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2007/06/30

コクーン歌舞伎「三人吉三」

ずっと行きたい行きたいと思ってましたが
ついに行ってきました。
しかも千秋楽。

そもそも気にはなっていたんだけど
席が取れなかったし
忙しいしで行くのはあきらめようと思っていたのです。

が先週、満島ひかりちゃんと話したときに
「ある意味、いままで見た中で一番衝撃を受けた」
と言っていたので
これは行かないといけないと
急遽、ヤフオクで競り落とし見てきました。

二階席で、見やすくはあったのですが
言葉がときおり聞き取れなかったりして・・・

コクーン歌舞伎をみるなら
1階平場席にかぎるなあ・・・

しかし、三幕(?)に至り
俄然絵的に魅せるシーンが増え
これなら遠くても惹きつけられる。

お寺のシーン。

最後の関所の吹雪の乱闘シーン。

すばらしい。

ストーリーどうのこうのではなくて
絵的にすばらしいのです。

つねに映画や芝居は
観客の想像を超えなくてはいけません。
それがそこにはありました。
コクーンの空間をああやって使うんだ。
またしても先輩、勉強になります。
って感じでした。

平場席っていうのは
椅子をとりはずして
ほんとうに床に座らせるわけです。
ケツが痛そうだけれど
ほんとうに河原で歌舞伎をみているような
中村勘三郎さんが常々言われている
歌舞伎の原点としての河原がそこにありました。

そして、役者たちは、その観客の間を歩く。
花道もあるけど
普通に観客の間を歩く。
平場席だからできることです。
ファンたちがどれほど喜ぶか。
観客のかばんを小道具にして笑わせたり
ほんとうに歌舞伎座じゃできない
ほんとうの歌舞伎
庶民の歌舞伎がそこにあるという感じ。

雪にしても徹底しています。
降らせすぎと言われるぐらい降らさないと意味がない。
当たり前を超えないと意味がない。
観客席も真っ白でした。

で、カーテンコール。
千秋楽だから大はしゃぎですよ。
勘三郎さんは二階席にまで上がって
ファンたちにもまれて握手していました。
役者みんなで
観客の間を練り歩きもみくちゃにされ
役者たちも図に乗って雪を観客に向けて投げたり
観客もオールスタンディングで
なんか芝居よりもカーテンコールが楽しかったりw

で、最後に
勘三郎さん、福助さん、橋之助さん、笹野高史さんらから長い
挨拶があり、そして音楽を担当している椎名林檎さんが真っ赤
なハイヒールを手に、はだしで雪を踏みしめて登場。演出の串
田さんも登場。千秋楽にふさわしい豪華な幕切れでした。

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2007/06/27

緊急事態発生!

月末だからなのか山ほど〆切りがあるなかで、本日、冗談のようにパソコンが壊れました。立ち上がらなくなってしまいました。セーフティーモードも駄目です。明日からマンガ喫茶暮しを始めようと思います。書けるかな、あんなところで。心配。

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2007/06/22

岡村麻純DVD発売らしい・・・

松枝家にはアイドルDVDや写真集がたくさんある。
というのも、映画とか舞台のキャスティングのときにもらったりするからなのだけど、来る人来る人から変態扱いされるので困っている。
「いや、だから、仕事上の必要性から持っているのであって・・・」
とか言っても誰も信じてくれない。
実際持っているけど見ていないものが沢山あるというか、ほとんど見ていない。
チラミして終わりだ。
とは言うものの、アイドル側が作って無駄なものかというとそうでもなく、実際、僕らのところに送ってこられたアイドルDVDがキャスティングの重要な決め手になったりした場面もある。

と、言うわけで、岡村麻純嬢が本日初DVDを出すらしい。

ちなみに、麻純と書いて「ますみ」ね。

ところで、「DVDを出すらしい」というのは、本人からの申告が無いからなのである。芝居の練習で毎週会っているのに・・・(T T)。申告が無いのだから、ましてや先に贈呈というのも無く、すなわち未見なのだけれども、夏の舞台でまた一緒になるから親御心で宣伝してやろうと、まあ、そういう気持ちで、いま深夜のblogを更新しているというわけなのである(笑)

: 岡村麻純 Doki 〜The First〜

岡村麻純 Doki ~The First~

Dokiと言っても、はたして岡村麻純の水着で良いのか?という別の意味で僕はDokiDokiしているわけですが、みなさま、ぜひぜひ一家に2枚づつぐらいご購入してあげてください。
僕も買ったので今日届くと思います。なので感想はまた後日。

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2007/06/19

ネコ動く

ぶーネコ動くの巻。

「動くネコ動画」をダウンロード

どう!?
いい動きっぷりでしょ。
撮影している音が後ろで聞こえてますなw

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ノーマン・イングランドさん

ノーマン・イングランドさん
金子監督の現場には必ず現れる謎の外国人ノーマン・イングランドさん。

その正体は、ファンタジック系やホラー系映画についてのアメリカの雑誌「FANGORIA」で活躍するライターであり、映画監督である。
容赦なく安川結花に英語で話しかけ、安川の英語熱に火をつけた。

今「FANGORIA」に金子監督とライター松枝の関係についての記事を書いてるらしい!?

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2007/06/18

撮影後

撮影後
昨日で無事金子組撮影終了しました!
なにやらとてつもなく面白くなってる予感。だって、マツガエ脚本、金子監督作品だからねー(自画自賛(笑))

写真は昨日じゃないんだけど、撮影終了後、見学に行った安川と金子監督と飲みに行ったときのもの。

結花という芸名は金子監督がつけてくれたので、芸能的親子之図ってところかな。

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2007/06/17

ぶー猫

ぶー猫
その昭和初期のまま時間が止まったような商店街に、ぶー猫ちゃんが寝ていました。
しかも店先、ショーウインドーに。
真横で撮影しているのにお構いなし(笑)。

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ショートムービー2本目!

ショートムービー2本目!
撮影が開始されています!
主役はちょー美形。
そして
重要な役で
うちのナカヤマミチコが出演です。
脚本段階から、この役はナカヤマだろうと、ほぼ宛て書きしたんですけどね(笑)

写真は下北沢の味のある商店街での撮影風景です。みていて金子監督の演出がいつもと一味違うように感じました。5分のショートムービーだから、できるだけ短時間に的確に輪郭のハッキリした情報を画面に取り上げようとしているからでしょうか。出来上がりがホントに楽しみです!

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2007/06/12

「偽伝、樋口一葉」DVD販売開始♪

いつのまにか
DVD販売開始していました。
錆びた少女」と「偽伝、樋口一葉

しかし、
何度見ても良いよね。
このチラシ写真は。
ほとんど奇跡だよね。
自画自賛しちゃうよ(笑)

メイキングにはチラシ撮影風景も入ってたりします。

錆びた少女」はアイディアを僕が出して
広澤葵とふたりで僕運転の車で死ぬほどロケハンして
僕が妥協しようとするところを、広澤がなかなか妥協しなくて
おかげで、あの素敵なロケーションを発見。
ていうか素敵過ぎてあの背景CGとか思われてるけど
普通に写真ですからwww

偽伝、樋口一葉」はこれまた僕のアイディアで
というかコンセプトは2人オフィーリア。
ミレイの絵のイメージがすごくあった。
で、それを写真家の岩切さんに相談したら
あの海のロケーション。
人が集まらないよう夜明け前の集合。
寒い中、満島ひかりちゃんと広澤葵にはがんばってもらったな。
あと太郎www
ナカヤマとは薔薇の花を探した。
新平は車酔いで使い物にならなくなるし。
帰りのラブホテルはどきどきした。

なんだかいろいろ懐かしい。

これ、いつのこと?
去年?
信じられん。
遠い過去のようだ。

偽伝、樋口一葉」はあまり世間で言われることのない樋口一葉の事実をたくさん発見した。樋口一葉の事実というよりも半井桃水のと言ったほうがいいかもしれない。事実とそれを橋渡しする僕の勝手な想像と。これを発見したというだけでも、なんか自信につながる。樋口一葉について語るどんな人も、ここからは語っていないから。

もっとも、もう一度再演したい芝居だな。

というようなもうホントに自信作です。
DVD買って見てやってください。
よろしくです。

DVD買うのは公式HPで→ココ♪

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金子監督サプライズ誕生日会

6月8日と言えば
われらがお世話になっている
金子修介監督の誕生日。
しかし、今回は
現在今日も撮影しているショートフィルムの準備があり
8日はスケジュール的に金子監督があかないので
9日に金子監督のサプライズ誕生会なるものを開いた。

そもそも、発端は5月12日
すなわち僕の誕生日である。

斉藤新平を幹事とした
「サプライズなんだかどうだかよくわからないが
 松枝人生最大のにぎやかな誕生会」
が開かれた。

これに、僕はえらく感動させられた。
みんなのくれた誕生日プレゼントも考えられていて
ほんとうに今でも使っていたり。うれしかった。

しかし
斉藤新平が幹事で僕の誕生会をする
というのは僕には伝わっていない・・はずだったのだが
さまざまなところから情報が漏洩してきて
すっかり当日には状況がわかっていた。

誕生日をそうやってひらいてくれるのは
ほんとうにうれしい。

まじうれしい。

確かにうれしい。

うれしいけど・・・・

サプライズパーティーとしては、その情報漏えいはまずかろう。

逆に僕が気をつかっちゃって
新平が誕生日会を準備していることには
気付かないふりをしたり(笑)
そういうことがあった。

誕生日会自体には感動し、
これを開いてくれた新平や太郎たちのために
いろいろしてやりたいなあ的な感動の会になったのだった。

そのときに思ったのだ。

金子監督の誕生日会には
完璧なサプライズパーティーというのを演出してやろう
と自分の誕生会のときに僕は思ったのであった。

それが今回の金子監督サプライズ誕生日会の複線である。

で、どうすれば金子監督を驚かせられるか・・・考えた。

まず、僕が自分の誕生日会開催を知ってしまった
その経緯を考えるとまず
新平「今度の土曜日、飲みに行きましょうよ」
松枝「ああ、いいよ、なんで?」
新平「いや、なんとなくですよ」
そのときは土曜日が自分の誕生日とは忘れていたが
手帳に書くときに、
「あ、オレの誕生日・・・」
となり
「てことは、新平・・・たくらんでるな(笑)」
となってしまった。

つまり、無駄に隠すと
「たくらんでること」がバレてしまうということ。
これ教訓です。

なので、監督には
最初から
「誕生日会をしたいのですが」
と伝えていた。

つまり驚かせるためには
監督の耳に入るさまざまな情報が
自然でなくてはいけないと言うことだ。

僕が金子さんの誕生日会を開かないわけが無いので
開くと伝えないと怪しまれる。

これはシナリオの作法にも通ずる。

観客を驚かせるときに
そんなことが起こらない
起こりそうも無い情報を大量投入しておいて
ガンと驚かす。

だからシナリオライター、脚本家、演出家として
金子監督を驚かさないわけにはいかないのだ。
という勢いでプランニングした。

誕生日に気付かないふりをして飲みに良くと言うのは
不可能だし、そういうのは逆にサプライズパーティーを予想させてしまう。

もういっそのことオープンに情報を金子さんに伝え
金子さんの想像する僕が行動するであろうように行動する。
つまり松枝ならまあ、こういうことをするだろう、と金子さんが想像するだろうことを実行する・・・・ようにみせてそれを上回ることをする。これがポイントだ。

あと大事なのは口止めね。
とくに誕生会に誘ったけどこれない人からもれる可能性が大。
誕生会が本当の誕生日の次の日だけに
誕生日メールを
「ハッピーバースデイ監督!
  明日の会には出れません!」
とかメールを打たれたらやばい。
なのでみんなにサプライズパーティーをやることを公言し
徹底した口止めを行った。

そして金子さんにはぼくから巧妙に嘘の情報を流す。

誕生日会をさせてください。

なるべく沢山人を集めます!と宣言。

なかなかスケジュール調整がむつかしく
来るのは劇団を中心に5、6人です。

渡来君も仕事が終わり次第これるかも知れません。
(と増えそうだけどもそんなに増えないよ情報を流す)

そして当日

というのが僕が事前に金子さんへ伝えた情報。

金子さんは、普通に
「じゃあ、来ても10人ぐらいかな」
という予想を立てるだろう。

しかし、実際は40人以上!

当日来ることのできないデスノートのプロデューサーである日本テレビの佐藤プロデューサからスパークリングワインの差し入れなどもあり
京都で撮影中で参加できない満島ひかりちゃんからのプレゼントもあり
女優・山本奈津子さんの乾杯の発声もあり
「ITバブルと寝た女たち」の初日舞台挨拶を終えた佐藤太監督の乱入もあり・・・
金子さんが世話になっているたくさんの役者たち・・・
ほんとうににぎやかな会を催すことができた。
僕と渡来君とで思いつく限りのメンバーに声をかけた。

結果、金子さんには非常に驚いてもらえた。
それが僕の満足。
シナリオ通り!ってかんじで(笑)

誕生日会の模様は渡来くんのブログで。

しかし、みんなの協力、みんなの金子さんへの愛があって成立した誕生会だった。
というか驚かすはずの幹事が驚く集まりで、ほんとうに楽しかった。
来年はどうやって驚かそうかな(笑)

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2007/06/11

放送してたりするけど

舞台「1999.9年の夏休み」に出演してくれた
滝野裕美という小さくて可愛い女優がいる。
その滝野裕美がアシスタントをしているネットラジオ
安部偲の『活動リサーチ社』with滝野裕美
に出演してきたというのは前にblogった気がするが
その放送が始まっている。
あまりにも恥ずかしいのでスルーしようかと思ったが
せっかくなので告知することにした。
あと一日か二日は聞けるはずである。
はずであるが聞かないほうがいいと思う。
僕はこれを聞いて自己嫌悪におちいった。
なによりオレはうそつきじゃ。
いきなり放送のハイテンションの流れに巻き込まれて
あること無いこと、どうでもいい細かいこと
いろいろと嘘をついている。いろいろ詐称している。
やばいね。嘘発見しても報告しなくて結構ですから(^-^;

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2007/06/10

撮影風景

撮影風景
撮影開始!
入念なチェックと
金子監督の
的確な演技指導が入ります。

「希望の党☆」にひきつづき
またしても
僕脚本、金子監督で
どんな
ショートムービーが
できるのか?

出来上がりを
楽しみに
待つことにしていてください。

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台本をチェックする金子さん

台本をチェックする金子さん
もう朝の撮影は終了しましたが、続き。
本番のギリまで台本を見直してる金子監督。

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山口さんと金子さん

山口さんと金子さん
DEATH NOTEの名コンビ(左、監督金子さん、右、チーフ助監督山口さん)が再び!

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金子組撮影開始直前!

金子組撮影開始直前!
都内某所!
まもなく撮影はじまります。
「偽伝、樋口一葉」
にも出演した
岡村麻純ちゃんも出演です!

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2007/06/06

ここんところ10日ぐらいの出来事。

最近、ここが観劇日記みたいになっているので
ちょっと近況をば・・・と言いつつ、
日々いろんなことが起こっていて忘れてしまう。

現在、金子監督との次回作をすすめていて
その脚本を書いていたというのがメインの仕事かな。
詳細はまだ話せないけど近いうちに新聞とか載るんじゃないかな。
ほんと金子さんは妥協が無いから
この半月はほぼ毎日金子さんと顔を突き合わせていたという感じ。
しかも大体同じ喫茶店で・・・www

それから大阪に三谷幸喜さんの
「コンフィダント・絆」を見に行った。
ほんとうの千秋楽で、これは感動したなあ。
詳細は近々書きます。

スタジオライフも行った。
ちょうど
「ロミオとジュリエット」
を読み返していたのでいい勉強になった。

ぼくらの前回の芝居
「1999.9年の夏休み」に出演してくれた
阪田瑞穂ちゃんの出ている
時速246「Funny Bunny」の千秋楽も見に行った。
もう我が娘を見るように応援しながら見ましたよ。
ていうか応援する必要も無いほど
堂々としていて、あんなに舞台を降りると細ッコイのに
ほんと舞台上では大きく見える。存在感がある。
声も通るし美人だし。ほんとこれからもがんばって欲しい。
というかまた一緒に舞台やりたいなあ。

現在は、今日締め切りの台本を書いている。
これは10月にやることになる舞台のものだ。
最初は演出だけのはずだったんだけど
なんだか書くことになってしまった。
でも原作がしっかりしているし、
多くのお客さんは原作のイメージで来るだろうし
特別ぼくのオリジナリティを出そうとはせずに
ほんとに原作の良さを生かした本にしたい。
ま、そう思っても僕っぽくなっちゃうんだろうけど。

飲みにも行ってる。
最近お気に入りのBarができてそこに良く行く。
前はマキノノゾミさんとかもいて驚いた。
どうやら演劇人が集まるBarらしいが
僕んちから3分ぐらいのところにあるので
僕は演劇人としてではなく地元民として飲みに。
そこに、最近でも
ナカヤマ、ナナと3人で1回。
太郎、千尋、ナナと4人で1回。
結花のマネージャーと僕と2人で1回。
藤澤と僕と2人で1回。
と飲みに行っている。
3日に1回はいっている感じだな。
だいたい夜中なんだけどね。
Barに独りで行くってことはなかなか、
こっ恥ずかしくてできないwww

もう一軒、
おいしい居酒屋も
ステアウェイとかでラインプロデューサーをしている南さん
に教えてもらった。
先日は、長崎から戻ってきたナカヤマが
実家の畑で採れた新ジャガをもって飲もうとやってきたので
その店にジャガイモをもって行って料理をしてもらった。
これがね、ぶったまげるほどうまいジャガイモなんですよ。
思わず今日も家で独りナカヤマからもらったジャガイモを
炒めて食べたんだけど、ほんと驚くほどうまい。
ていうか何このキメの細かさは。
味も深いし。もともとジャガイモ好きだけどこんなうまいジャガイモはそうないよ。
一徳会の石井さんちの梨もうまかったけど。
ていうかみんな芝居なんかやらずに農家になれよ!
うらやましいよ。うまいもの作れる環境。
ナカヤマと飲みに行ったその店は
なんとナカヤマと同郷の長崎の方がオーナーで
地元ローカルな話題でもりあがっていた。
途中から会社帰りのナナが参加。

実は、夏に
アロッタの番外公演をやるつもりだ。
まとまり無く楽しい出し物を沢山やる。
時期的には8月の終わり8/28から9/2なかんじ。
ぜひ夏の最後に一緒に遊びましょう♪

おとといの夜はひさしぶりに新平が遊びに来た。
けど締め切りがあり時間が無いのであんまり相手ができなかった。
新平と結花と三人でよく遊んでいた去年が懐かしい。
もういま新平に会っても
「だれ、おまえ?」ってかんじ・・・・て、うそうそ。

昨日の夜は、
今度撮影に入るショートムービーに
キャスティングした新津勇樹がやってきて、
ショートムービーの台本を渡す。
結構重要な役なのでがんばってほしい。
夕食を近くのカレー屋ですませる。

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2007/06/03

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督「バベル」

古いことで忘れてしまったのだが、「バベル」の撮影が東京であったときに、エキストラを集める仕事を誰かから引き受けた。誰からだったのかもちょっとわすれたが、2005年11月9日にmixi内で募集をかけている。僕自身も出演したいとの思いだったがいけずに残念だった。映画を見たら集めたエキストラの一人がドアップで映っておりうらやましい、ってどんだけオレ素人なんだよ(笑)そうですとも、だって僕の自慢はロスト・イン・トランスレーションにもエキストラ出演している、ってこと。でも映画館で見てもほとんどわからなかった自分。後頭部のみ出演(T T)

で、「バベル」の話である。
「アモーレス・ペロス」、「21g」と追いかけてきたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。
僕自身の作品史においても「21g」は、時間軸を破壊的にゴチャマゼにするというザッピング・モンタージュを考える契機になっている。このあと、ポール・ハギス監督の「クラッシュ」などの影響を経て、僕は舞台でサッピング・モンタージュを実験的に多用し「錆びた少女」「偽伝、樋口一葉」とワケワカラナイとの賛辞(惨事)をうける作品を発表した。ザッピング・モンタージュは卒業するはずだったのだが、4月の「1999.9年の夏休み」でもその影響が出てしまった。ただし、ワケ判らなさは減少し、評判はかなり良かったので安心した。映像のシナリオではまだ試したことがないので、いつか試してみたい。現在、関わっている映画のプロット段階で、かなり高度なザッピング・モンタージュをやったら、思いっきり不評だった。僕自身は良くかけてるなあと自画自賛なのだが、やはり判り難さは映画の間口を狭くする。実験的な小作品でしかザッピング・モンタージュは行えないのだろう。日本では。

あれ、↑これって「バベル」の話じゃないよね、自分の話ばっかり・・・・ということなので自分の話は置いておいて「バベル」の話である。

まず、那須博之監督が亡くなる寸前の記事でも言ってるように、ザッピング・モンタージュの手法を使用すると、観客が受け取るのは、個別のストーリーと言うよりも、より抽象化されたテーマ・・・たとえば、「アレックス」では「時間というものの切なさ」であったり、「21g」では「それでも人生は続いていくという現実」であったり、「クラッシュ」では「差別は誰の心にもありどこにでもあり、そして無くなる可能性は無いんだけれども、でも希望がないわけじゃない」というようなことであったり、そういう抽象的なテーマである。

で、「バベル」では、このザッピング・モンタージュの新たな展開を見て取ることができる。つまり、時間順(垂直軸)をゴチャマゼにするのではなく、地理的な関係(水平軸)をゴチャマゼにするという方向への展開である。

ある意味、これは新規な手法ではない。
地理的に離れているところにいる犯人と、犯人を追いかける側を交互に描くとか、ふつうにある手法である。

しかし、時間順ザッピング・モンタージュを経て、地理的ザッピングにたどり着いた「バベル」を見るときに、その使い古された手法は一回転して別次元にジャンプをし、あらたな効果を生む。

同時多発的に、しかも連関がありそうでなさそうな緩い関係の地域、いや確実に関係があるのだけど、それは「決定的」と呼ぶには足りない本当に偶然に支えられた危うい関係でつながる世界に散らばるいくつかの地域を並べるときに、僕らは驚くべきものを直視することになる。それはこれまでの映画では見たことの無いもの・・・・「地球」だ。いやもっと言うと、「今現在のいつわりなき地球」というものを、僕らは「バベル」を見ることによって、比喩ではなく、それそのものとして直視することになる。

人々は利己的でしかし互いを思いあいもし、過ちを犯し、それを一生懸命立ち直そうとし、それでも無理だったり何とかなったり、相手を思うことが必ずしも良い結果を生むとは限らず、かといってそのままで言い訳でもなく、言葉は通じながらも心は通じず・・・ってわけでもなく、しかし、みんながみんなの安寧と平安と幸せを願ってないわけでもないのに、しかし何故か生きてるだけでも悲しくて、希望が無いわけでもなくでもはっきり未来が見えるわけではなく、メキシコ国境を越えて戻ってきた叔母さんと子供たちのように、見渡す限りの砂漠で立ちすくむ。道は無いようにもみえ、また道はあらゆる方向に伸びているようにもみえ、ジリジリと照りつける太陽の下、ここからどこに行っていいのかわからずに途方にくれている。

僕は映画を見ながらつぶやいた。「僕らだ」、これは僕らだ、って。

そう「バベル」はなにを描いている映画ですか?と問われたら、即座に「僕ら」を描いている映画です、と言えば間違いないと思う。あそこに描かれているのは「今現在のいつわりなき地球」。

いま、宇宙人がやってきて、「YOYO、最近さ、お前らの星どうYO?」と聞かれたときに、「これ見といてーな」と「バベル」のDVDを渡せばOK。そんな映画ですYO「バベル」は。すごいよね人間の映画史はそこまで来たんだ。

「いま現在のいつわりなき地球」を真正面から描いている映画
そういう観点から「バベル」を見てみたらちょっと面白いんじゃないかと思うYO。
わざとらしかったり嘘っぽかったりするシーンだって、それを成立させるための手段なんだよね。僕はいいと思う。

バベル@映画生活

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2007/06/02

書き忘れた

前の記事で、「藪原検校」パンフに乗ってる
蜷川幸雄×藤原竜也
対談のことを書いた。

このとき、このことを書こうと思っていながら
書き忘れたことがある。
藤原くんががんばってイギリスで勉強している様が目に浮かぶエピソードなんだけど

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蜷川 具体的には今はなにをしてるわけ?

藤原 今は語学学校生で、カフェで1、2時間のプライベートレッスンを受けています。

蜷川 喫茶店でやってるんだ?

藤原 はい、テーブルを囲んで。先生が休みなくずっとしゃべって、僕はリピート、リピートするという方法なんです。離れたところから日本人観光客が「あいつ英語しゃべれるのか」って言ってる声が聞こえるんですよ。それでこっちは緊張して、顔は真っ赤になるし、汗もこぼれて。そのうち写メール撮られたりして。先生は「なんでそんなに緊張してるんだ」って言うんですけど僕のほうが「気にしないで」って言ったりして(苦笑)

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なんかちょっと涙ぐましいでしょ。
みんな放っておいてやれよー。
写メなんか撮るなよ。
で、その先生が女とかだと「藤原竜也が女を連れて」みたいに言う観光客もいるんじゃないのかな。
かわいそうだし。
藤原竜也がいまイギリスで学ぶことは日本の将来のために重要なことなわけですよ。
そのがんばってる姿を遠くから暖かく見守りましょうって話。

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藤原竜也くんの留学の話とか

僕は映画とか芝居を見に行くとパンフレットをほぼ必ず買う。
小学校のころからそうで、
いまでも夢の遊眠社とかのパンフレットは貴重な宝物だ。

良いパンフレットは芝居の後も
より芝居の余韻を深く感じさせることにほんとに役立つ。

たとえば
昨日感想を書いた藪原検校のパンフもそうで、
盲人の歴史や
宇崎竜童さんの話とか
藪原検校はもともと講談であったということや
本当に「ほえーっ」と関心感銘受けることが多い。

今回の芝居「藪原検校」のマイナス点に
露骨な下ネタがあふれていることを挙げる人がいるけど
その徹底したエロ、笑いへとつながる猥褻が
講談や歌舞伎などの日本の古典芸能の特徴で
河竹黙阿弥の書いた歌舞伎などでは強姦シーンなどあたりまえ
というようなこととか非常に面白いわけで、
つまり「藪原検校」からエロは外せないわけで、
すなわち井上ひさしも蜷川幸雄も
古典芸能の塵を払い
現代にその真髄を輝かせる素晴らしい仕事をしているわけですよ。
むだにエロいわけじゃないんですよ。
と感慨深いわけで、これもパンフを読んだから思えることなわけです。
みなさんパンフはできるだけ買いましょう。
なんてそれぞれの勝手ですけどwww

で、今回の「藪原検校」のパンフで
非常に興味深いのは・・・
蜷川幸雄と藤原竜也の対談です。
別に「藪原検校」のことなんて話してやしないんだけど。

藤原くん、本当に留学してるんだね。
留学の苦労話が書いてあって、
いや、ほんと偉いなあと感心します。

藤原君とはデスノートで会って親密に話してもらって
ここでは書けないような話も聞かせてもらって
留学の話しもデスノート後編の打ち上げの二次会で教えてもらっていた。
くわしくはパンフを買って読んで欲しいのだけども
(と言っても東京公演はおわっちゃったから関西にでも出かけて)

英語を習いにイギリスに行ってるんだけど
普通と違うのは昔のシェイクスピアの時代の言葉を習っていたりして
それが1時間2万5千円のレッスンなのだとか。
でもシェイクスピアをやるためにイギリスに行ってるというのがなんか嬉しい。
アカデミー賞狙いとかそういうのではなくて、蜷川さん的な、世界と戦うための本当の実力をつけるための留学をしているんだということ。それがなんだか嬉しい。ちゃんと地に足のついている人なのだ。

英語学校の校長先生が頼りない人で、「申し訳ないけど、あなたのレッスンはつまらない。僕は貴重な休みでここにきているから」と一生懸命英語を調べて、校長先生に言って、2日でその校長の下でのレッスンを打ち切り、別の先生を探した武勇伝とか、ほんと藤原竜也は只者じゃない。学校を辞めて、自分ひとりで家を探して新しい学校を捜して朝飯も自分で作って現地で芝居を見に行って、そこに出演していた俳優と友達になって・・・すごいよね。えらい。イギリスから帰ってきた藤原君はさらに何倍もすごくなってるだろうね。

蜷川さんの話も面白い。
「俺はイギリスの俳優と仕事するのをやめようかなと、実は思ってるんですよ」
なんて言っている。
これはとても面白い意見で、つまり
イギリス人の真似をしてイギリス人のシェイクスピアをやるよりも
「(英語が)母国語じゃない人間が扱うシェイクスピアがどうなるかをキチッとやろうと思うわけ。そうすると日本人である僕自身の表現というものを突き詰めていくしかない。そうやってできたシェイクスピアをロンドンに持ってくるほうがはるかに意味があると思ったの」ということだと蜷川さんは言う。
なるほどそうだなあと思う。
僕はそんなことをいえる状況や立場には無いけど、蜷川さんはやはり、アジアの、日本の、つまり蜷川さんの芝居をやるしかないのだ。なるほど。という感じ。目からうろこだ。

なんてことがあるし、パンフを買って、芝居が終わって何日がたっても読み返す、この悦楽は何にも変えがたいものなのであーる。

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2007/06/01

蜷川幸雄演出「藪原検校」

これまたネットで評判思わしくない。
しかし、その実、この芝居はかなり面白い。

最近、そんなことが多すぎる。
ネット上の評判が良くない芝居が面白かったりする。
あるいは「911」の映画としてみるべき映画が
ネット上ではたんなるアクション映画として扱われたりする。
どうしちゃったんだろうね、ネットは。
みんなメクラになっちゃったんじゃないの!?

ということで「メクラ」
今回見に行った「薮原検校」はその「メクラ」の話なのです。

簡単に言うと、
「メアキ」以上に賢く
世の中のことが見えている「メクラ」が、
「メクラ」というハンデを乗り越えて、
「メアキ」以上の力を得ようとするのだが、
あまりに目が見えすぎることがアダとなり、
死刑になってしまう
というようなお話です。

しかし、それは簡単に言いすぎ。
物語はさまざまなサブストーリーが縄をなうように絡み合って出来上がる。
この「藪原検校」は「メクラ」同士の「友情の話」でもあるし、いろんな悲劇を乗り越えてもあっけらかんと生きる…生きるしかない「大衆の話」でもあるし、さらに役者の細やかな演技、嘘のない本物の演技を堪能する芝居でもあり、あるいは音楽や歌やしゃべり芸(とくに古田新太さんの早物語)を堪能することもできて、本当に猥褻で猥雑で雑多な、いろんなポイントで楽しむことのできる、実に「お祭り」のような芝居なのである。

井上ひさしさんの戯曲で
なんと初演は昭和48年、1973年だそうだ。
地人会の木村光一さんの演出でその後なんども再演されている。

最近では2005年10月に再演されていて
こいつの評判がかなりいい。
で、今回の蜷川バージョンを見た人の多くが
2005年木村光一バージョンのほうが面白かった
とほめていたので、うーんと思いながら見に行った。

僕は前から二列目のど真ん中で観劇をしました。
前の記事の
ナイロン100℃「犬は鎖につなぐべからず」
じゃないですが、
僕が「藪原検校」を見た席が
舞台の中に入ってしまっているような席で
この場所で見たということが、
今回
蜷川版「藪原検校」を
僕が高評価することにもつながっているかもしれません。
というのは、
役者の表情息遣い芝居が繊細で、
これが前の席だったこともあって
かなり楽に、なんの鑑賞的な苦労もせずに
ダイレクトに受け取ることができたからです。
とは言うものの、
それは確実に表現されているので
たとえ遠くの席でも、
真剣に舞台を見ていれば受け取ることができるはずです。
受け取りやすさが違うだけです。
あきらめればなにも受け取れません。

ちなみに
この芝居、僕にとって、胸にぐっと来るポイントは「友情」でした。

古田新太さん演じるところの「杉の市」と段田安則さん演じるところの「塙保己市(はなわ-ほきいち)」との友情・・・それは性格年齢素性は違えども、「メアキ」に対抗し、がんばっちゃってる「メクラ」としてのツラサが互いに判るから結ばれる友情なのだが、そしてその友情ゆえに最後の行動に出る段田ホキイチ、この微妙で繊細で複雑な「友情」を息を潜めて、漏らさず見て聞いてみてください。遠くの席であってもあきらめずに凝視してください。本物がそこにあります。見る者、見ようとする者にしか見えません。どんなに木村光一バージョンがすごくとも、古田新太、段田安則の演じる「メクラ」の友情は、この蜷川バージョンでしか拝めない。

芝居が終わって、台本が読みたくなり古本屋で
新潮現代文学79「井上ひさし 新釈遠野物語 藪原検校」
を買いました。

すごいのは
「ここは脚本じゃなくて演出だろう」
と思ったほとんどのことが台本に指定して書いてあるんですね。
いままでも知っていたけど、
蜷川演出は一般に言われている以上に
台本をリスペクトして、
台本を書いた者の意志を
尊重して行われた演出だということがわかります。

じゃ、なにが蜷川さんのオリジナルかというと、もちろんキャスティング、それにともなう演技指導、全体の見せ方、それと音楽。台本には詩は書いてあるけど、音符は無い。だから、今回宇崎竜童さんへの作曲の依頼、作るべき音楽の内容の指示、ここには強く蜷川色が現れているのだと思います。

はじまって二曲目とエンディングに流れる「薮原検校のテーマ」は聞けばすぐわかるんですが、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を髣髴とさせるメロディです。実際、宇崎さんはボブ・ディランの歌をイメージして作られたようですが、ここに、とても蜷川っぽさを感じます。なにがって、つまり「学生運動」なんですよね。とくにエンディング。台本にはこう書いてある。「大勢の声が『藪原検校のテーマ』を歌っている。わくわくと陽気に弾んだ歌い方だ。」ネタバレになってしまうけど、このシーン、主人公の杉の市が三段斬りで公開処刑されるときの歌なんですが、ぼくはボブ・ディラン風の歌が明るく歌われるこのシーンを見たときに、大学に立てこもり明るいキャンプファイヤーの元で楽しく歌いながら、仲間を処刑する学生たちの姿が、杉の市の死刑を見ながら歌う民衆の姿に重なって見えました。僕自身は学生運動を経験したことは無いけど、蜷川さん、井上ひさしさんはその世代。台本には「学生運動のあの光景のように」とは書いていないけど、蜷川さんは思ったのだと思う、井上ひさしさんが思い描いていたもの、その原風景が。ああ、あれだなと。井上ひさしが描こうとしたのは、あの僕らの見た記憶なのだなと。そしてそれを見事に蜷川は表現した。僕はあのシーンをみたときに、それがわかったのです。この芝居は、蜷川さんの返歌なのだと。同世代人、井上ひさしの台本に対する熱い返歌なのだと。塙保己市の杉の市への友情、それに酷似した蜷川さんの井上さんに対する同世代人としての友情。それが美しく結晶した瞬間こそがこの明るく残酷なラストシーンなのだなと。9000円も払うのだから、見に行った人はあそこに含まれてるすべてを受け取ってきてください。その義務が見る人にあると思うのです。

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