« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »

2005/10/25

もう一度、金子組。

近所のTSUTAYA、レンタル半額開始。

あれもこれも借りたいけど

締め切りの迫った仕事があるので今日は我慢。

ちなみに、また金子組やります。

今度は15分の短編映画だけど。

面白いものになりそうです。

っていうか、面白いの書けよってことですよ。

今から書きます。

すみません。

明後日までには・・・。

面白いものかけた暁には

金子松枝ニューコンビの誕生ってことで!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/22

海外でも紹介されている。

映画「神の左手 悪魔の右手」の公式HPのアクセス解析を見ると

結構いろんな国からこのサイトを見に来ているんだなぁと。

て、ことは英語版つくらないと!

あとなんだか知らないけど中国から来る人も多いんだ。

やっぱり、紗綾ちゃん効果みたい・・・すごい小学生だ。

で、前の日記に『映画秘宝』の取材日に、アメリカのNo.1ホラー雑誌である『Fangoria』からも取材を受けた・・・って書いたんだけど、ちょうど、そっちのほうも載ったようです。インターネット版に記事があります。

 → October 19: First report on Shusuke Kaneko’s splatter film

小林翼くん演じる山の辺想くんが凛々しく映っています。

翼くんは可愛いだけじゃなくて、決めるところは決める「オトコ」でもあるのです!

いやー、しかし原作ファンはこういう写真を見るたびに戦々恐々だとも思うわけです。

だって、こんなシーン無いもの。原作には。

「俺のUMEZZワールドを壊さないでくれ!」

とか思っているのかも・・・。

やっぱ原作ファンは原作に忠実に作ってほしいのかな?どうなの?

楳図先生ご自身は変更にこだわらないんですよね。

むしろ相談すると自分で新しく話を創造しちゃう。

え、いくらなんでも原作から離れすぎですよー楳図先生!・・・みたいにぼくが思ってしまうみたいな。

でもここは外して欲しくないという点もあるんですよね、楳図先生的に。

で、最初に「ウメズメモ」を渡されました。

ここは外さないように・・・みたいなね。

僕は前に映画じゃなく演劇のほうで楳図先生の『わたしは真悟』を舞台化させてもらっているわけじゃないですか。

そんときにも結構話の最後のほうは、その時の舞台の監修をお願いした那須博之監督の指導の下、いろいろと変更させてもらった(原作では佐渡島のくだりになると、もう一切マリンは出てこないが、舞台版では上野未来扮するマリンが最後の最後まで出ずっぱり)わけですが、もちろん楳図先生も気に入ってくれたし、そして意外にもファンの方々にもウケは悪くなかった・・・・ように思います。たぶん。

だから、いろいろ『神の左手・・・』の写真がちらほら世に出て、原作ファンは「げげっ」とか思っているかもしれないですが、たぶん大丈夫です。楳図先生の本質的な部分は継承している・・・と思うんですよね、それは舞台版『わたしは真悟』の変更のときもそうですが、ぼくが先生の世界をリスペクトしまくりなわけで、そこはぼく自身も外したくない、そう思っているわけで、先生の世界を継承していると言うのは確実です、だから・・・たぶん、原作ファンにも気に入ってもらえるんじゃないかなぁ・・・と思っています。

おお、気付けば金子監督からトラバ受けている!すごい、光栄です~~。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2005/10/20

映画秘宝に載る。

明日発売の映画秘宝2005年12月号。

6ページ目。

==================

ウエダハジメの地獄の映画観光」vol.54

那須魂を継承する現場に行ってきた!
 『 神の左手 悪魔の右手

==================

楳図かずお先生原作、渋谷飛鳥ちゃん主演、金子修介監督作品!

おいら脚本、劇場用映画初!!

載っちょりまス。

ウエダハジメさんの漫画が楳図タッチです。

いや、しかし取材があると思って行ってなかったから、俺の写真デブなんだよなぁ。

まぁ、取材があると知っていてもデブなんだけどさ( ̄□ ̄;)!!

取材の日には偶然、那須真知子さんも来ていたから、

ちょっとだけ載っているw・・・そうそうこんなかんじで可愛らしかった!

お、隣のページには吉井怜ちん!!

偶然にも木村俊樹兄ぃの映画じゃないですか。

望月六郎監督『 濡れた赫い糸 』

セクシー石川こと石川均監督が脚本なんだよー。

これが衝撃的に面白い脚本でさ。

読んでひじょーに勉強になりましたさ!

ちなみに吉井怜ちんのことは前々からいいなと思っていて

木村さんの制作会社ステアウェイでキャスティングのとき

吉井怜ちん、いいと思いますよ」

と関係ないのに売り込んでいた。(ひそかに優香派ではなく怜派)

そしたら、ヒロインだもの!『濡れた赫い糸

怜ちんの芝居がすげー評判いい。

メイキングも見ごたえのあるメイキング。

今度ぼくの脚本でインする映画、

たぶん11月にインするんですが・・・

その映画を撮ることになる谷洋平監督

この『濡れた赫い糸』のメイキングを撮っているのです。

谷監督は若いのにキッチリ仕事師タイプの監督なのかな。僕はそうにらんでいますw

僕も脚本に関わっている

集団殺人クラブ GROWING

の監督は谷さんなんだけど、

なんかそのキッチリとした作りには本当に感動した。

良い本を撮らせたら本当に素晴らしいと思うんですよね。

若手監督としてチョー有望、間違いない。谷洋平監督、万歳。
( ちょっとチャリチョコの小人に似ている・・・・)

あ、話が脱線した・・・映画秘宝です。なにより。

よかったら見てみてください。

恐怖の真実がそこに・・・・・。

あの優しい金子さんがあんなことに・・・・

ギョエーッ~~!!

hiho0512 明日発売の映画秘宝
ぜひ一家に一冊。
ちなみに2005年の12月号だから
hiho512
ちなみに僕の誕生日は5月12日で512。
こんなんで運命感じる乙女チックジャパン。
以上。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/18

週刊ビッグコミック スピリッツに載る。

本日発売の週刊ビッグコミックスピリッツ10月31日号に

ぼく脚本の楳図かずお先生原作金子修介監督作品

映画「神の左手 悪魔の右手」が紹介されています。

最後のカラーページ

「スピリッツ歴代ヒット作最新映像化情報!!」

というコーナーです。

ぜひご覧ください!!!

ほんの少しですがカラーで写真も載っています~~。

spirits051031











しかし、掲載写真誰が選んだのだろう・・・う、うれしいけど・・・w

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/14

ほんとうの撮影最終日

僕の初脚本映画
楳図かずお先生原作
金子修介監督作品「神の左手悪魔の右手

打ち上げは9/28だけど
次の日9/29にも撮影がありました。
これが真の撮影終了日です。

いつもの渋谷パンテオン前で集合。

ロケバスは金子さんの横に座る。
監督の横は楽しい。
やっぱ作品の全体構想を持っているのは
監督だから、聞けば聞くほど、いろいろな情報が聞けて楽しい。

真説タイガーマスクでも那須さんの横に座っていた。

もちろんサードは一番下っ端だから
席が無いときは床に転がっていたときもあるけど、
余裕のあるときは、
那須さんに
「ナベカツ、ここにこい」
って呼ばれて、横に座った。

だいたいロケバスは
睡眠時間の少ないスタッフたちの
貴重な睡眠の場でもあったりする。

みんなグーガー寝るんだが、
タイガーマスクのロケバスでは、
僕と那須さんは
遠足に向かう小学生のように、
楽しく話してぜんぜん寝なかった。

今回の金子さんの横でも同じ。

でも、那須さんは魔神だったけど
金子監督は休みたいのかもしれない。
僕がいるから沢山話すけど
本当はウザイ眠いと思っているのかもしれない。
そう思って聞いたら平気だという。
やっぱり映画監督は体力気力が違う。
なら楽しく映画の話だ。

現場は、千葉県のはずれ。
田舎町のいい感じの黄色い電車を探して
ここにたどり着いたらしい。

「黄色じゃなかったら、電車あったんだよな」

と制作の梶川さんに言われ

「え、黄色じゃなくても良かったんじゃないですか?」

というと

「いや、シナリオに書いてあるからさ」

「誰がそんなことを・・・・」

「キミキミ」

「え?」

・・・・・・俺でした。
書いたの。
すんません。
たしかに 黄色は黄色が良いと思ったんだけどでも、
そこまで探させて・・・なんだか申し訳ないような気にも。

「でも、それが俺たちの仕事だからね、問題はないよ」
と梶川さん、男らしい返事。
rail
そうやって探してくれた
その場所は
とっても素敵な場所でした。


今日の出演キャストは
渋谷飛鳥ちゃんと、小林翼くん。

主人公の姉弟
「山辺イズミ」と「山辺ソウ」を演じます。

ほんと2人が仲がいい。
なのに今日で離れ離れになってしまうなんて・・・。

(↓飛鳥ちゃんと金子監督)
2shot2




(↓よくある駅の人形?から顔を出す可愛い翼くん)
tsubasa01








(↓むっちゃかわいい翼くん)
tsubasa02

とかなんだいっても
とうとうついにすべてのシーンを撮り終え、
そして本当のオールアップとなりました。

スタッフ、キャストみんな疲れていたが
さわやかに笑ってわかれました。
意外にあっけない。

でも、そんなもんなんだろう。

だってこの映画の撮影は今日で終わりだけれど
僕たちの映画人生はこれからもずうっと続いていく。
僕なんかはじまったばかりだし。

なにより
神の左手 悪魔の右手
この作品も、これからなのだ。
編集、音作り、宣伝、まだまだ沢山の仕事がある。

解散すると、僕ら4人は食事に向かう。
金子監督、高間撮影監督、制作の梶川さん、そして僕。
4人はそのまま高間さんの行きつけのイタリアレストランに。
簡単な祝杯を挙げた。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/10/09

金子組打ち上げの夜

打ち上げに出かけようと家の玄関に立ったとき
後のほうから声がしました。
振り向くと那須さんの遺影。
あ、すいません、おいていくとこでした。
那須さんの遺影を大事に額に入れて
打ち上げ会場にもって行きました。

写真はひっそり金子監督の横に置きました。

この映画。
神の左手悪魔の右手
はじまりは那須組だったけどいまや完全に金子組。
僕と那須さんが病室で作った初稿。(厳密には初稿じゃないけど)
吐いた那須さんの血で真っ赤に染まった原稿は
那須さんのお棺の中にいれてもらって火葬場に。
一緒に燃えて暗い空に吸い込まれて。

金子さんが乾杯の挨拶で
「那須さんへの献杯としたいところですが
 いまはスタッフのみなさんキャストのみなさんへのねぎらいと
 映画の成功を祈って乾杯」(僕のおぼろな記憶)
と言われていました。
はじめは那須さんと僕のもの。
でも今は皆のものです。この映画。

で打ち上げはフロア満員。
こんなに人数がいるのに
なんだか一体感のある熱い打ち上げでした。
ビジネスを超えた情熱があふれている。
なんどもこういう打ち上げに参加している
オスカーのOさんも、
こんなに熱い打ち上げはそうないね、
と言ってた。
きっとそうなのだと思う。

人数が多いからあいさつ回りをしていると
自分の席がなくなってしまう。
自席を奪われ、
他人の席、他人のコップで飲んでいたら
僕と同じで自席を奪われた渋谷飛鳥ちゃんがやってきて
僕の隣に座ってもいいですか、と。
「もちろん」
そして話していると、
山本奈津子さんもやってきて
にわかにそこは那須組の様相。

メイキングで僕が送り込んだ吉田明義によると
どうやら飛鳥ちゃんが奈津子さんから演技の技を盗んだようだ。

「盗んだ」というと聞こえが悪いが、
変に自分のプライドやスタイルにこだわるよりも
他人の良い部分を見つけて
すぐに吸収する(「盗む」)、
これは良い女優や良い物書きの条件。
那須さんもそう言っていた。
真似なんてすぐに真似じゃなくなる。
日本は「本歌取り」の国だからね。

だから飛鳥ちゃん
奈津子さんの技を自分のものにしたのだ。

本番直前の集中力を高める方法。

メイキングの吉田明義によると
奈津子さんの演技を見てからというもの
飛鳥ちゃんの演技がぐんぐん深くなっていったと言う。
それでこそ渋谷飛鳥。
那須さんの最後から二番目の弟子。
(飛鳥ちゃんと僕は「那須さん最後の弟子」という称号を奪い合う。
 僕のほうが最後の弟子なの!ってどっちでもいいじゃん>俺)

山本奈津子さん、演技について熱く語り
その姿を見て、渋谷飛鳥ちゃんは
「那須さんと話しているみたい」と。
たしかに奈津子さんの熱く語る姿は
周りに熱を伝え巻き込む那須スタイル。
奈津子さんに言うと、那須さんはいつも近くにいるらしい。
僕のそばにもいるから忙しいな那須さん。

打ち上げ1次会終わり
2次会に1/3ぐらい流れる。
飛鳥ちゃんは17歳、お酒飲めないし遅いので先に帰る。
来年、18になったら飲みに行こうね・・・って18も駄目なんだっけ?

2次会はこれまた山本奈津子さんの独壇場。
セーラー服百合族デビュー、その後の秘話、苦労話を聞かせてもらう。
普通なら朝まで飲むところだが
実は打ち上げの翌日にも撮影がある。
撮りこぼしというよりもスケジュール上の問題なのだが
実は翌日がほんとうのオールアップ。
なので終電のあるうちに解散となる。
奈津子さんと飲むのは本当に楽しい。
飛鳥ちゃんも奈津子さんの「百合族」とか
「濡れて打つ」とか「美少女プロレス」とか
見て欲しいな。感想が聞きたい。
オスカー的には駄目なんだろうか、みせるの。

↓( 那須さんの遺影と金子監督、山本奈津子さん )
3shot2





↓( オスカーのOさんと )
2shot





↓( 憧れの奈津子さん、那須さんと!)
3shot5

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/08

撮影無事終了にて

すみません。反省。更新怠っていました。
けっこう指摘されるです。更新さぼり。

で、まず報告しなければいけないのは
神の左手 悪魔の右手
無事、撮影終了いたしましたです。はい。

で、ついでに言うと編集もだいたい終わったです。
(終わったで、いいんですよね?金子監督)

で、みました。
ラッシュっつうんですか?
音楽や効果音や合成などがやられる前の映像。
みなさまよりちょいとお先にみました。
いやもうかなり楽しみました。
もうめっちゃ期待していてください!!
今いえるのはこんだけ。
現在は音楽をつける作業に入っています。
これがまた期待大大大大なわけです。
日本1国におさまらない展開なワケで。
金子監督はSkypeでロスの作曲家と日々ディスカッション・・・のようです。
頑張ってください。
いや、もう、はやく音楽出来上がりがたのしみです!!

ほんとね皆に見てもらうのが半年以上後じゃないですか。
もうしわけなくて仕方ありません。
いまんところ脚本家特権で楽しませてもらいます。

打ち上げも楽しかった。
僕は全日程撮影に立ち会ったわけではないので
打ち上げでしか会わなかった俳優さん、女優さんも沢山いました。
そして楳図先生!あいかわらずお元気でした!
 
3shot 金子監督、楳図先生、渋谷飛鳥ちゃん
金子監督、ぐわしができてませんっっ



5shot
小林翼くん、清水萌々子ちゃん
楳図さんの背後霊のように渡来先生が・・・。

と写真を載せたところで私信。
「いぐっち、ごめん」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/01

那須映画再考の契機

8月の終わり、金子監督と成田プロデューサーとで那須監督の家に行った。正式に「神の左手悪魔の右手」がインすることを那須監督に報告するためである。

ぼくらは真知子さんの手料理でもてなされながら那須さんが生前に大事にしまっていたテキーラを開けて飲んだりした。

懐かしみながら那須さんの残した品々をいじっていると、その中にあった小さなDVD再生機が突然動き出し、その画面に、パッと鮮やかな映像が映し出された。

それはなんと那須監督自身の姿だった。

突如画面に大写しになった那須さんが僕らに語りかける。

「この映像を見る頃には、すでに私はこの世にはいない。
 だがキミたちに伝えなければいけないことがある・・・」

そのまるで飛鳥教授のような言葉に続いて那須監督がぼくらに語り始めた真実は僕たちを震えるほど驚かすことになった。。。

なぁんていうことは無かったわけですが
小さなDVD再生機にある映像が鮮やかに映し出された・・というのは本当。

その映像は映画「デビルマン」の映像で、けれどもそれは一切表に出されることの無かった映像。思わず金子さんとその那須さんの撮った美しい映像に見とれてしまった。そして「どうしてこの映像が本編で使われていないんだろう?」と首をかしげることしきり。あの一連の編集をめぐる騒動の中で、那須さんが大切に思っていながらも切られてしまったシーンの数々である。那須さんはそういうシーンばかりを大切にDVDに保存していた。

飛鳥ちゃんに「デビルマン撮影で一番大変だった思い出はなに?」聞くと、彼女は雪山の撮影を挙げる。

しかしちょっと待ってくれ
雪山の撮影って・・・?

ていうか本編で雪山のシーンなんて無いですから!
そのシーンも公開バージョンではカットされていますです。僕も見たことが無い。しかし、那須さんのDVDを全部調べたら、あるのかな雪山のシーン。実際那須さんは雪山のシーン、いい物が撮れたと僕に自慢していた。これはぜひとも見たい!のである。

百合族、百合族2、美少女プロレスとか日活時代の作品もなんど見返しても面白い。ビーバップシリーズも面白い。代打教師も面白い。湘南爆走族も見逃せない。下世話かもしれないし、その映像は芸術からは離れていたかもしれないけど、確実に時代に楔を打つ映像を撮ってきたのが那須さんだった。というか芸術なんてナマッチョロイことを良しとしなかった那須さんだが、しかしその映像は道化に徹しながら裏返って確実に芸術的ですらあったのだけど。ピンチランナーの最初のシーンも会社からは要らないシーンと言われたらしいけど
あの廃墟船となっちのシーンがなくてピンチランナーが始まるワケが無いのだ。

デビルマンがこけたことで那須さんが語られることが多い。とりあえず那須を悪人にしとけばいい的な風潮もあったりする(そんなのは分析の放棄だ)。ひどい言い方かもしれないが、「うまい具合に」那須さんが罪を背負ってあの世にいっちゃったもんだからなおさらである。

そういう風潮にもかかわらず、金子さんとか飛鳥ちゃんとか僕とかが「那須さん、那須さん」と言うから、一部の人は、「那須監督という人は映画はアレだったけど、後輩に慕われる良い先輩だったのだろう」というようなことを言う。たしかに那須博之という人間はこれほど魅力的な人は居ないというほど魅力的な人だった。だが、僕は言いたい。那須映画も魅力的だったと。でなくては、あんなにもスタッフやキャストに慕われるわけが無いのであって、実際、彼の作品はほれぼれとするような魅力的な作品、まさに那須さんの人格が透けて見えるような作品ばかりであった。もちろん、会社のうんぬんや集団でやることだから政治的な何とかで傷もあったかもしれないが、そういう中でも、那須さんの作品はその人間同様に僕らをひきつけていた。だから「映画はあれだったけど・・・」つうことはありえない。ちゃんと彼の過去の作品もたくさんの人たちに見てもらいたい。つーわけで、デビルマン1作で那須さんを評価するのは止めにしてもらいたい。デビルマンのディレクターズエディションを見てから判断してもらいたい。もちろん、那須さんは天国の歌舞伎町に行っているから、デビルマンのディレクターズエディションを作るなんて、もうそれはかなわぬことだし、大体、生きていても、後ろ向きなことはしなかった人なので、そんなことはしなかったかもしれないけど。

ただ那須さんの知ったことではないかもしれないが、金子さん、飛鳥ちゃん、奈津子さん、ぼく・・・那須さんの薫陶を受けたぼくらが良い作品を作っていくことでしか、那須さんへの恩返しというか、那須さんの目指した映画、撮ってきた映画を再評価させるような、そういう道は無いのだろうなと思っている。

そういう意味でも今回の「神の左手悪魔の右手」は大きな役割を担っている。

もちろん、那須監督なんか関係なくひとつの作品として評価されなければならない。
それが那須さんの再評価にもつながっていくのだろうと思っている。多くのスタッフやキャストは那須監督追悼なんていうのとは関係なく良い作品を作るために尽力しているのであって、ぼくらが、那須さん、那須さんと酔っていても仕方が無い。ひとつの作品として良くして行くしかない。とは言うものの、確実に、この作品は、金子さんや飛鳥ちゃんや僕が関わることによって、那須映画を再考してもらうためのひとつの契機になるのだろうとは思っている。

ところで、つい昨日奈津子さんと飲んだときに教えてもらったのだけど、今回のメイクの永江さん。じつは百合族のメイクさんだったのだそうだ。だから何だということではないが、そういうことすらなんとなくうれしい僕なのであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »