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2008/02/10

今日で世界は終わる。

いや、疲労困憊である。

困憊と書いて「こんぱい」と読む。

「困って疲れ果てること」をコンパイと言う。

疲労して、そのうえに、疲労したことにさえ困ってさらに疲れ果てる・・・

ま、とんでもなく疲れてるってことですよ、疲労困憊ってことは。

以上、安川向け日本語講座でした・・・。

 

そんなわけで、疲労困憊。

疲れ果ててるわけですけども

ワークショップも今日で最終日。

さてみんな今日はどんな芝居を疲労してくれるでしょうか?

あ、変換で、「披露」が「疲労」になるぐらい疲労している。。。。

 

昨日は・・・

ただひたすら見ました。

座ってるだけ、3時間半。

大して疲れないはず・・・

蜷川さんの芝居だって

そんぐらいの時間は集中して芝居を見ているし・・・

でも・・・

この疲労は観劇したときのものじゃない。

やっぱり、なんか違うんでしょうね。

違う筋肉とか視線とか神経を使っている・・・

まあ、疲れてる、疲れてる言ってても仕方ないんで。

 

しかし、演技って難しいね。

考えると死んじゃうんだよね。

初日、二日目で生き生きしていたのが

今週、僕の演出が入って

みんなが悩み始めている。

それが演技に出ちゃってる。

みんなが真面目に僕の言うことを聞こうと思っている。

肉体に言うことを聞かせようと思っている。

だから肉体の反乱が起こっている。

頭脳と肉体の乖離が起こっている。

今、

「もっと肉体に素直になるんだよ!」と言っても

それを実行すること

つまり言葉による命令「もっと肉体に素直になるんだよ!」を実行することが既に「頭脳的」なわけで、「肉体的」にしようと思うことが、よけいに「頭脳的」な作業で、さらに肉体と対立する姿勢を強めてしまう。

だから、よけいにギクシャクした演技をしはじめる。

表情をコントロールしようと思うから

頬がピクピク痙攣なんかしてしまう。

あごがあがったり

信じられないぐらい手を振ったり

怒ろうと思ってどなったり

心も動いていないのにキスしたり殴ったり

普段、生きているときには決してしない行動をしはじめてしまう。

すべては「演技しよう」

「正しく演技しよう」という意識から来る。

考えすぎない・・・

考えて考えて考えすぎない。

徹底的に考えて

あとは忘れる。

脚本のことも演出のことも忘れる。

稽古場であることも忘れる。

皆が見ていることも忘れる。

雪が降る。

稽古場なのに雪が降る。

いつのまにか日本アルプスの雪深い山奥。

孤独な別荘。

暖かい暖炉。

紛いも無く、そこは現実だ。

本当は裏切っているのにつくろってしまったり。

つくろった自分に傷つけられたり。

相手に見透かされている。

自分のおろかさを隠すように逆切れしてみせる。

自分が自分のおろかさに気付かないように激しく。

愛して欲しい人が自分のほうを向いてくれない。

こんなに尽くしているのに向いてくれない。

どうして?じれる。

みっともない。

みっともないは隠したい。

隠したいけど隠し切れなくなってくる。

恥ずかしいことを口走ってしまう。

その自分に恥じ入る。

いるはずの無い人が目の前に現れる。

立てるはずの無い人が立ち上がる。

動揺する。言葉が出ない。声が裏返る。

観客が笑ったとしてもそれは聞こえない。

ひとつの「衝動」になる。

もやもやを吹っ切って「衝動」になる。

今日はそれがみたい。

だって今日で世界は終わるんだから。

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