金子修介監督「ホーリーランド」第2話
またしても深夜オンエア見ました。
ホーリーランド第2話「優しい夜」
第1話ほど激しくはないけど
ありました。ぞぞっとする場面。
「おまえがヤンキー狩りか」
チンピラに右肩をつかまれる神代ユウ。
左ジャブ「1」、
右ストレート「2」
の「1、2パンチ」が繰り出せない。
「1」はあたるけど「2」が出せない。
弱っちく見えるはずの神代ユウ。
しかしその肩をつかんだチンピラは察知する。
自分の身の危険を察知する。
とっさにつかんだこの手を離せば
「1、2」とやられる・・・。
「この手を離したらヤバイんだ」
しかし、
「2」は当たらないが
「1」左ジャブはしっかりとヒットする。
それを知るユウ。
「1、1、1、1・・・・」
リズミカルに顔面にヒットするジャブ。
次第に顔が変形し血だらけとなるチンピラ。
手を離した瞬間・・・右ストレートが・・・・
ぞぞっとしました。
しかし、その後は何も起こらぬ穏やかな世界。
やさしい同級生と出会い、
なかよく女の子たちとデート。
下北沢の夜に受け入れられていくような気がする神代ユウ。
はじめて見せる笑顔。
だが・・・
視聴者はびくびくする。
この平穏がいっときのものでしかないことを知っている。
・・・・・・柔道家の前では
ボクサーは苦しい戦いをせざるを得ないという情報もあり
目の前で繰り広げられる楽しげなデートに笑いながらも
どこかビクビクしている。何かが起こる・・・
この街に受け入れられたいのに
受け入れられないことを知っている神代ユウ。
同じだ。
気付けば、ぼくらも同じだ。
神代ユウと同じだ。
同じ不安を持ちながら
楽しげな時間をすごしている。
でも不安。
「優しい夜」のなんと不安なことか。
そして僕らはつなぐ。
この不安を。
次週オンエアまで。
ずるい。ひっぱりすぎ。
くそぉ!次週も絶対見るぞ!
| 固定リンク
コメント
はじめまして、TBありがとうございます。
「優しい夜」という第二話のタイトルは良かったですね。原作では「fleeting happiness」(束の間の幸せ)とやや直接的な表現で素っ気無かったのですが。
娯楽映画の非日常性を楽しんでいる時にこそ、背後に大きく横たわる退屈な日常の存在を強く意識させられる、このタイトルからはそれと似たような感触を受けました。
これからユウが街の中でどんな夜を過ごしていくのか楽しみです。
投稿: ryo | 2005/04/11 01:34
ryoさん、はじめまして。
僕は原作知らないのですが
かなりこのドラマ楽しませてもらってます。
ほんとこれから楽しみですね。
監督が変わって絵がどうなるのかも
とても興味があります。
投稿: 松枝 | 2005/04/11 14:10