の違いは
ライブかどうかってことだと思うんですよね。
ということで今回は、
ライブのバイブをびんびんに感じ取れる
ギャラリールデコならではの演目をそろえてみました。
ぜひ、お気軽にアロッタファジャイナを感じに来てみてください。
「もう2度と来ない11月、あなたにとって、いちばん大切なものはなんですか?」

*****************

◆演目その1
「11月戦争とその後の6ヶ月」
作・演出:松枝佳紀
出演:安川結花鈴木信二井川千尋多田あさみ峯尾晶斉藤新平
(井川千尋と多田あさみにつきましてはダブルキャストとなります。ご注意ください)
松枝談:私事なんですが、9月25日に父が他界しました。倒れる前日まで元気な父だったので、まさかの驚きの展開でした。父のことは大好きな僕だったのですが、意識の戻ることない父を看病している母を見たときに、そこに息子の僕の立ち入れない男女の姿、こっ恥ずかしいですがあえて言うと永遠の恋人の姿を見た気がしたんですよね。ま、そんな話になるかどうかわからないんですけど、そんなありふれたどこにでもいる永遠の恋人の話を書いてみたいですね。たぶんSF です。

◆演目その2
「王国」
作:金子鈴幸
演出:松枝佳紀
出演:野口雅弘青木ナナ、藤崎紫、金子鈴幸
松枝談:金子くんは高校2年生の16歳。某都立高校の演劇部に所属しています。今回の演目「王国」を演劇部でやろうとしたときに、部員全員から猛反対をくらって、この作品の上演は没になったそうです。どんなもの書いたのか読ませてもらいました。ストーリーは、「ある女性記者が、元学生運動家の男に取材をする。最初はごく普通の取材だったが・・・」という内容で、読んでみての感想は「すげぇな」につきました。で、今回、番外公演ということで、その金子くんの芝居を演出させてもらうことにしました。本人も役者として出ています。あと、藤崎紫って子はヒロインなんですが、金子くんと同じく高校2年生16歳です。金子くんに、君の作品にふさわしい女の子をナンパして来いと言ったら、藤崎さんを捕まえてきました。若いです。そして凄いです。いまどきの高校生はこんなものを書くんだ。そう思うと明るい未来を期待できるでしょう。これこそ健全。ぜひ見に来てください。いや、彼の「王国」に遊びに来てください。

◆演目その3
キテレツゥ番外公演
「影のあるオンナ」
作・演出:藤澤陽雨
出演:ナカヤマミチコ大石奇味藤澤陽雨
藤澤談:キテレツゥ( 旧藤澤組)、今回は純粋にコントです。
キテレツゥでは、毎回役者の個性を活かすことを前提に台本を作成しております。
さて、今回のゲストは・・・
「ナカヤマミチコ」さんです。
ミチコさんはアロッタファジャイナの旗揚げからいらっしゃる方で、その独特で、地に根を張ったごときゆるぎない存在感はご存知の方もいらっしゃるかと思います。
しかし、ミチコさんを初見の方も多いかと思われますので、冒頭にこれぞミチコという場面を用意いたしました。まずは、ミチコダイジェスト( 名場面集) をご覧ください。
そして、です。
藤澤がミチコさんから感じた、彼女も知らない彼女の個性を練りこんでお送りする第2部「影のあるオンナ」
ミチコさんの未知なる領域に藤澤陽雨・大石奇味が足を踏み入れ大冒険を繰り広げます。
キテレツゥ feat. ナカヤマミチコ
トクとご堪能ください。

*****************

■開演日時
以下の時刻は開演の時間です。
受付開始は開演の1時間前、開場は開演の20分前となります。
また「11月戦争…」は一部ダブルキャストです。

23日(月曜日)
19時「王国」
20時「11月戦争とその後の6ヶ月」(井川)

24日(火曜日)
19時「王国」
20時「11月戦争とその後の6ヶ月」(多田)

25日(水曜日)
19時「影のあるオンナ」
20時「11月戦争とその後の6ヶ月」(多田)

26日(木曜日)
19時「王国」
20時「11月戦争とその後の6ヶ月」(井川)

27日(金曜日)
19時「王国」
20時「11月戦争とその後の6ヶ月」(多田)

28日(土曜日)
16時「11月戦争とその後の6ヶ月」(井川)
18時「影のあるオンナ」
19時「王国」
20時「11月戦争とその後の6ヶ月」(多田)

29日(日曜日)
13時半「影のあるオンナ」
14時半「王国」
15時半「11月戦争とその後の6ヶ月」(井川)

■チケット
全席自由席で、演目ごとに料金が異なります。
当日は発券番号順にご入場いただきます。
良い席をご希望の方は開場前にお並びください。
また「11月戦争…」のチケットをご購入の方は、そのチケットの半券で他の2演目もご覧いただけます。(同日の演目でなくてもかまいません)

・「11月戦争とその後の6 ヶ月」
一般:前売3,000 円 / 当日3,500 円
中高生:前売1,500 円 / 当日2,000 円

・「王国」
一般:前売1,500 円 / 当日2,000 円
中高生:前売 500 円 / 当日1,000 円

・「影のあるオンナ」
一般:前売1,000 円 / 当日1,500 円
中高生:前売 500 円 / 当日1,000 円

■チケット発売
発売日:2009年10月25日12時
取扱:
アロッタファジャイナ(http://www.alotf.com/http://ameblo.jp/alotf/
CoRich(http://stage.corich.jp/
そのほか各キャストのブログにて

■会場
ギャラリー・ルデコ5F
東京都渋谷区渋谷3-16-3 ルデコビル5階
(渋谷駅東口を出て明治通りを恵比寿方面に徒歩5分。 渋谷駅新南口からは徒歩1分。明治通り沿い右手。明治通りを挟んで真向いがスターバックスコーヒー。)

■協力
M’sワールド、ジャパンアクションエンタープライズ、杉並文化村

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2009/10/09

村上賢司監督作品「ラブドール 抱きしめたい! 」

本日朝発行の劇団メルマガです。




☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

~ アロッタファジャイナ「!」メール 第27号~

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009年10月9日発行 ☆★☆

まもなく

アロッタファジャイナ番外公演2009年冬

の告知をさせてもらいますが

今日のところはアロッタファジャイナが協力している

とある映画の告知をさせていただきます。

その映画のタイトルは

「ラブドール 抱きしめたい! 」

です。

あした10月10日土曜日から

渋谷のユーロスペースで公開です。

この映画、

アロッタの過去作品

「ルドンの黙示」や「今日も、ふつう。」

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」などに出演している

もはや準劇団員といってもいい

女優の加藤沙織が出演しています。

この映画唯一の人間の出演者です(笑)。

アロッタファジャイナとしては

この映画のキャスティングをいただいたのですが

プロデューサーの要求する身長の女の子が身内にはおらず、

劇団員ではないものの加藤沙織嬢ならぴったりということで

紹介しキャスティングが決まったという経緯があります。

なので、

エンドロールにも

協力のところに

「アロッタファジャイナ」

と出てきています。

映画としては

とても変わった映画で

なによりも監督の村上賢司さんが変った監督さんで

代表作は

「工場萌えな日々」

です。

これは京浜、京葉、多摩、群馬などの

日本全国の工場地帯を激写した映像作品で

工場の配管やその利便性に特化した形状

工場の「美」というものを激写した超マニアックな映像です。

その村上監督が今回ターゲットにしたのは

ラブ・ドールと呼ばれるダッチワイフです。

ダッチワイフと言いましても

ラブ・ドールは、その作りの精巧さが違います。

1体40万円もするその人形たちは

限りなく美しい少女たちに似せられて作られています。

愛されるためだけに作られた人形たち。

いろいろな人形がいて

その中でも美しい人形がいるのですが

名前を「葵」といいます。

はじめて葵ちゃんにあったとき

びっくりしましたよ。

なぜって

それは僕らの仲間のあの葵ちゃんに・・・

とまあ、そんな今にも動き出してもおかしくなさそうな

人形たちの、醸し出す不思議なエロティシズム

そして、美しさ、悲しさ・・・

さすが村上監督という

超マニアックな作品に仕上がっています。

ぜひ、みなさま脚をお運びになってください。

決して下品な作品ではありません。

また10日初日には上映前に舞台あいさつもあり

唯一の人間キャストである加藤沙織も登壇するとかしないとか。

ぜひ足をお運びください。

以下、映画の情報です。

■タイトル
村上賢司監督作品
「ラブドール 抱きしめたい! 」
http://www.lovedoll-movie.com/
(上映時間は66分です)

■内容
ただひたすらに
「ラブドールの美しさ」を堪能するための映画です。
そんな本作の個性を活かすため、
実験的な試みをいくつか行っています。
「セリフ無し」
「ナレーション無し」
「音楽無し」
「撮影は一眼レフ・スチールカメラを使用」
1時間に凝縮された人形の時間を堪能してみてください。

■公開劇場および日時
「渋谷ユーロスペース」
10月10日(土)より10月23日(金)迄
連日21:20より上映。
引続き
「大阪・第七芸術劇場」、「名古屋・シネマテーク」、
「高崎・たかさきシネマテーク」他で、順次公開

■出演
葵、小雪、めぐ、麗、愛、智子、
キララ、空、凛(以上ドール)
加藤沙織

■スタッフ
監督・編集: 村上賢司
撮影・カラコレ: 岩永洋
録音・制作・音響効果:中川究矢
音響効果: 小山太一
ヘアメイク: 筒井智美(プシュケ)
人形演出: 林拓郎(オリエント工業)
構成・プロデューサー: 日下部圭子

■配給
ゼアリズエンタープライズ

■予告編
http://www.youtube.com/watch?v=JDcIMnVXp60


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2009/10/02

ナイロン100℃「世田谷カフカ」

下北沢・本多劇場で
NYLON100℃ 34th SESSION 
「世田谷カフカ」
を観た。

http://www.sillywalk.com/nylon/info.html

いつも思うことだがケラさんのバイタリティに感心する。
冒険をする。
お得意の手も使う。
作品としてちゃんとしている。
えらい。

作品としては
①カフカの諸著作
とくに「失踪者」「城」「審判」
のストーリーを中心としながら
②現実の世田谷区で芝居をしているナイロンの舞台裏
そして
③カフカ自身の人生
これらが交差してストーリーが紡がれていく。
僕の作品でいえば、「偽伝、樋口一葉」のパターンだ。

もちろん面白い。
さすがケラさんだと思わずにいられない。
舞台の使い方も素敵だ。
珍しく学生演劇っぽい乗りも悪くない。
横町さん素敵。
ダンス素敵。
カフカ役の中村靖日さんハマリ役。

だが、たくさんのストーリーを同時並行的に配置し紡いでいくというスタイルが生み出すことなのだが、常に観客はメタの視点を持つことを要請され、したがって、なにかに入り込むことができない。

これはケラさん自身の狙いでもある。

「意外性に富んだ筋運びに夢中になるうち、いつの間にか登場人物に感情移入して、一緒に泣いたり笑ったり怒ったりする。そんな楽しみ方が演劇鑑賞のスタンダードになっているのだとしたら、今回の公演を観て、面食らい、戸惑う人も少なくないかもしれない。」

だが、僕は入り込みたいと思ってしまった。

それは、ひとえに三宅弘城さんの演じる「失踪者」の主人公カール・ロスマンが素敵で、ほかの筋の主人公をはるかに上回るパワーを発揮していたからであると思う。

たくさんのストーリーを同時並行的にコラージュして配置し、そこから浮かび上がる「カフカ」なるものを食すというのが狙いの演目なのだろうが、ハカラズモ独り目立ちをしてしまっている三宅弘城さんのおかげで、「カフカ」なるものよりも、「カフカ」が作品「失踪者」において何を描いたか、のほうに興味を抱いてしまったのだ。

そうなると、僕は「世田谷カフカ」よりも、三宅弘城さんを主演に据えた「失踪者」を観たい。ケラさんがあれをどうするかを観たい。

「失踪者」の舞台化といえば、松本修さんの「アメリカ」があり、これはとても刺激的で素晴らしい作品だった。そしてケラさんの「世田谷カフカ」にも、松本修さんの「アメリカ」に影響を受けたようなシーンがいくつか散見された。

では、松本修さんと真っ向から戦ったらどうかと思うのだ。
ケラさんの演出し、三宅さんが主演する「失踪者」がみたい。
それが「世田谷カフカ」をみた僕の感想だった。

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