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2005/01/31

楳図かずお先生の演技

shingogoods
楳図かずお先生原作「わたしは真悟」の舞台公演DVDが完成しました!ぜひ見てください。上野未来っちがとても可愛いし、楳図先生の堂々たる芝居も見られます。

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2005/01/30

デビルマン脚本候補から落ちて

ぼくら若手ライターが全て落とされ、
さる新進美人女性漫画家がライターとなり初稿をあげた。

しかし、その時僕はそれを知らなかった。

というのも当然で
落ちた僕はもうデビルマンの実写化企画とは
なんの接点ももっていないのだから。

数回のミーティングを経て、
なんとなーく
(うぬぼれもふくめてだが
 どう考えても他の人の企画で決まるような気がしなかったので)
これは俺に決まりだな・・・と思っていた僕としては
落選という事実に大ショックで
地の底を這うような暗い時をすごしていた。

日本にいるとデビルマンのことを思い出す。
あの愛してやまない、というか
僕自身がそれをやる為に生まれてきたとさえ思えるような
「デビルマンの実写化」という企画に参加できなかったことが悔やまれる。
というか、単に参加できなかったというよりも
参加できそうだったのに、結果として参加できなかったことが
とても悔やまれ、寝ても冷めても残念で心苦しく
僕は、もう日本には居られないとイタリア行きを決めたのであった。

そして格安航空券も手に入れ金も払い
あと一週間で、苦しみだけの日本からオサラバという時
携帯に電話が入った。

「?」

出てみると、それは
あのデビルマンのプロデューサーからの電話だった。
2002年の12月に入ったばかりの時のことである。

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2005/01/29

「Ray レイ」

レイ・チャールズのレイ

すばらしい映画をまたひとつ見てしまいました。
僕的評価=★★★★★
満点です。

いま僕が映画の脚本を書いていることもあって
このシーンはどうやって書いているんだろうと考えながら見ました。

とても印象的なシーンがいくつかありました。

沢山ある中でひとつ挙げたいのは・・・でもネタばれになるので
詳しくは書きませんが、まぁ、レイは目が見えないですよね。
その失明した少年レイがお母さんにすぐ頼ってしまう。
でも母親はレイを強く育てたかった。
なので転んでも放置します。
そして放置された少年は・・・ついに・・・を知るようになり・・・
息を潜める母親の前で、・・・を発見し手に取ります。
まるで普通の目の見える少年のようにそれをする。
こんなシーン、文字なんかじゃ表現し得ないです。
しかし、この何気ないシーンが滂沱の涙を誘うシーンとなる。
やっぱりこの映像のすごさ、監督のすごさってのがわかる1シーンでした。
それ以外にも、心の震える歌があり、人生がある。
とってもすばらしい映画でした。
レイ・チャールズに興味ある人もない人も
ぜひ、ぜひ、ぜひ見てください。

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2005/01/28

肉を・・・・・・。

tang
ようやく眞鍋かをりさんがblog更新しました。
何人の男たちが、彼女の登場を待ったことであろう。
って関係ないのに、毎日心待ちにしていた自分が・・・。
ちうか締め切り。時間が無い。
よって肉を食いました。牛の舌ですね。写真は。
これが異常にうまい。
くったことなかとですよ。
こんなうまい舌。
荻窪にある「割烹 焼肉 たいが」の作品。
ここの自慢はタンのほかにハラミとレバ刺しがあるそうです。
ていうかマジうまい。じょじょえんよりうまいです。

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2005/01/26

江川達也「東京大学物語」

昔、稲垣吾郎さんがドラマやってたよね。
すごくぴったりで、俳優稲垣吾郎の才能をすごく感じた。

自意識過剰で自滅する東大生の
可愛さとか、そういうのをコミカルに
しかもリアルに演じていた。

ちなみに、
このエリート男の悲しさ可笑しさ可愛さを描く視点というのは
とても「愛」だなぁと思うわけで。

三島由紀夫とか東大生じゃん。
この「愛」の視点で、仮面の告白とか読むと
とてもほほえましい。
母性の視点だね。
それを考えるとこの漫画のラストはとても示唆的だ。

ちなみに、僕の東大生体験をひとつだけ。

それは入社式のときだった。
日本銀行の同期といえば、まぁ半分が東大生で
なかでも法学部の人間が大半を占めていた。
日本でのトップエリートになるはずの人たちである。
僕の席の前にある東大の法学部の奴が座った。
僕と同じ大学の人間は三人しか居らず
しかも経済学部からは僕だけだったので
僕が寂しそうにしていたのだろう。
その前の席に座った東大法学部の男が
話しかけてきた。仲良くしようと言うような感じで。
そのときに彼が言った言葉。
「ぼく東大法学部だけど気にしなくていいから」
・・・・。
うーん、すごいと思った。
でも悪い奴じゃないんだよ。
ふつうにそういう言葉が出ちゃうんだよね。
すごいなぁと思ったわけです。
でももしかしたら三島由紀夫も
そんな感じだったのかもしれないなぁと
思ったりして。
もちろん全部の東大生がそういうわけじゃないよ。

江川達也「東京大学物語」(小学館) 1巻~34巻
江川 達也: 東京大学物語 1巻~34巻
僕的評価=★★★★★
この漫画をヒトコトで言うとメビウスの輪。
下品であったり、エロであったり、
ゲイジュツとはまったく反対側の方向に投げられたボールが
いつしか哲学的なところに返ってくる。
それは「BeFree」のときから見られている
作家江川達也の根本的な性質なのだろうと思う。
僕はそれをとても心地よく思う。
こういうクリエーターがいて日本はまんざらじゃないと安心する。
冗談めかしていても、いちいち真実を射抜いているのだ。

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2005/01/25

三島由紀夫「春の雪」

これ読んだこと無い人。
悪いこと言わないから読んでみて。

三島由紀夫「春の雪」新潮文庫
三島 由紀夫: 春の雪
僕的評価=★★★★★
三島由紀夫最高傑作のうちの1つ。
柔弱な恋に命をささげる美しき少年。
そのまるで春に降る雪のようなハカナサ、
その美しさを、
三島由紀夫の絢爛たる文体で表現した、
一寸のすきも存在しない芸術的小説。

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楳図かずお先生のパワー

shima

舞台「わたしは真悟」の2回目の打ち上げのときに
楳図先生から「しましま」をいただいた。なんと。
しかも冬用!
しかも楳図さんとおそろい!
楳図さんのシマシマを僕が狙っているのを知って
楳図さんはご自分のシマシマを買うときに
僕のシマシマも買ってくれていたのであった!感激!

しかし、いざ来て街を歩くと
この服を着るのにいかにパワーが必要かを実感した。
冬。シックな色合いの服を着た人々が街を行きかう。
そこにシマシマが居ると異常に目立つ。
あーそんな僕を見ないで!とおかしくなりそうだ。
誰も見ちゃ居ないのかもしれないが・・・。
いや、見られてる気がする。
とくに電車で向かいに座ったあなた。
ちらちら見ないでください。

着てみて分かるシマシマの力。
きっとシマシマはシマシマを切れるパワーのある人だけの着物なんだなぁ。
シマシマ力を自分のものにするため
僕は今日もシマシマを来て街を行く。。。

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2005/01/23

Mr.インクレディブル

締め切りで追われているのに、blogります。
現実逃避です。はい。

巷での評価の高い映画です。
「Mr.インクレディブル」

で、僕の評価も高いです。
なにより爽快だし。
ていうかこういうスーパーマンものって
無理があるじゃないですか。
だって本当はいないんだもん。
こんな超能力者を持った人たちって。

愛する人が死んでしまう。
生き返らせるには時間を巻き戻すしかない。
で、地球の周りをぐるぐる逆回転。
しだいに地球も逆回転し
時間が巻き戻り
愛する人が死ぬ前に時間が戻る・・・。

これって映画「スーパーマン」にあった場面だと思いますが
これを信じられる人ってどのぐらいいるのか。
ぼくは見たとき、いや、それって・・・って思った。
笑っちゃったかもしれない。

映画って不便なメディアで
ほんとうにありそうな風に描かなくては
「ああ、なるほど、そうしたかったのね」
とか客になめて見られてしまう。
ときには笑われてしまう。
だから、このウソっこを本当っぽく見せる技術ってのが
むちゃくちゃ発展したんだと思います。

より演劇に近いころ、つまり昔は
なんちゃってが、観客の同情を買って
笑いには転化せずに、ときには感動や驚嘆へと観客を導いた。

普通のお茶の間の人間ドラマは
風俗習俗は多少変われども
そう違わない。

したがって、時代的な技術上のチャレンジなくとも
それなりのものを作ることができる。

ところがスーパーマン物は違うデス。

映画が信用されるかどうか、
まさにクレディブルかどうかの
チャレンジの連続となるわけです。

手がびよーんとゴムのように伸びる美女。
そんな人、いるわけありません。
しかしいたらどうか。
そういったことを、
映画とは関係ない余白の部分まで想像しつくす。
この映画にはその努力の跡が実にくっきりと見られました。

びよーんと伸びるわけだが、どの程度まで伸びるのか?
そんなことはこの映画に関係ないようだけども
おそらく「伸び」には限界がある。そう思わせるシーンがいくつもある。
無茶をして伸ばしたときに、「うっ」と彼女が小さな呻き声を上げる。
伸ばすのにもそれなりに負荷がかかっていると言う小さなシグナルである。
それが彼女の「伸びる肉体」というのに現実性を持たせる。

わかりますかね。
この重要性。

世界はエネルギー不変の法則とかそういうので縛られている。
だから無理するには確実に負荷がかかるわけです。
その負荷をさりげなく見せるというところに
その「無理」の本当っぽさを表現するコツがあるような気がします。

そして
怪力を発揮する主人公が保険屋さんになれば
単に正義感だけが溢れるおっさんに過ぎないと言うことの現実性。
人を救うことが公に禁止されれば
コソコソと人助けをすると言うことの現実性。
それらは逆説的な笑いに転化するけど
リアリズムを追求すればこその笑いだと思う。

髪。
これに今回こだわったようですね、この映画。
これもこのスーパーマン物語
ひいては、「現代における映画」を
如何にクレディブルなものとするかの戦いの物語を象徴する話だと思います。
如何にクレディブルな事象を詰め込んでも
髪が駄目では、駄目なんじゃの精神。

そういう意味で
非常に「映画」という宿命を受け入れて
真正面から戦っている良い映画だと思いました。
だから「Mr.インクレディブル」。
俺たちがちゃんと信用されるに足る映画を作っているかどうか
見てくれというそういう心意気ですな。タイトルは。

単純に爽快で楽しいしね。

ちなみに、こういった
リアリズム追求の方向
すなわち、遠近法主義的な映画作品の進化とはちょっと違うところに
ジブリ的な・・・つーか日本的な映画作品の進化の方向もあるように思う。
ていうか、ジブリも、日本映画界も
やっぱり遠近法はなんらかの正しさ=一般受容性
を持っていると思っているように思われるので
非遠近法と遠近法のハイブリッドになっているように思うわけだけども。

つーか物語に関する遠近法でいうと
Mr.インクレディブルが明らかに遠近法による
人物と事象の配置によって描かれているわけだが
映画「ハウルの動く城」は曖昧な人物と事象の配置によっている。
黒澤清「回路」だってそうだ。
西洋は、悪魔は右で神は左って陣地わけしてしまうが
日本は、悪魔は右だが左でもあるなどと混沌とさせる。

ただ、巨人とアンチ巨人みたいなもんで
非遠近法は遠近法にくらべて
いつもマイナーな位置にとどまらざるをえないのが
なんとも歯がゆいなぁと思ったり
選民意識に優越感を持ったり・・・。

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2005/01/22

石川五右衛門

透夜さん
ぼくもやったとです。
日本歴史占い
実は女の子のように占い好きな僕であったとさ。

で結果は
08main







石川五右衛門
何をするにも独創的で個性的
なんちゅーこと言われて喜んでいる僕は・・・。
まぁ、気分悪くないから、OKってことにしましょうか。

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2005/01/21

デビルマンのライター候補として(さらに続き)

1ヶ月以上に渡る都合4回のディスカッションがあって
結局、10人の候補全員が落ちた。
突然浮上したのが、ある新進の若き女流漫画家である。
僕ら10人のライターの提出作品がすべて
永井豪デビルマンのアナザーストーリーであったのに比べ
彼女は永井豪デビルマンをそのまま映画にするという案だった。
もっともと言えばもっとも。
僕らはいかに永井豪デビルマンを現代化するか
ということばかりに気をとられていたが
あのままでいいじゃん、ていうかあのままで凄くない?というのが
彼女のスタンスだった。
それは今思うと実に正しい。
誰よりも熱狂的なデビルマンファンを自認してやまない僕が
どうしてそのことに気がつかなかったのだろうと悔やまれるぐらい。

それにもうひとつ
ライターの僕らは、プロット提出が当たり前と思っていたが
彼女はプロットでは自分の書きたい内容が伝わらないと
最初っからシナリオで作品を提出してきた。
これも正しいスタンスだと思う。
僕らはプロデューサーからプロット提出と言われた時点で
もうそのことを前提にしていた。
しかし、プロットを作成する要約能力と
脚本を書く能力は別物だと思う。
そう思いながらもシナリオを書かなかったのは怠惰だからだ。
もし落ちたらシナリオを書いた労力は無駄になると思って
プロットで済ませるものなら済ましてしまおうという怠惰。
だから僕ら10人は彼女に敗れるべくして敗れたのだと思う。

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2005/01/19

中島美嘉さん俳句を

僕の妹に似ている中島美嘉さんが俳句を募集している
そこで俳句など読むことの無い僕が、ここぞとばかりにぐりぐりとずりずりと恥ずかしげもなく俳句なるものを読んでみんとてするなり。

 降り積もる きみ待つ雪の あたたかさ

 春遠く けれども君は 桜色

 春は来ぬ! 別れ話は 嘘でした(^-^)\

 厚着して 厚木に行って 熱いキス

 さようなら また来年も 猫の恋

 病床の父と交わす 白魚の杯 

 今日だけは 目をつむりましょう 桜餅

 春の日に 雪の降りける 一周忌

うーん、なんか結構大量生産できる勢い。
おもしろいなぁ、採点者のいない俳句って。
つーか俳句になっているのかな?これ。
短いから意味があるようで無いようであると言うか
結構意味深だなぁ。そこが面白い。

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2005/01/18

那須夫妻と・・・

年明けて、那須夫妻と3人ですしを食べに行った。

僕の師匠である映画監督の那須博之。
それからその妻であり、
北の零年なども書いている偉大な脚本家でもある那須真知子さん。
ぼくは2人のことが大好きである。
なによりも仲がいい。
しかし仲がいいといっても、独立感を失わない関係。
よくあるじゃないですか。
夫婦一体感は一体感なんだけど
妻が夫を尊敬のまなざしで見つめすぎて
外から見ていると、やばいなってのが。
小さな宗教団体っていうか。
でも那須夫妻はそうじゃない。
それぞれクリエーターとして、そして人間としての独立感がありながら
そこに固い信頼関係がある。
「裏切り感」が無いってのがスゴイ。
ぼくもこんな関係を誰かと築けたらな・・・と思う。
恋愛ごっこも大事だけど「裏切り感」が無いってこと、
これはとても重要なんじゃないかと
最近思うテルわけですよ。

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デビルマンのライター候補として(続き)

ライターを10人も集めてディスカッションする。
自分の企画がいかにデビルマンの映画化にふさわしい企画であり
他の人の企画がそうではないということをディスカッションする。
その競争の中から、監督やプロデューサーがアイディアを拾い
また競争の中から、ぼくらの企画が進化していく。
そういうことを狙ったプロジェクトだった。
従来の映画作成手法を離れて
本当に良い映画を模索する、そういった那須博之監督の発案からスタートしている。

ちなみに僕の企画。
「デビルマン・ネクスト(仮)」(最終更新日付が2002年9月4日になっている)の企画書の出だしは次のようなもの。

新時代のデビルマンは、不動明少年がウィルスD(ディー)に罹患することによって誕生する。時は西暦2015年。後天性奇形病を発症するウィルスDが世界を席巻している。ウィルスDに罹患した人間は、肉体を気味悪く変形させ(まるで悪魔のように)、その性格を凶暴凶悪化させる。そして各地でウィルスD罹患者への排撃、隔離が行われた結果、結束したウィルスD感染者たちはテロ組織ガイアを結成し人間たちに戦いを挑むみ、世界はたちまち人間v.s.ガイアの戦いの場と化してしまう。そんな時代の高校生不動明は、文化人類学者を父に持つ内気な少年である。卒業後の進路を考え、自分が何者であり、何者であるべきかを悩む、普遍的な悩める少年である。ただ明の父・不動永(ながき)教授が、研究赴任地のアフリカで、ウィルスDの秘密を解き明かしたことから、明の生活は大きく変化する。アフリカ・デドサンガ共和国のアカルア族とともに暮らす不動永教授は、アカルア族が太古よりウィルスDを意識的に利用していたことを知る。すなわち、ウィルスDにより変体した人間は環境と和合することを可能にすることを突き止める。人間は環境を自らに合わせて変化改造するが、それには限界がある。ウィルスDに罹患した人間は、環境に合わせて自らを変化させることができる。ただし、ウィルスDはうまくしないと、悪活性化し人間を凶暴化原始化させてしまう。不動永教授は、人間対ガイアの戦いを終わらすべく、ウィルスDのコントロール方法(良活性化の方法)について世に公表しようとするが、何者かによって殺害されてしまう。明は、父の持って帰ってきたウィルスDに感染することによって、デビルマンとなる。

永井豪先生の書く悪魔と西洋的な悪魔の違い。
それは西洋的な悪魔がアプリオリに悪魔であるのと違い。
永井先生の悪魔は、ある主体から見ての悪魔なのである。
つまり物が見る角度によって、
いろいろな様相を見せるように
かならずしもAにとっての悪魔がBにとっての悪魔ではない。
西洋的な悪魔がアプリオリに悪魔であるのは
疑いようも無い第一歩。聖書があるからだろう。
永井先生の悪魔=デーモンであってこそ
僕らはデーモンに感情移入しさえできる。
そして物語を語りうる重いテーマ=葛藤が生まれる。
だから僕はどうしても、実際に可能性のある存在として
言ってみれば、
進化の別ルートとして存在する知的生命体として
デーモンを考えてみたかった。

僕は学部は経済学部だったけれども
本当は理系志望で、
とくに進化論なんてものが興味の中心にあった。
だから、デーモン族を悪霊や妖怪という非科学的な存在ではなく
実際いてもおかしくないものとして、
現代の科学レベルに照らし合わせて
定義しなおしたいという気持ちがあった。

そこがおかしい、つまりいきなり悪魔と合体したとかやると
漫画、悪い意味での漫画になっちゃうと思うのだ。
悪魔という言葉に気持ちがひいてしまう人もいると思うのだ。
ああ、非現実的な話ね・・と。
だから、そこは注意深くありそうな感じでスタートしたい。
(これは那須監督の意向でもあった)
そう考えると、
ウィルスとかDNAとか、
まぁありきたりと言えばそうだが
そういうところで
デーモンと言う存在を考えるしかないだろうと言うのが
そのときの僕の考えだった。

そこで、
人間=自分の都合のいいように環境をいじくる存在
デーモン=環境に適応できるように自分をいじくる存在
としたのである。

そして、非適応的進化をしてきた存在が自分をいじくるにはウィルスDというものの作用を利用する必要がある。
しかし、このウィルスDは、まともに作用すると人間をデーモンにできるが、変な風に作用すると、人間を凶暴凶悪な存在に変えてしまう。そして見かけ的には、まともに作用した人間も、変な風に作用した人間も、区別できない。
だから人間は、両者をともに殺そうとする。魔女狩りを始める。というような話を考えてみた。

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2005/01/17

フィニッシュ・・・

公演終了しました。
ご来場の皆様ありがとうございました。
特に今回は雪こそ降りませんでしたが大変寒かった。
そんな天候の中、わざわざ劇場まで足をお運びいただき
ほんとうにありがとうございました。
例のごとく、山谷ありましたが、
総じて、思ったとおりの芝居ができたように思います。
本当にありがとうございました!

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2005/01/16

安田美沙子ちゃんも

昨日の夜は安田美沙子ちゃんも見に来てくれました。トモカくんも。昨日の夜は熱演でした。
上野未来。本番になってまたまたボルテージ上がっています。
谷口大介、高橋正倫、こけました。今日は最後。がんばってくれるでしょう。
まだまだ席ありますので、ぜひ見に来てください。
新宿三丁目シアターブラッツです。

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2005/01/14

新宿シアターブラッツ

baatariに入りました。
一日仕込みで明日本番です。
ひー。でもとってもきれいでした。
延長し調整・・・そしてうちの高橋くんの誕生日会をしました。
上野未来くんが歌を歌ってくれました。
写真は舞台の一部です。全貌がわからないように小さく乗っけときます。
思った以上に美しく、劇団員一同、気に入っています。

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2005/01/13

最終稽古

昨日は最終稽古。
そして夜が明ければ小屋入りである。
芝居のほうはと言えば未完成は未完成だが
小劇場演劇の宿命と言うか
小屋に入らなければ、
実際の音響照明セット衣装での通し稽古もできない。
そういう意味では常に未完成未知数なところでやってきた。
そして今回も同じ。
予算や時間、いろいろなものが足りない中では
結構がんばっていると思う。
とりあえず小屋入り。
さてどうなるか。

hasidaiマックで駄目だしを受ける高橋正倫と谷口大介。



mikuマックで駄目出しをし演出才能の片鱗??を見せる上野未来。

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2005/01/11

楳図先生の公式HPで

紹介されています!
14日からやるダンスダンスベイビーダンス

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透夜さんの妊婦ヌード

うちの過激チラシ
そのモデルをしてくれているのが透夜さん
ダンス・ダンス・ベイビーダンス
作品は妊婦の話だから
妊婦ヌード。
あれ合成とかじゃないですよ。
まじに透夜さん妊婦だったのです。
しかし、こんなに美しく凛々しい妊婦がいるでしょうか!
うちの根岸絵美、上野未来くんが、
透夜さんのかっこよさにどれぐらい迫れているか。
そこ、大きな課題だったりします。

根岸絵美はもともとかっこいいオンナの要素がある。
落ち着いているし、割り切っている。しかも手を抜かない。ついでに美しい。低めの声もいい。
そんなところが彼女を23歳には見せない。
というかそもそも「ダンス・ダンス・ベイビーダンス」という作品は
彼女が居たからこその作品でもある。
だからほとんど彼女はすばらしい。
しかし、そうは言っても彼女がゴールに立っていると言うわけじゃない。
まだまだ攻めなきゃいけないコーナーがたくさんある。
それを攻めきったときに、どんな景色を見ることができるか。見せられるか。
それが今回の彼女のいい女選手権での課題。

そして上野未来。元来彼女はかっこいいオンナと言うよりも可愛い女の子である。
19歳になったばかりだし無邪気だ。はしゃぎたい年頃だし計算が無い。
そんなアイドルでプレーンな彼女はかっこいいオンナになるには早すぎる・・・。
ような気もするが、しかし、ここ数日、彼女は違う。
チャレンジャーだし、タフだ。
無理だと途中で投げない。壁を突き抜けつつある。
タフであること。
これはイイ女の条件のような気がする。
彼女は、可愛い19歳の自分を維持しながら、
あるかもしれないイイ女像を求めてもがいている。
そしてそれは無駄じゃない。何かが完成しつつある。
問題は残り少ない時間だ。あとは祈るしかない。
彼女がひとつの回答に到達することを。

などとイイ女選手権の様相を呈しているわけですが
そもそもそんなことになったのは・・・
それは透夜さん。
彼女のかっちょいい妊婦ヌードにインスパイアされたから。
それは確かなのである。

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デビルマンのライター候補として

デビルマン。
漫画を読んだのはたぶん小学校。
とんでもない衝撃を受けた。
エキセリントリックな子供で、自分で自分の胸をナイフで切って、
1人サバト。悪魔に合体してくれぇぇと祈ったりしていた。
自分の事ながらとても怖い奴だった。
2003年、東映のプロデューサーが
デビルマンの実写化を企画しているのを知る。
そしてライターを募集していた。
もちろん即座に応募。
そして、そんなこんなで、
東映の応接室に呼ばれたライターは10名。
他のみんなはそれなりに実績があるような人たちばかりであった。
何よりプロデューサーとみんな面識があった。
僕だけが初めて。
どきどきしながら待っていると
現れたのは那須博之監督。
ビーバップハイスクールの監督として名前だけは知っていた。
僕ら10名のライターは監督とプロデューサーたちの前で
ディスカッションを繰り広げることに。
まず、1人づつ、自分の企画についてプレゼン。
どういうコンセプトでデビルマンを実写化するのかのアイディアを披露。
僕以外のみんなはプロだから落としどころを探りつつの企画だった。
永井豪作品という切り口で企画を立てる者。
たとえば、バイオレンスジャックやキューティーハニーなどが総出演する物とか。
東映という切り口で企画を立てる者。
仮面ライダー555のように、複数のデビルマンが登場し覇権を争うというようなものとか。
僕は芝居は何本も書いていたけど
映画なんてあれだから、落としどころを考えなきゃいけないなんて分からない。
ただデビルマンがとんでもなく好きで
そのデビルマンが今うそっぽくなく実写化できるとしたらどんなだろうという観点からだけ考え企画した。

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2005/01/10

上野未来の稽古場日誌!

本番まであと3日しかありませんっ!
だ、大丈夫か・・・
というわけで、
上野未来くん稽古場日誌を書いてくれています。

PS☆今日の写真は小道具チェックをしている、ミッヒー(ミヒロ)と未来です☆彡
未来くんのお宝?写真もついています。
覗いてやってください。

 →稽古場日誌。

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2005/01/08

肩書き

映画デビルマンへの参加。
僕のポジションは、名刺的には「監督助手」、
東映からいただく給与明細的には「プロデューサー補」、
映画ラストのキャストスタッフロールや
映画のパンフレット的には「出演者」・・・
なんてことになっている。
名前はどうあれ、参加できることがうれしかった。

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上野未来くんTV出演のため

昨日の稽古は
上野未来くん
TBS「お父さんのためのショウビズ講座」にアシスタント出演のため
上野未来抜きでの猛特訓。
しかし、上野未来くん、番組で、今回公演の宣伝をしてきた模様。えらいっ。
来週14日の同番組でも上野未来くんが出演し芝居を宣伝してくれるらしい。
って初日じゃん。その日。
それはそうと稽古の話。
照明さん音響さんスタッフを前にして
初めての通しをする。
不安いっぱいだったが・・・
さほどミスもなく面白く見ることができた。おおっ。
もちろん、まだまだつめるところ修正点たくさんあるが
こっからの着地が無理ではないなというところまでは来ているようだった。
小道具や舞台美術、衣装のイメージも固まり
これから本番に向けて、クオリティを高める。
とってもがんばる気になった稽古だった。

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2005/01/07

映画監督那須博之のこと

僕の師匠は那須博之である。
いまや悪名高き、あの東映デビルマンの監督と言えば、たくさんの人が分かるだろう。
デビルマンという映画は、僕と師匠の出会いのきっかけでもあるし、
メンバーが数人しかいない企画開発段階からかかわった映画でもあるし
また、原作の永井豪デビルマンと言う作品が、
僕の肉体の中心で真実を叫ぶと言うとてつもない思い入れのある作品であったこともあるし、
さらに、映画としては僕がはじめて製作にかかわった映画でもあるし・・・
とても何かを割り切って冷静に口に出せるような映画ではない。
しかし、今もっても思い出せるのは、
デビルマンの実写化にかかわることができると決まった時の興奮と喜び、
初めて映画の作り手側にたったときの戸惑いと
寝る時間を削っても、またヘトヘトに疲れても楽しくて仕方の無かった毎日、
那須さんと誰より深く接する機会を持った僕は
那須さんの言葉とイメージ、人柄に魅了され、
映画デビルマンがどんなにすばらしい映画になるかを夢想し・・・
しかし、考えられないほど毎日のように起こるゴタゴタ
脚本や製作体制をめぐる・・・そのなかで結局自分もバラされてしまい・・・・・・
できあがりについては、正直、原作の熱烈なファンとして、とても不満がある。
そしてその責任は、まず師匠の那須さんにある、形式として、それは紛れも無い。
だが、僕は、天皇の戦争責任について思いを致す。
元首であるからには、責任はあろう。形式として。
しかし、間近で見ており、もっとも元首に近い位置に居た人間として
すべてを形式論だけで語るのは逃げだろうし、なにか真実でない、そういう感じがぬぐえないのだ。
だから、保身の気持ちの許す枠内で、ぼくの見たことを話そうと思う。
師匠の那須とこれからも仕事を続けていく人間として
そして映画や芝居というエンターテイメントを生業として生きていこうとする人間として
このことにまともに向き合わなくてはならない、とそう思うからだ。

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2005/01/03

「わたしは真悟」再演!?

今回のお芝居
ダンス・ダンス・ベイビーダンス
これって去年の4月末にやった芝居の再演なんです。
そしていま練習していて思うのは再演の面白さ。
1回やってるから、放っておいても、ある程度のところに行くのは分かっている。
しかし再演。チャレンジしなきゃいけません。
で、発想を切り替えたり、最初のアイディアの確かさを確認したり・・・
人が違うだけでもアレだし
場所が違うだけでもずいぶんと違う。
そして前回できそうでできなかったことをやる。
たぶん、かなりおもろいものができそうです。
もちろん、これからまだまだ煮詰めなきゃいけません。
再演、再演、再演・・・
あ、再演要望が非常に多いんですよ。
わたしは真悟
楳図かずお先生も非常に前向きですし。
つぎはもうちょっと大きいところでやりたいって言ってました。
そして今度は全部出たいって!
なので皆様「わたしは真悟」再演。無くは無いですよぉぉ。
みんなでがんがん盛り上げていきましょう。
年末には再演できたらいいなぁ。

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2005/01/02

なんとビッグなお年玉!

あけましておめでとうございます。
現在、正月2日目、そして公演2週間前。
やばい、大変!
がんばります。
で、このブログ見てくれた人を
アイドル女優上野未来さんと我が劇団の妖星根岸絵美が主演の
アロッタファジャイナ第5回公演「ダンス・ダンス・ベイビーダンス」にご招待しようかなと思うわけです。
僕からのお年玉。
ご希望の方は、yoshi@enmel.comまでメールください。

どんなお芝居なのかについては、
詳細にはHPを見てもらうこととして、
簡単に言うと、
子供を産むと自分が死んでしまうと分かった女性が
自分の死を賭しても愛する人の子供を産もうとする
ってなかんじの話になるとです。おそらく。それだけじゃないんですが。

そして、とにもかくにも、その主人公を上野未来さんが演じるです。
映画ウォーターボーイズで眞鍋かをりさんと共演した頃から
どれぐらい演技が上達しているのか。その辺も興味があったりなかったりするです。
前回、楳図かずお先生原作「わたしは真悟」見に来てくださった方にとっては、
あの12歳の純真無垢な少女を演じきった彼女が、
いかに大人ぁなオンナを演じるのか・・・そこもお楽しみポイントだったりするんじゃないかと思います。

まぁなにはともあれ、あと二週間後には。おそるべきことに幕が開きます。
んなわけで、ぜひこの機会に見に来てください!
場所は新宿だったりするのです。

P.S. 僕の書いている映画のシナリオですが、直しが強烈に入りました。
現在、7日の提出目指して改定稿を書いていこう、とするところです。なんちって初ダジャレ。
大変です。ひー。

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