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2006/01/29

やりすぎコージー

某局短編ドラマ(おいらが脚本のやつ)のアフレコ。
朝、9時40分某局玄関で役者陣と待ち合わせ。
いきなりm.m.マダムから
「朝から松枝さん見るなんてキツイっすわ」
あのね、
おまえのほうこそキっツイいんだよ、てめー。
と小一時間こぜりあい。

アフレコは1時間ほどで終わり
引き続きMA。
音楽、音響つきではじめて見る。

ちなみに、同じ頃、横浜関内ではDノート別班の撮影。
アフレコ出演のなかから3人と待機組から2人、
合計5人を役者として派遣。
今後、別の3人が別班ではなく本体の撮影に
しかも結構目立つ役で出演予定。
またペニノの野平さんにも出演をお願いした。
小さな役ではあるが
個性ある演技
を発揮してもらえればと思う。
つうか発揮するデショ!と期待のメンバーをぶち込んだ。

で、僕はMA。
プロデューサ業務を覚えるために
じいっとみんなの動きを見る。
音楽、音響がはじめてつけられた。

プロデューサのKさん、監督のOさん。
あるシーンでの音楽が過剰だといって外すということに。
しかし、僕はそのシーン、
音楽とタイミングで感動してしまったものだから、
えーっマジで外すのおおおという感じ。

僕の立場は、
勉強のために随行させてもらっている
という立場なわけだから、
とやかく言える立場にはないが、
しかし外さないで欲しいと小声で。

結局外されてしまったが。

外したものを見ると、うん確かに整理はされている。
でもあの感動がちゃんと視聴者に伝わるのだろうかと心配な気持ち。
伝わるのかな?
Kプロデューサー、O監督、
長年のプロが言っているのだし、アレで良いのだとは思う。
だが韓流映画が嫌いでない僕としてはこてこてを望んでしまったり。

しかしこのMA作業を通して
音楽音響の力強さをあらためて確認した。
またこの短期間でこのレベルを仕上げる遠藤さんてすごいなあと感じる。
音の入りでも微妙にずれれば印象はガラリと変わる。

MA終わり家に帰る。
今度やる映画のキャスティングも考えなきゃいけないので
資料を買い揃えてパラパラと見る。
もうすでに売れている人を使っても面白くない。
どんな新人が眠っているか・・・要研究である。

ついでDノートで撮影予定の、とあるシーンのセリフを考える。
脚本外の脚本というか。
決定稿では1行しかないが
その1行のために50行ぐらいの芝居を考えた。
意外に楽しくすぐ書ける。
監督、助監督にメールしすぐに就寝。

しようと思ったら
やりすぎコージー』の
The鉄板ショーを見てしまう。
久しぶりのテレビ。

かなり面白かった。

漫才師が自分のねたの脚本を示して
こことここがこういう理由で必ず受けますと
解説して実際にどうかとやってみせるわけだが
やっぱり売れている漫才師は
ネタに自覚的なんだなぁと関心し笑わせてもらう。

(追伸)

おいら脚本、金子監督作品『希望の党☆』は絶賛上映中!
感想はここにお書きください。

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2006/01/28

やってます『デスノート』

金子監督が発表したので
ぼくも追随。

やってます。
映画版『デスノート』

監督補です。
異例尽くめ話題満載の本作ですが
漫画読んでハマッテいたので
なんと自分がこれをやることになるとは・・・。

撮影はまだ始まっていませんが
金子監督を筆頭にみんなが熱い。
本作りでも深夜まで激論を交わしています。
疲れるけど楽しいです。
期待していてください。

てなわけで
今日は打ち合わせの時間を縫って
NODA・MAP『贋作・罪と罰』を見てきました。
2度目です。

するとなんと・・・・
『罪と罰』って・・・デスノートに通底するテーマが。

「思想や正義や金のために人を殺して良いのか」

飄々とした不謹慎でさえある刑事の
段田安則さん演じる都司之助が
正義の殺人犯
松たか子さん演じる三条英を追い詰めていく。

このスリリングな感じは・・・
ああ、デスノートじゃん。
ふたりの対決がLとライトの心理戦に見えました。

と同時にホリエモンのことも考えた。

人は思想のために生きるのか。
正義のために生きるのか。
金のために生きるのか。
正義のためなら人を殺して良いのか。
本当に人を殺してはいけないのか。
どういう理由があろうとも人を殺してはいけないのか。

ネットが普及し
GDPがどんなに増えても
憲法が変わろうがどうしようが
そんなことは関係無しに
僕ら人間が立ち向かっていかねばならない問題を
立ち向かい続けなければいけない問題を
デスノートは扱っているのだ。
その思いを深くした。

野田さんと金子さんと言う
子供のときの親友が
表現者になって
演劇、映画と媒体は違えども
同時期に似たような問題に取り組んでいる。
この偶然をとても面白いと感じる。

またしてもラストは
松たか子さんの熱演に泣かされてしまったのだが
1回目みたよりも
随分と芝居が深く面白く感じたのは
こっち側の問題か。

芝居の余韻の中
寒空のコクーンを後にする。

そういえば、
今日27日は那須さんの誕生日。
日本酒一献傾け、罪と罰についてなど
色々と那須さんと話してみようか。
面白い話が沢山聞けそうです。

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2006/01/18

庭劇団ペニノ『ダークマスター』

庭劇団ペニノ『ダークマスター』をみた。

芝居おわって
表でタニノクロウさんにご挨拶させてもらったが、
会うたび、
こういった顔つきの人がつくる芝居は
きっと骨組みがしっかりしているのだろう
と思わされるのだが、
実際、今回の舞台を見て、
やっぱりそうだ、
と実に唸らされる思いを抱いた。
ついでに自分がどんな顔つきをして街を歩いているのか、
非常に気になってしまった。

タニノさんには二回ほど、僕らの芝居を見に来ていただいている。

どっちもギャルギャル満載の芝居で、
芸術家であろうタニノさん、ノビラさんに
見せるにはOKADOCHIGAIな感じを抱いている僕なのだが、
最近の僕は芸術家と言うよりも商売人であるなぁと反省もしたりする昨今。
だが結局はこれが僕の道なんだろうとも思い、辞める気はさらさらない。
自分を騙しているわけでも観客を騙しているわけでもないからだ。

いや、何がいいたいかというと、
ダークマスター
と言う芝居を見て、ほとばしる才気というものではないのだけど、
手堅い・・・いや手堅いのではなくて、
なんだろう。
着実な、骨太な、まさにタニノさんの面相をみているような、
そういう芝居だと言うのが、
ダークマスター
のてっとりばやい感想で、
つまり芝居には
人間が出る。
ってことですよ。

たぶんいろんなことが、意識的に構築されている。

BACK STAGEというサイトにタニノクロウ氏のインタビューがある。

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僕はもともとずっと絵を習っていて、彫刻とかオブジェを作るのが好きなので、そういう部分を強く出したいと思っています。それが、自動的に動くものだったり、生々しいものだったりしてもいい。そのオブジェを説明するような作品ができたら、おもしろいですね。
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とか
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演劇的な物語ではないです。自分が作ったオブジェがあって、その物体自体にストーリーがある。それを説明する人が役者的にいればいいという作品。そういうものを模索していきたい。
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とか言っていて
まさにそう言うものが
あそこにあったということなのだが
まずもってすごいと思うのは
劇団に
「庭」
という象徴すべき単語があって
これをちゃんと毎回変わらずやっていく
粘着質的な性質と言うか
ねちっこさがすごいなと思う。

ストーリーは、
と言って、あらすじを要約する無駄。
する気はない。
むしろ、構造について言及しろ。
みたいな芝居である。

まぁ、ありていに言えば、良くある入れ子構造なのだが。
生きている入れ子であると言うことが重要。
収束することなく、しかし激しく拡散するでもない。
ぬるーい範囲の中で、排泄されたものが口に入り居住しそして排泄するされる。
なかなか難敵である。
解釈や構造化を許さない。
だから、さっそく僕は意味づけを放棄して庭を楽しむ。
穏やかで非対称の。

まぁ、観にいってください。
庭はDVDにできないからね。
行って見る、行って住み暮らすしかないのです。
だからDVDにできるような芝居は芝居じゃないのかもしれない。
なんてね、思わないけど、思っちゃいそうな勢いの芝居です。

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2006/01/09

実現する願望シリーズ

ついに会いました。

松尾スズキさんと!!!!!!!!!!

とある打ち合わせの席。
ずっとずっとファンとして脚本家として
憧れていた松尾すぁんに対面してしまいました。

ていうかビジネスの場だから
ファン根性むき出しにするわけには行かず・・・
あんまり親しげな初遭遇ではなかったけど。

しっかり、奇妙な動きをする松尾さんを
間近で見たし、触れたし、味わいました。

まぁ、実際、「味わい」はしなかったわけですが
そんぐらい近かったと言うことですね。

寒くて凍える松尾さんもみたし
トイレにいく松尾さんも見た!
大人計画グッズももらった!!!

ああ、あんな人になりたい。
芥川賞受賞して欲しい。
松尾さんは存在が文学的だ。
芥川で挟み込みたい。
芥松尾川。はさんでみたがどうか。

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2006/01/05

もう幾つ寝ると・・・

いつの間にか正月三箇日も過ぎ・・・

ぼくマツガエといえば、
さっそく年明け3日から仕事です♪

ふつう「仕事です」といって「♪」なかんじにならないのでしょうが
ぼくの仕事は好きで選んだ映画演劇の道ですからね。
つらくてもなんでも自ずと「♪」がつくわけです。

こんどの仕事はまだ大きな声ではいえないのですが
某TV局と某映画製作会社のビックプロジェクトです。

3日、4日はその映画の脚本に関わる打ち合わせ。
とくに4日の昨日は演出部、制作部、撮影部、照明部などもいて結構な大所帯に。

そして明日5日は昨年末に撮影した某民放TV局のドラマの編集です。

去年は本当にいろいろなことを経験し、
つらかったこともあったのですが、
楽しかったり有意義だったりする経験も多く、
自分としても悪い年ではなかったと思います。

もちろん、
その時に那須さんの死は
僕にとって大きくマイナスであったわけですが、
それさえもマイナスで終わらないように
那須さんは僕に沢山の贈り物をしてくれたと思うのです。
そういう経験をしました。

今年は去年得たそういう物モノを継承し、
より大きなモノを育てるために、またより多くのことを学び、
映画演劇を作って行きたいと思います。

一昨年は一本の映画を作ることにさえ絶望し
芝居を作り続けて、しかしそれにさえ迷いを感じ
でもやめるなという那須さんの言葉だけを頼りに過ごしていました。

しかし一転昨年は那須さんが引いてくれていたレールのおかげで
映画を1つ、短編TVドラマを2つ、ネットシネマを1つ撮ることができました。
驚くべきことにすべてが那須さんから始まっているのです。

今年はもっとやります。
那須さんがやってきたように
そして多くの映画人、演劇人がやっているように。
ほんと沢山やりたい映画や芝居があるんです。

てなわけで本年も応援よろしくお願いしまっす!!

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