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2007/07/16

蜷川幸雄演出「お気に召すまま」

成宮寛貴くん、小栗旬くんですよ!
なんと前から五列目で見れました。
すばらしかった!!

僕の現在最も尊敬する演出家蜷川幸雄。
みてきました。
「お気に召すまま」再演。
素敵です。

まずオープニング第一声。
小栗君のぶっとくて美しい声に息を呑みます。

パンフレットから小栗旬くんの言葉
「・・・今回の目標は、そんな吉田鋼太郎氏よりも太く長い声を出せるようになろうっていうことかな」

出せてます。
心打たれる。
すばらしい。

小栗旬という才能、藤原竜也くんと並ぶかもしれない才能と感じました。
経験がない分、そしてたぶん若い分、必死な感じが好感。
小栗君のロミオもみたいなあ。

成宮くん、えらい。
堂々たる女です。

初演のときは少女っぽかったけど
今回はどっかしら不敵なぶぶんをもった美女。
コミカルに、そして真摯に演じています。
女にしか見えなかった。
美しいです。

その小栗くんと成宮くんの恋愛物語が主軸のストーリー。

なんだけど
蜷川演出の「お気に召すまま」は一味違います。

パンフレットの蜷川さんの言葉
「・・・ちょっと真面目に補足すれば、「芸能です。猥雑です。きれいな若い男の子を見に来てください」と言いながらも、この芝居を誠実にやることで、今まで読み取れなかった戯曲の奥底に隠された大切な部分を発見できたと僕は思っています」

その奥底に隠された大切な部分、その発見がすごいのです。

僕が胸打たれ涙したのは成宮くん、小栗くんの演技に対してもそうですが、なによりも脇役の人たちの演じるさまざまな純粋さ、人間のひたむきさ。愛。これに心打たれたからです。

岡田正さん演じるアダム。
小栗くんに対するお側付のじいやとしての一生懸命さ。

大石継太さん演じるシルヴィアス。
「恋とは涙とため息でできている・・・」
純粋に恋をする男の台詞には胸を打たれました。

吉田鋼太郎さん演じる前公爵。
昔信頼を寄せた部下の息子・小栗くん演じるオーランドーと運命の出会いをする。
慕うもの信頼をするものとの絆の深さ。

などなど、そういったさまざまな人物の心の動きに胸を打たれました。

そして感動だけじゃなく、

外山誠二さん演じるフレデリック公爵の狂った演技。

少年たちの可愛らしい感じ。

道化タッチストーンを演じた田山涼成さんのハゲ具合・・・じゃなかったハチキレ具合。

本物ひつじ坂本メイのぐったり具合。

森の美術の本気度。

それにあそこまで会場を使う芝居はコクーンでは他に見たことはない。
もちろん、こないだの三人吉三や蜷川さん自身もよく客席側は使うけど、その比じゃないからね。小栗くん、成宮くんが所狭しと、客席の間を動き回るんだから。

などなど見所演技の遊園地のような芝居で飽きるところはひとつもありません。
チケットを入手するのは大変だと思うけど、ぜひ見てほしい。ぜひ。

この練習を毎日見れていた安川結花がうらやましい!

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