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2009/04/24

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」舞台写真(その一)

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」が終わってから10日が経ちました。

新たな現場で新たな戦いを始める者。

日常に戻って生活に追われる者。

なんにせよ、みな次の一歩を踏み出しているようです。

僕にしても、映画のお仕事、そのほかが結構あり、毎日こちょこちょ動き回っています。

毎回公演素敵な出会いがあり、次の仕事につながるという好循環が劇団を立ち上げて5年間ずうっと続いています。

というか素敵なのは仕事仲間じゃないこと。

ほんとうに仲間なんだよね。

あるいは家族。親戚の類。

仕事だからって感じじゃない。

今回、小学校の同級生と担任の先生がサプライズで来てくれたのもうれしかった。

僕の日銀時代の一番慕っていた上司である甲斐さんが久しぶりに来てくれたのもうれしかった。

甲斐さんはいま日本銀行秋田支店の支店長。

おそらく支店長会議で東京に出てきたついでに顔を出してくれたのでしょう。

挨拶しかできませんでしたがうれしかった。

日銀時代の同僚もいつも来てくれています。

あと、前回公演に楽曲を貸していただいた山下達郎さん。

ツアー中のお忙しい中にもかかわらず、駆けつけてくれました。

シアターグリーンの場所、わからないと思いお教えしようとしたら

山下達郎さん、シュガーベイブの時代にシアターグリーンでライブをやられていたとのこと!

しかも、池袋が生まれ故郷なので、地理はばっちり大丈夫とのことでした(近くに子供時代にかかられていたお医者様がいたそうです)。

観劇後に、メールで詳細な感想をいただきました。

尊敬する芸術家のお言葉として大変励みになりました。

脚本と安川のことをほめていただけました☆

同士でもありライバルでもある仲間たちもたくさん見に来てくれました。

心からの讃辞、あるいは酷評、アドバイス。

なんにせようれしい。

話半分に聞くけど(笑)

原田君に褒められたのはうれしかった。

なんか原田君には褒められない気がしていたんだよね。

褒めてくれたのは完成度じゃなくてチャレンジ度なんだけど。

超チャレンジしたのよ。

それがわかってもらえてうれしかった。

もちろん、チャレンジなんてしったこっちゃねえやって人もいるので

当然完成度を高めると言うことをもっとします。今後。

でも完成度を求めるあまりチャレンジを控えると言うことはしたくなかったんだよね。

それから、仲間と言ってもいいような、常連のお客様たちもがっつり来て応援してくれました。

今回のお芝居だけでも何度も来てくれて、そのたびに新しい発見をしてくれて、それを聞いた僕らも新しい発見をする。

すごいいい関係があるなあと思います。

そして、ぶらりと来てくれたはじめてのお客様もいて。

商品の売り買いにとどまらない心の交流。

舞台ってつくづく仕事じゃなくて、人生なんだなあと思います。

そんな人生。

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」の思い出に

舞台写真をいくつか披露させていただきたいと思います。

順は不動で行きます。

Jeanne38

これは、オープニングに出てくる、その後のジャンヌです。

過食気味でお太りになられています。

・・・うそです。

「神の声」を演じた劇団員ナカヤマミチコです。

後ろは英仏百年戦争の亡霊たち。

今回、多くの人にも言っていただいていますが

ナカヤマミチコの存在がとても重要なお芝居でした。

脚本の段階から、これはナカヤマミチコに読ませたいというセリフがあり

実際彼女にそれを読んでもらってナカヤマミチコの良さを確認できました。

ナカヤマミチコの魅力の一面を爆裂発揮させた公演と言ってもよかったんじゃないかと思います。

今後とも彼女しか出せない存在感をどんどこと強めていきたいなと思っています。

Jeanne39

Jeanne40

下の写真は、とあるシーンのチーム・ブルー・バージョン。

Jeanne02

今回、ダブルキャストだったのですが

見せ方の大きく違うシーンが2か所あり

それは、上のシーン、

ジャンヌ・ダルク一行がシノンに付き、ロシュ城を訪れるくだりと

もう一つは、

15世紀フランスの現状を解説するシーン

でした。

上の写真を見てもわかるように

チーム・ブルーは携帯を使ったりして、ちょっと砕けた感じで全体を演出してみました。

ラストシーンも斉藤新平が携帯で写メ撮って終わると言うwww

菅野君がサングラスをかけているのはVIPであるジャンヌ・ダルクを守るボディーガードな雰囲気を、チーム・ブルーっぽく表現したものです。

あん摩さんか謎の中国人みたいになってしまいましたがwww

Jeanne01

Jeanne03

Jeanne05

Jeanne04

ちなみに、今回、衣装の2パターンあり

この上の写真は、ラフ・バージョンです。

基本、ラフ・バージョンはラフすぎるだろと批判が多かったのですが

逆にこっちが好きと言ってくれる人もいてなんともでした(笑)。

Jeanne07

上の写真は、ジャンヌ・ダルクがロシュ城に着いた時の様子です。

シノンの街の人たちを演じた人たちが一瞬でロシュ城の騎士たちになります。

日の暮れる夕刻についたジャンヌ・ダルク一行は

ジャンヌ自身の発言によると300人を上回る騎士と50本の松明に迎えられたと言います。

Jeanne06

僕自身は、

ジャンヌ・ダルクを演じる安川が

白い長袖シャツとジーパンというこの組み合わせは結構好きです。

清廉なエロさがある。裸足というのも重要。

次の写真。

以下の写真は、菅野君演じるピエール・コーションが、思い出の中の母親と言葉を交わすところです。

ピエール・コーションの母親は劇団員の井川千尋です。

Jeanne13

ちなみにピエール・コーションは、ジャンヌ・ダルクの処刑裁判の裁判長で、ジャンヌ・ダルクを異端者として火刑に処した張本人です。

今回の劇作で僕が中心に据えたのは彼の存在です。

ピエール・コーションは、ランスの生まれで、ランスの大司教となることを目指していた。

一方、ジャンヌ・ダルクにとってもランスは目指すべきところで、王太子であるシャルルを強引にランスに連れて行き、そこで戴冠をさせる。

その二人が、裁判で戦う。

そこが面白い。

僕はそこにもうひとつ対抗軸を加えました。

神の声が聞きたくて聞きたくて仕方のないが、いまだ聞こえたことのない齢60男のピエール・コーション。

弱冠13歳にして神の声が聞こえてしまった乙女ジャンヌ・ダルク。

ピエール・コーションは幼き日、おそらくランスの大聖堂に何度も足を運んだはずです。

そして、あのシーンと張りつめた暗闇の中に神の存在を感じた。

なのに神は何も言ってくれない。

どうして?僕が悪い子だから?

そう母に聞いたのではないか。

ピエール・コーションの母親は答えます。

あなたが頑張ってがんばってフランスで一番になるぐらいにがんばったら、神様のお声はちゃんとあなたに聞こえてきますよ。

ほんとう?

ええ、もちろんよ。

だから、ピエール・コーションは頑張った。

パリ大学で一番の成績を取り、学長にまでなる。

しかし、いつまでも神の声が聞こえてこない。

そんな彼が世俗的な成功を収めつつ

神の声を聞くなんて子供の時の欲求を忘れようとしていたところに

彼の耳にうわさが飛びこむ。

「神の声が聞こえると言う乙女があらわれた」

その時からピエール・コーションは、ジャンヌ・ダルクに異端のにおいをかぎつけ執拗に追いかけ始めるのです。

その強い思いは嫉妬の炎となりジャンヌ・ダルクを焼き尽くします。

が、ジャンヌ・ダルクを火刑に処したのち、彼は後悔をしたのではないか?

その彼の前に死んだはずのジャンヌ・ダルクが現れる・・・

今回の「偽伝、ジャンヌ・ダルク」はそういうお話でした。

今日は長くなったので、この辺で。

続きはまた次の記事で。

Jeanne12

Jeanne15

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