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2005/11/11

那須真知子という才能

いま乃木坂コレド
昔、シミキンと云うTVプロデューサーがいた
というイベントをやっている。

清水欣也

という名プロデューサーを回顧するイベントで、
1979年から80年に日本テレビで放映された
「ちょっとマイウェイ」というドラマを流している。
(このドラマの主役は桃井かおりさんで、コレドマスターの桃井章さんの妹である)

昨日は、
第18話「私の占い凶と出たのよ」
第19話「女を売りものにしないわよ」
の上映があり、
第19話の脚本家は那須真知子さん。
彼女が27歳のときの作品だ。
で、それをご本人と見るために久しぶりにコレドに向かった。

第18話は鎌田敏夫さん脚本。
こちらも大大脚本家である。
ドラマのほうも
さすがに手馴れた小品で
シナリオの「教科書」を見るような作品だった。
シチュエーションも余り変えずに
話をころころ展開させる。
微妙に先が読めるけど
終わりは終わりで「なるほどな」と締める。
低予算で最大効率を得る。
「うん、さすがにうまいね」
とCMタイムにビールをごくり。

次に第19話。
僕の隣にはご本人・・・真知子さんがいる。

正直、
鎌田さんの回、脚本がうまかったので
真知子さんの回があれだったらどうしようという気持ちで見始めた。

あにはからんや・・・

すごい。
テレビドラマじゃなかった。
映画だった。

説明するのは難しいが
鎌田脚本との違いは
・まったく先が読めないということ。
・絵がバンバン変わると言うこと
 (予算もかかるということだが)
・劇的であると言うこと
などであろうか。

またタイトルでもありテーマでもある
「女を売りものにしないわよ」
ということは、
若き日の真知子さんの言葉でもあるだろうが
この主張に対するドラマの結論も
非常に重層的で唸らせられる。
単純じゃない。

真知子さんはこの仕事をやった後
しばらくテレビドラマを書いたりなどしていたけど
結局は映画の世界に戻っていく。

真知子さんは昔から真知子さんであって
最初っから映画を描いていく「才能」だったのだ。
そのことが今更ながらに確認できた。

またその若き才能にチャンスを与えた
清水欣也
というプロデューサーは、
僕は良くは知らないけれども、
やはりすごい人なのだろうと思った。

上映が終わったあと
飲みながら真知子さんと那須監督の話をした。
久しぶりにあのときの痛みを思い出してちょっとだけ泣けた。

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