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2005/01/21

デビルマンのライター候補として(さらに続き)

1ヶ月以上に渡る都合4回のディスカッションがあって
結局、10人の候補全員が落ちた。
突然浮上したのが、ある新進の若き女流漫画家である。
僕ら10人のライターの提出作品がすべて
永井豪デビルマンのアナザーストーリーであったのに比べ
彼女は永井豪デビルマンをそのまま映画にするという案だった。
もっともと言えばもっとも。
僕らはいかに永井豪デビルマンを現代化するか
ということばかりに気をとられていたが
あのままでいいじゃん、ていうかあのままで凄くない?というのが
彼女のスタンスだった。
それは今思うと実に正しい。
誰よりも熱狂的なデビルマンファンを自認してやまない僕が
どうしてそのことに気がつかなかったのだろうと悔やまれるぐらい。

それにもうひとつ
ライターの僕らは、プロット提出が当たり前と思っていたが
彼女はプロットでは自分の書きたい内容が伝わらないと
最初っからシナリオで作品を提出してきた。
これも正しいスタンスだと思う。
僕らはプロデューサーからプロット提出と言われた時点で
もうそのことを前提にしていた。
しかし、プロットを作成する要約能力と
脚本を書く能力は別物だと思う。
そう思いながらもシナリオを書かなかったのは怠惰だからだ。
もし落ちたらシナリオを書いた労力は無駄になると思って
プロットで済ませるものなら済ましてしまおうという怠惰。
だから僕ら10人は彼女に敗れるべくして敗れたのだと思う。

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コメント

この話は非常に興味深いです。
誰しも失敗しようとして作品を作るわけではないということは当たり前で、でも結果そうなってしまう。
では、それはどこに落とし穴があったのか?というケーススタディーとして後学の者に非常に参考になるような気がするのです。

是非続きをお願いいたします。

投稿: うもりも | 2005/01/29 16:29

どうも。
読んでいただきありがとうございます。
反省なくして改善なし的な感じで書かせてもらっています。直接的に誰かを非難することは書きたくないし、所詮、僕から見た世界なので、それが客観的事実かどうかの保証は無いので、一意見として聞いておいてください。ただし、ぺいぺいとは言えども、ほとんど中心部に居た人間の見てきたことなので参考にはなるような気がします。

投稿: 松枝 | 2005/01/30 10:06

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